相場の激動を“経験”で乗り越えてきた!元プライベートバンカー・渋谷さんの投資スタイル【お金最強軍団シリーズ】

マネラボ編集部

2020.03.20.(金)

資産運用において自身スタイルを確立し、投資を成功させている人の人物像に迫る【お金最強軍団シリーズ】。

第三弾は、投資について学べる学校・ファイナンシャルアカデミーの取締役でもあり、講座でも教壇に立つ渋谷さん。初心者向けの「投資信託スクール」から中上級者向けの「ファンダメンタルズ分析ゼミ」など、幅広い講座を担当する人気講師です。

渋谷さんは、海外の銀行にて富裕層の資産運用業務に10年以上従事した元・プライベートバンカー。自身の経験に裏打ちされた高い分析・判断力を持ち、現在の「コロナショック」によって苦しむ投資家たちに向けて開催した緊急WEBセミナー『株価が暴落したときにやるべきこと』は、2,000人以上の申込みが殺到。SNSでも反響を呼びました。

投資とは、まさに人生の相棒。そんな渋谷さんの投資ルールと、ヒストリーに迫ります。

投資において「準備の時間」は絶対

マネラボ編集部: 渋谷さんは普段、どのように投資活動をおこなっているのでしょうか?

渋谷さん: 投資は本業みたいなものですが、もちろんファイナンシャルアカデミーの仕事も本業ですから、100%の時間を割くことはできません。いかに投資に対して時間を確保するかは、いつも気をつかっています。

実際の投資にあてる時間は、だいたい朝の8時から9時30分くらいの時間です。ただそれ以上に、経済見通しや相場動向を考える「準備の時間」をつくることを大切にしてます。準備に使う時間は基本的に朝6時〜8時、夜22時〜24時です。

ベストは毎日同じ時間に行うことですが、夜の会食でしたり早朝から予定が入ることもありますので、毎日同じ時間を確保するのは難しいんですよね。そこで、前もって準備の時間をカレンダーに登録して、ここで必ず最優先で準備時間をつくるようにしています。

あと…歩きなが考え事をするとアイデアが浮かぶ変な体質なので(笑)歩く時間を定期的に確保するようにしてます。

マネラボ編集部: 投資の準備において、特に重視している指標はなんでしょうか?

渋谷さん: 米国の金利動向です。大げさに言えば、金利の動きだけでもなんとなく経済の状態は推測できると思います。それに加えて、為替、金、原油価格、株価の動きもチェックして、その中からいつもと違う動きがないか注意を払います。

また、各中銀の金融政策、財政政策も重宝しています。変更の頻度は少ないですが、これらは全て兆候のヒントになるので、とても大切だと思いますね。

マネラボ編集部: 個別企業の分析については、いかがでしょうか?

渋谷さん: 個別企業では、成長率とその持続性、業績見通しの信頼性、企業の独自力などを重視します。あと、あまり大きな声では言えませんが…何人かのコメンテーターの見通しや予想をリバースインディケーター(逆張り指標)として、参考にさせていただいています。

マネラボ編集部: リバースインディケーター…気になります(笑)

渋谷さん: や〜。ここは秘密!(笑)

若くしてリーマンショックとITバブル崩壊を経験

マネラボ編集部: 様々な相場を経験してきたかと思いますが。特に思い入れのあるエピソードはありますでしょうか?

渋谷さん: 金融出身者としては、やはりリーマンショックとITバブル崩壊。絶対に忘れられない出来事です。特にリーマンショックは、まさに「ホワイトアウト」でしたね。自分が若かったのもありますが、目の前が本当に真っ白になったのを覚えています。

これが6ヶ月間も続いて、いつまでたっても出口が見えないし、あまりにも日々の変化がすごすぎて記憶も断片的。ひたすら「明けない夜はない」と自分に言い聞かせて過ごしていました。この時の経験は、まちがいなく、今の私の糧になっていると思います。

おかげで投資に絶対必要なことが「経験」と「資金管理」だと、身を持って学びましたし、これは今でも一番大切にしている投資原則です。

ちなみにリーマンショック以上にすごかった「ブラックマンデー」。これを経験した投資家から話を聞くのが、大好きなんですよね(笑)

憧れて買ったスターバックスの株。投資のワクワクを教えてくれた

マネラボ編集部: 一緒にお仕事をしているスタッフの方々によれば、渋谷さんといえばスターバックス!だそうで…。

渋谷さん: スターバックスが大好きで、というか、昔はスターバックスでコーヒーを買って歩いている人があまりにもカッコよくて見えて……憧れが日々増していき、コーヒーを買うだけでは満足できなくなり、ついにはスターバックス株を買いたい!と。一生懸命に調べて購入したのは良い思い出です。

すでに米国のIT株への投資経験があったので、米国株にはすんなりと入り込めたんですよね。どの州に店が何店舗あり、出店余地がどの程度あるのか、世界進出の余地はどの程度あるのか、新規店舗と既存店舗の売上高成長率はどうか、出店コスト、FLR率、競合比較、ノベルティーの販売力など…。こうした分析はウォーレンバフェットの手法なんですが、それに憧れ、見様見真似でやっていました。眠い目をこすりながらも、ワクワクしながら調べていた思い出があります。

実際に投資をしたのは1999年で、ご存知の通りその後の成長は凄まじく、「自分はスターバックスの育ての親ではないか?」と大いに勘違いしています(笑)

マネラボ編集部: 好きな企業に投資するワクワク、醍醐味ですよね!渋谷さん、本日はありがとうございました。

渋谷さんと楽しく投資を学ぶ!『ファンダメンタルズ分析ゼミ』(WEB受講)はこちら

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