桐谷流、楽しくなる株主優待生活〜お金の教養フェスティバル2020より〜

マネラボ編集部

2020.03.31.(火)

2020年1月19日(日)、東京国際フォーラムにて日本最大級のマネーイベント『お金の教養フェスティバル2020』(主催:ファイナンシャルアカデミー)が開催されました。

桐谷広人さんは、升田幸三実力制第四代名人門下に所属し、将棋棋士として活躍後2007年に引退。近年は、バラエティ番組「月曜から夜ふかし」でのテレビ企画をきっかけに、株主優待を使いこなす、個人株式投資家として有名になり、マスメディアに頻繁に登場、多くの方に、株主優待生活の魅力を伝えています。
株式優待生活について、ユーモアを交えて会場を笑いに包むその独特の語り口で、エピソードを交えて語りました。

利回りが一番よいのは優待株の分散投資という結論

私は、株式投資を始めて36年になるんですけども、リーマンショックで大損しまして、結果的に株主優待株を最小単位ずつ、分散していろいろ持っているのが堅実で利回りが一番いいと思っております。

株式投資の場合は、何かの銘柄を集中的に買っておりますと上がった場合は大儲けなんですけども、もし業績が悪くなったり、何かあって下がったり、紙切れになってしまうとね、非常に大損をしますから。
ですから分散している方がリスクが少なくていいというのが一般的に言われています。
優待はちょっと持っていても、たくさん持っていても優待が同じですので、少額投資ほど利回りが高いんですよね。
そういう意味で優待株を100株持っていても1,000株持っていても同じクオカードしか来ないから100株に止めて残りのお金を別の株に回そうという、そういう投資がいいと思いますね。

どれぐらいお金があると優待株投資ができるかといいますと、だいたい5万円くらいあれば一つか二つ買えますね。5万円以内で買える優待株というのが100社あまりありますので、まず5万円ぐらい、一つ買ってみるのがいいんじゃないかと思います。分散投資は20万円ぐらいあれば4、5銘柄ぐらい優待株が買えますので分散投資ができます。そうするとどこが業績が悪くなって株が下がったり、優待やめたりしても、倍になったりする株もありますので、バランスが取れてそんなに大損はしないと思うんですね。

現在は証券会社の手数料も非常に安くなっております。ネット証券というのがどんどん値下げしまして私がやっている証券会社の中で松井証券とSBI証券が1日50万円まで手数料0円にしました。
ですから余っているお金があったら優待株を買ってみるというのがお金の有効な使い方ではないかと思います。

どんな優待株がいい? 配当と優待を合わせた合計利回りでみる

またどういう優待株がいいかと言いますと、私は配当と優待合わせて合計利回りが4%、例えば1,000円の株だと100株単位なので10万円かかるわけでですね。それで配当が2,000円あって優待が2,000円(優待券やクオカード、図書カード)
そうすると10万円に対して2,000円の配当と2,000円の優待品が来るから利回り4%、4%以上あると合格、そういう目安で選んでます。現在は約3,700社ほど上場株と言いまして証券会社に注文すればいつでも売買できる株があります。その4割くらいの1,500数社が優待のある株です。

その1,500社のうち配当と優待合わせて4%以上あるのというのが700社か800社ぐらいあるので、そういう配当と優待あわせて合計利回りが4%以上の株ならだいたい、今買ってもいいんじゃないかと思います。優待は最小単位持っている方が利回りが高い、これが1つの利点と言いましたけどもう1つ大きな特徴、長期保有優遇制度っていうのがありまして長く持っているといただける優待がグレードアップし、金額的にも大きくなるという、そういう優待が500社ぐらいあるんですね。5年以上持っていると5倍になるっていうのもありますし、1年以上持っていると最初の年の4倍もらえるなど、長く持ってると優待がよくなるというのがたくさんありますからインターネットで調べてみるといいと思います。

優待投資は農業

優待投資は農業だと思いますね。農業は種をまいて、育って収穫を得るまでに結構時間がかかるんですね。優待株投資もそうなんですね。まず優待株を買うと1年に1回か2回、権利日というものがありまして、その日に持っていますと優待がもらえるんです。大体2、3ヶ月ぐらいして優待品や優待券が届くのが多いんですね。農業は、やり方さえ覚えれば誰でもできるんですね、そういう意味では農業に似ていると思います。誰でもどの株にどの優待がついていて、どれぐらいの予算が必要かっていうのはもう分かります。それで自分の好きな優待株を買えばいいんです。

優待株を買って日本経済も人生も豊かにしましょう

株を長く保有すれば優待のグレードアップしますし、いいこと尽くめのように見えますけど、たった一つ欠点があるんですね。それは優待券には期限があるのが多いということなんです。だいたい1年の期限が多いですね。期限があるから走り回っているわけですけども期限がないといつまでも財布から出ていかない。だから期限があるから背中を押してくれる、そういう意味でいい面もあるんですね。現金もいつまで使えるから、お金持ちの人が質素な暮らしをしながら、結局大金を残したまま死んでしまうということがありますので。
期限があったら使いに行かなきゃいけないので日本経済が回るってこということになります。

老人の方はですね、結構株をやらないで預貯金やタンス預金を何千万もしている人が多いんですけど、優待株を買うと日本経済のためにもなるし、自分自身も優待株を使うために外に出ていかなきゃいけなし、それで健康になるというそういう効果もありますんでね。それで楽しく人生を暮らしていただけりゃいいかと思うんですね。

若い方はまず5万円ぐらい使わないお金があったら1つ優待株を買ってみる。5万円で買える優待株は百数十社ありますから。優待はそんなに縮小したりしないんで配当狙いよりも優待狙いの方がいいんじゃないかと思います。例えば「優待の1,000円のクオカードを貰ってコンビニで買い物して1,000円節約する」そういうところから徐々に優待を増やしていくといいですね。私ぐらいの年になりましたら年金をあてにしなくても、十分優待で生活できますからね。ぜひ、若い人は株は怖いと思わず、とりあえず優待株を買ってみる、それが大事だと思います。

どこで買えばいいかというと、インターネットで「優待株」とか検索したらですね、優待をやっているブログを書いている人がいっぱいいます。そういう人の日記を見つけて誰がどこで何を食べてね、いい優待で美味しかったととか、見つけるのもいいし、本屋に行けば優待に関する本がたくさん載ってるのでちょっと立ち読みすればいいですね。図書館に行って銘柄を見つけてもいいですね。

皆さんも余っているお金がありましたら、優待株を買って、人生を楽しんでいただきたいと思います。

株主優待の仕組みを学び、1年で資産を2倍にする道すじが見えるようになる

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