日本初の「わりかん保険」はお得か? 「透明性」への期待も

はるちゃん

2020.02.21.(金)

こんにちは。ファイナンシャルプランナーの資格を持つ新聞記者、はるちゃんです。

民間の医療保険で日本初と銘打った商品が発売されました。その名は「わりかん保険」。加入者ががんと診断された場合、一律80万円の保険金が支払われ、その他の加入者が保険金と手数料を割り勘にします。例えば1万人が契約し、2人ががんと診断された場合、9,998人が翌月に支払う保険料は229円。契約者数やがん発症者数にも左右されますが、従来の医療保険より保険料が安くなる可能性があり、商品の「透明性」も高くなることが期待されています。

日本は、公的な社会保障制度が充実しています。医療費が高額になった場合、患者の負担を軽減する「高額療養費制度」や、業務外の病気やけがで休業せざるを得なくなった場合に支給される「傷病手当金」もあります。

手数料は保険料の25~35% 保険料は年代別に上限設定

このため、民間の医療保険に入るか否かは、議論のあるところだとは思いますが、せっかく入るのならば、保険料は安く、保障の充実したところ(つまりはお得なところ)を選びたい。それが人情というものです。ところが、従来の保険は仕組みが複雑で、肝心の「費用対効果」がよく分かりませんでした。

「justInCase(ジャストインケース)」=東京都千代田区=が発売した「わりかん保険」の仕組みは単純です。この保険は「ピア・ツー・ピア(P2P)保険」と言われ、原則として、契約者が同額を支払います。保険金の支払いがなければ、保険料はゼロとなり、保険金の支払いが増えれば(がん発症者数が増えれば)負担も増えていくわけです。気になる手数料は、保険料の25~35%となっています。

また、保険料が高くなりすぎないよう、20~39歳500円、40~54歳990円、55~74歳3,190円の上限ももうけています。新聞各紙によると、P2P保険は2018年10月、中国のアリババグループが発売し、契約者が1億人を突破したといいます。また、欧米でも同様のサービスを手がける新興企業があるそうです。

シンプルな仕組みで簡単に「費用対効果」算出可能

この保険の良いところは、何と言ってもシンプルな仕組みになっていることです。仮に55歳で入り、保険料上限の3,190円を20年間払い続けると76万5,600円。この間、不幸にもがんと診断されたら、80万円の保険金が支払われます。実際には保険料は毎月変動しますが、それを控えておけば、「費用対効果」の計算は簡単にできます。

国の規制緩和制度「サンドボックス制度」を使用しており、1年間は実証実験として位置づけられています。同社は「十分な加入者を集めて仕組みが問題ないと検証され、実証実験が成功裏に終了した場合は、ご契約期間満了後も引き続き更新いただけます」とホームページで説明しています。もし医療保険の加入を考えている方がいるならば、選択肢の一つにしてもいいかもしれません。

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はるちゃん

ファイナンシャルプランナー(AFP)の資格を持つ新聞記者。暮らしや投資のほか、教育やデジタル関係にも精通している。

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