NISA口座では分配金を出さない無分配型の投資信託がおすすめ!


森田賢一

2019.12.15.(日)

NISA口座では株式などの様々な金融商品に投資を行い非課税で運用することができますが、NISA口座で投資を行うには分配金を出さない無分配型の投資信託がおすすめです。

今回は、なぜNISA口座の投資に分配金を出さない投資信託がおすすめなのかを紹介します。

NISA口座はネット証券で投資信託を購入するのがおすすめ

NISA口座の投資上限は年間120万円(つみたてNISA40万円 ジュニアNISA80万円) です。(*)
多くの方は120万円という金額を一度に投資するのは難しく、積立で投資をすることになると考えられます。
積立投資を前提とするなら投資信託はおすすめの金融商品です。

現在は投資信託の競争が進んでおり、手数料が低い投資信託がたくさんあります。
ネット証券会社が扱う多くの投資信託は購入手数料が無料ですし、株式のように取引手数料もかかりません。

また、株式投資を行う場合は購入する株式の株価に応じた金額が必要ですが、投資信託の場合は自分が積立したい金額を指定して投資することができます。

例えば、トヨタの株式を購入する場合は株価が7,000円だとすると7,000円×100株の70万円が必要です。
一方で投資信託であればその月の余裕資金が15,000円だとすれば15,000円分を購入することができます。

もし、豊富に資金を保有しており株式投資に一度に何十万と取引することが可能であれば、信託報酬という手数料がかかる投資信託より株式の方が手数料を抑えることが可能です。しかし、多くの方はまとまった資金を一度に投資するのは難しく、多くのネット証券会社が100円から投資信託を購入・積立することが可能で、前述のとおり取引手数料はかかりません。

ネット証券会社は口座開設もインターネット上で簡単にできますし、NISA口座の開設を同時に申し込みすることも可能です。
もちろん口座開設は無料で、口座を保有するだけで様々な投資情報を見ることができます。
例えば、NISA口座で購入されている金融商品のランキング情報や、様々な投資セミナーなどの情報を無料で見ることが可能です。

NISA口座の投資に適している投資信託ですが、投資信託には分配型と無分配型の2種類があります。
つづいてこれらの投資信託を紹介します。

分配型投資信託のメリット

定期的に分配金を受け取れる

分配型投資信託のメリットは定期的に分配金を受け取れるという点です。
毎月分配を行う投資信託もあり、そういったファンドを保有していると毎月分配金が手に入ります。

この分配金はNISA以外の口座の場合は課税されてしまいますが、NISA口座の場合は非課税となり税金を徴収されることなく分配金を受け取ることができる点がメリットです。

ただし、毎月分配型投資信託などの中には元本を取り崩して分配を行っているファンドもありますので注意しましょう。
運用で得た利益を分配するのではなく、元本を取り崩しているファンドは資産形成には向きません。
長期投資を行いしっかりと資産を増やしていくためには、そういった金融商品には投資しないことが大切です。

無分配型投資信託のメリット

長期運用を行うことで複利効果が大きくなる

無分配型投資信託のメリットは、長期運用を行うことで複利効果が大きくなるということです。
長期投資で資産形成するために投資元本を増やしたいのであれば無分配型投資信託をおすすめします。

NISA口座は非課税で運用ができる口座ですので、分配金があったとしても税金はかかりません。
ですが、分配金を出さないファンドはその分投資元本が多くなりますのでその分複利効果が大きくなります。

例えば、同じ金融商品を投資対象とする分配を行うファンドAと無分配型のファンドBがあった場合、評価額が共に10,000円の時にファンドAが100円の分配金を出したとします。

ファンドAの評価額は100円の分配金を出したので、9,900円となります。
もちろんファンドBの評価額は10,000円のままです。
この時点では、ファンドAを保有していた場合も9,900円(ファンド価格)+100円(現金)=10,000円の資産額となりますので、どちらを保有していても資産額は変わりません。

ですが、1年後にファンドの運用益が10%となった場合は、
ファンドAを保有していた場合の資産額
9,900円×110%=10,890円(ファンド価格)+100円(現金)=10,990円
となるのに比べ、
ファンドBを保有していた場合の資産額は
10,000円×110%=11,000円となり、資産額はファンドBの方が多くなります。

1年間の運用では差は大きくありませんが、長期投資による運用を続けることで複利効果が働きどんどん差は大きくなります。

このように複利効果を踏まえた運用を考えれば無分配型投資信託の方がメリットは大きいです。

NISA口座の非課税投資枠を有効に使える

分配型投資信託の場合、複利効果を得るために分配金もNISA口座で投資する際にはNISA口座の非課税投資枠を再度使用することになります。
無分配型投資信託の場合は、分配金が出ませんので非課税投資枠を使用するのは最初の購入時のみです。

NISA制度を最大限活用するには非課税投資枠を有効に使える無分配型投資信託が適しています。

まとめ

分配金や配当は貰えれば嬉しいものですが、長期投資により資産形成していく上では、無分配型の金融商品の方が複利の力が働きます。
様々な金融商品から自分に適した投資商品を選び、NISA制度を上手に活用してください。

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森田賢一

FP2級資格を持つ30代男性会社員。10年以上の投資歴を持つ現役投資家。
10代から投資をはじめ、リーマンショックでは投資家としての心構えを鍛えられた。
株式を中心にETFやREITへの投資も行い、現在の運用資産は5,000万円。アーリーリタイヤを目指し投資の勉強は欠かさない。
ブログにて株式投資に関する情報を発信中
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