大暴落の今だからこそ見直したい積立投資の3つのメリットとは?

本城司

2020.03.25.(水)

専門家でも予想できなかった今回の株価大暴落。リーマンショック以降、暴落と言えるほどの下落もなかったので、ここ10年のうちに投資を始めた方は、どうして良いのか分からずパニックになっている方も多いのではないでしょうか? せっかくコツコツ投資してきたのに暴落に耐え切れずに下値で手放す。そうならないように持ちこたえる投資手法が積立投資なのです。このコラムでは、暴落時にも精神的にも耐えることができる積立投資の3つのメリットについて解説していきます。

※本コラムは、「全世界株式」「全米株式」「8資産均等バランス」インデックスファンド等、過去の実績から長期的に右肩上がりになる可能性が高いと考えられる投資信託を前提に記載しています。

保有銘柄の下落はツライが、安値で買い増しでき、購入単価を下げられる安心感がある

まず、最初のメリットは安値で買い増すことができることです。保有銘柄の価格が日々下がっていくのは気持ちの良いものではありませんが、今後も追加して投資できるので精神的に余裕を持って過ごすことができます。なぜなら購入単価を下げることができ、株価が上昇したときに利益幅を伸ばすことができるからです。「しばらく相場が低迷していてくれ。。。」とまで思うことができればビギソツ(初心者を卒業した方)のステージに到達できているのかもしれません。一括して投資をして追加投資できないと、こういう心理状態にはなれませんものね。

利益を一番取れるのは、コツコツ積立している期間は相場が低迷し、追加投資が終わったら相場が上昇して保有銘柄の価格も上がっていく場合です。まあこれは理想的な話ですが、、要は相場の上下に関わらず淡々と積立できる仕組みを作ることが大切なのです。保有銘柄が下落しても安く追加投資できるという事実でマインドが保たれる。これが第一のメリットです。

定期的に定額購入するよう設定しているので、感情に左右されずに投資が続けられる

2つ目のメリットは、あらかじめ購入時期と購入金額を設定しているので、価格に振り回されずに投資が続けられることです。

人は感情の生き物なので、こと投資においても、「高くなったら、もっと上がると思って買いたくなる」「安くなるともっと安くなるのではと恐れて売りたくなる」という心理状態に置かれます。普段の買い物なら、「安くなったら嬉しい。高くなるとガッカリ。」となるのですから不思議なものです。

積立投資では、こういう人間の感情バイアスを排除してくれて、意識することなく、一定の日に一定の金額を価格の高低に関係なく買い増してくれます。投資運用会社のフィデリティの調査によると、投資のパフォーマンスが良かった人は、「亡くなった方」か「投資をしていることを忘れている方」だそうです。相通じるところがありますね。

ドルコスト平均法の恩恵で、安値で多くの量を購入でき、パフォーマンスを上げられる

3つ目のメリットは、一定の金額を購入することになるので、「高値では少なく、安値では多く購入することができる」ことです。

簡単に説明すると、例えば仮に毎月2万円投資をすると、1か月目に価格が2万円とすると1口。2か月目価格が1万円に下がると2口購入できることになります。つまり株価が下がった方がたくさん購入できるので、株価が戻った際には利益が出やすくなるのです。上記の例でいうと、株価が2万円に戻ると、4万円で3口購入できているので、6万円-4万円で2万円の利益が生み出されます。

ちなみに、コツコツ定額を積み立て安値では購入数を多くでき、購入単価を下げられることを「ドルコスト平均法」と呼びます。このあたりは過去のコラムでも紹介しています。

【関連する記事はこちら】
初心者が景気減速時こそ投資を始めるべき3つの理由とは?

以上、大暴落にこそ見直したい積立投資の3つのメリットについて解説してきました。現在のような暴落相場はツライものです。追加投資できない状態では、黙って下がるのを眺めているか、耐え切れなくなって保有銘柄を手放してしまうのが世の常です。

繰り返しになりますが、このような状況でも淡々と市場の価格を気にせずに無意識に投資できている環境を作り出せるのが積立投資の本質です。投資は一攫千金を狙うものではありません。どんな状態にあっても最後には想定している利益が出る状態を作り出すことです。暴落の今だからこそ、積立投資のメリットを是非理解していただきたいと思います。

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本城司

50代のサラリーマン。2級ファイナンシャル・プランニング技能士。若い頃から資産運用に関心があり、株、投資信託、ETF、REIT、FX、先物など、酸いも甘いも経験済。「金融機関が勧める商品は、オススメではない!」という問題意識の下、多くのマネーセミナーに参加し、”無料マネーセミナーおすすめ3選”として情報発信中。

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