コロナショックは俯瞰で

田中和紀

2020.04.25.(土)

相場の乱高下への対応

コロナショックで相場は乱高下しています。為替ではクロス円が下落、ドル/円は下落後上昇に転じており乱高下といって良いでしょう。FXの投資家が、このような相場時に行うべき3つの事をお伝えします。

予想しない

多くの投資家や評論家は、今回のような急変時に相場予想を行います。上昇するか下落するのかを、ファンダメンタルズやテクニカル分析を使って考えます。ただ私は興味程度で予想したとしても、それをトレードに活かそうとも思いません。なぜなら自分の予想などは、活かすどころか足かせになりやすいからです。今回のドル/円暴落時も相場観で売り(ショート)を考えました。しかし勘の部分が大きく、自分を納得させる根拠がなかった為、留まりました。結局その後も下落は続き、一番シュートを入れたいと思った日が101円台で最安値をつけた日だったのです。留まりはしましたが、これだけ相場に携わった私が最安値でシュートを入れようとしたのです。

このように非日常な状況では、心理状態がまともではなく、自分の予想は単なる勘や偏った見方になりがちなのです。冷静な判断や予想ができていないのです。最近の投資家の間では目先下落するかもしれないが、中長期的には上昇するという予想が多いように思います。この予想も時期があいまいで、下落するかもしれないし、上昇するかもしれないと言っているようなもので、トレードには活かせません。ちなみにリーマンショック後のドル/円は、最安値付近でレンジが続き、下落はあっても上昇はないと思われた時期に上昇しました。予想は当てにならない事を強調しておきます。

資金管理

資金管理は重要です。私の長期投資法は、下落して含み損を抱えても損切りはせず耐えるのみです。万一資金不足となれば強制決済されてしまうので、資金は補充しておきましょう。長期投資はこのように大きく下げることがあるので、低レバレッジ(1倍から2倍)を推奨しているのです。低レバレッジなので大怪我はしていないはずですが、不安や恐怖で決済したくなることはあります。私はメンタルを正常に保つため、円高時には以下のように考え、開き直っています。①為替はゼロになる可能性は限りなく低い。②耐えている間はスワップ金利が付く。③円の価値は上昇しているので、今は円を稼ぎ種銭を蓄えチャンスを待つ。

ルール通り

こういう時期はみんな相場に注目しています。トレードで大きく損をしたり、相場の動向を探ったりで大忙しでしょう。ただ私が伝えているトレードは、相場が荒れようがどうなろうがやる事は決まっています。長期投資は耐え、短期投資は入口と出口を決めトレードするだけです。短期投資のエントリーとイグジットは荒れているから設定しやすいわけでもありません。検証して自信があるトレードだけ行うのみです。相場が荒れていてもやる事は変わらない。これが正解です。相場に翻弄されトレードしていてはメンタルがまだまだなのです。

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田中和紀

ファイナンシャルアカデミー認定講師。「FX・外貨投資スクール」で教壇に立つ。福岡大学卒業後、証券会社入社。金融ビッグバン当時、業界初のFX事業の立ち上げに関わる。投資実績としては、ドル/円、豪ドル/円のロングポジションの長期投資。年率にして平均15%で10年以上運用した。その他様々な金融商品を取引中。オプションSQに合わせて、オプションの短期売買を実施しています。2006年よりKAZUKI FP事務所代表。証券会社、情報ベンダーなどで講演・執筆を中心に活動。
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