FXでスランプに陥った時の対処法

FXトレードを続けていると、ある日、うまくいかなくなることがあります。いわゆる、誰にでも起こりうる「スランプ」状態に陥ることがあります。
スポーツ選手がスランプになると、今まで出来ていたことが出来なくなったり、今までと同じようにしているはずなのに、なぜか試合で勝てないと悩むことも。
FXの場合、スランプ状態の時は、余計なトレードをしたり、枚数を上げてトレードしたりして、予想以上に資金を失ってしまうこともあります。取り返しのつかなくなる前に、なんとかスランプから脱出したいものです。
トレードをお休みする
トレードで負けが続き、資金の約20%を失ってしまったら、一旦、トレードをお休みしましょう。自分自身が、かなり落ち込んでいたり、普通と違う気分だと感じたら、チャートは閉じて、自分の気持ちが平常心になるまで待ちましょう。
でも、どうしてもトレードと離れたくないなら、あまり真剣にならない程度に、You TubeのFX動画を見たり、ブログや本を読んでみるといいと思います。
そして、何かピンときたり、気づきがあったら、ノートに書き留めておいてください。こういう時に、すぐにトレードしたくなったら要注意!まだ冷静になってない証拠です(経験者です)。
「相場はなくならないし、チャンスはいつでもあるから、トレードしなくてもいいわ」というぐらいの気分になったら、トレードを再開しても大丈夫な精神状態に戻っていると言えるでしょう。
インジケーターを全部消してみる
トレードがうまく行かなくなった時は、自分では気づかずに、トレード判断が微妙にずれていることがあります。チャート分析をしていると、いつの間にかチャートがラインやインジケーターだらけになっていることがあります。
私も「押し目買いの時にこのインジケーターを使おう」と思って、インジケーターを追加したのに、いつの間にか、「押し目買い」以外の時にも使っていて、トレード判断が狂ってしまったことがあります。
うまく行かない時は、一旦、基本に戻ってみるのもいいですね。一度、全てのラインやインジケーターをチャートから消して、ローソク足だけをチャートに表示してみると、それがよくわかると思います。
実は、ローソク足だけでも、かなりの情報がわかるのですが、様々なインジケーターがチャートに表示されていると、すべての情報を読み取れなくなることがあります。
そして、ローソク足だけになったチャートに、今まで使っていたインジケーターをひとつひとつ足していきます。インジケーターを足すときに、何の判断に使っていたのかを思い出し、それが曖昧なものなら、使うのをやめてもいいと思います。
複数のインジケーターをトレード判断に使っているならば、判断の優先順位がいつの間にか変わってるかもしれないので、見直してみるといいでしょう。その際に、インジケーターの使い方や意味を復習し、インジケーターをきちんと理解し、正しくインジケーターを使っているかを確認するといいですね。
更に、今までのトレード履歴と日誌を振り返り、何がうまく行っていないのか原因を探ってみましょう。振り返ってみると、トレードはうまく行ってるのに、取引枚数が多くなり、損切りの損失額が大きくなっていたり、あるいは逆に慎重になり過ぎて、利確が早くなり過ぎている・・・などなど、トレード傾向が見えてくるはずです。
まとめ
スランプと聞くと、悪い印象を持ってしまいがちですが、実は、自分のトレードスキルを一段階アップするチャンスともいえます。
スランプは成長できる絶好の機会と捉えて、自分のトレードを丁寧に見直せば、さらにレベルアップしたトレードができるようになると思います。
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ソフィア
主婦&FXトレーダー。オーストラリア在住。
外資金融機関で10年超の経験後、FXトレードを独学、実践しながら、
FX初心者向けブログ「ソフィアのFXタイム」を運営。
ツイッターでは、楽しくFXが出来るようユーモアを交えながら、
オーストラリアの経済ニュースや社会のことも発信中。
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