「親の介護」費用はいくらかかるか知っていますか?

はるちゃん

2019.12.23.(月)

こんにちは。ファイナンシャルプランナーの資格を持つ新聞記者、はるちゃんです。

将来設計を立てる際、忘れがちなことが一つあります。それは「親の介護」です。子どもの教育費や自身の老後資金を積み立てても、両親の介護費用はついつい忘れがちです。少子化の流れできょうだいの数も少なくなり、一人っ子同士の結婚も少なくありません。夫婦双方の両親の介護が必要なケースもあり得ます。今回は親の介護について考えます。

朝日生命保険は11月、全国の40~50代の男女約1100人を対象にインターネットで行ったアンケート「『親』に関して心配に思うこと」を発表しました。

親に関して心配に思うことを聞いたところ(複数回答)、「健康状態」(65・0%)▽「認知症にならないか」(49・2%)▽「交通事故などを起こさないか」(36・8%)がトップ3となりました。「相続対策など」は9・8%でした。

両親が末永く元気でいてくれれば、うれしい限りです。しかし、いつかは衰え、誰かが介護しなければなりません。だからこそ、心配ごととして「健康状態」「認知症」が上位を占めたのでしょう。

親の認知症、5割強が「なると思う」

一方、認知症の発症リスクについて「5年以内になるかもしれない」「10年以内にはなるかもしれない」「なると思う」と答えた人が合計57・6%に上りました。さらに、実際に発症した場合、「自分に介護の肉体的・精神的負担がかかるのではないか」(53・6%)、「介護費用の負担がかかるのではないか」(44・7%)などと心配しています。

ちなみに、介護費用はいくらかかるかご存じですか? 生命保険文化センターの「2018年度生命保険に関する全国実態調査」によると、介護期間は平均4年7カ月、介護にかかる一時費用は同69万円、介護月額は同7・8万円となっています。介護一時費用について、「かかった費用はない」(15・8%)、「15万円未満」(19・0%)が多い一方、「200万円以上」(6・1%)もあります。

少しでも不安を感じたら…家族で「介護」の相談を

朝日生命保険のアンケートでは、認知症を発症した場合の介護費用について、「親の資産でまかなう」が43・9%でトップでした。しかし、認知症に伴い、家族でも預金の引き出しが困難になることなどについて、「聞いたことはない・知らなかった」「詳しくは知らない」が8割を超えています。いざ親の資産を引き出そうとしても、スムーズに資金を用意できないこともありえます。

また、介護費用について「考えたことはない・わからない」も25・2%に上り、資金面の不透明な人が「4人に1人」もいることがわかりました。ご両親の健康に少しでも不安を感じたら、できるだけ早くご夫婦やご両親で介護について相談することをオススメします。

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はるちゃん

ファイナンシャルプランナー(AFP)の資格を持つ新聞記者。暮らしや投資のほか、教育やデジタル関係にも精通している。

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