12月の予算決め、お年玉はいくらにする?

續恵美子

2019.12.10.(火)

前回の記事で、支出が多い12月は特に予算を決めておくことが大事であることを説明しました。しかしなかには予算決めに頭を悩ますものもあります。そのひとつがお年玉ではないでしょうか。渡す人には負担を感じるものですが、もらう子どもは期待を膨らませているかもしれません。そこで今回は、世間のお年玉相場を紹介します。

子どもはいくらお年玉をもらってる?

株式会社バンダイが実施しているバンダイ子どもアンケートではお年玉に関する調査も行われています。2018年1月実施の「小中学生のお年玉に関する意識調査」によると、小中学生がもらうお年玉の平均額は1人当たり24,424円とのこと。

これは小学1年生から中学3年生までの平均額ですが、学年が変わると金額も変わるのが通常です。学年ごとの平均額も参考にしておくといいですね。
小学1~2年生:19,581円
小学3~4年生:21,025円
小学5~6年生:23,539円
中学生全体  :30,507円

これらの金額は、子ども1人がもらった金額です。数人の大人からお年玉をもらう子も多いですが、それらの合計金額です。ちなみに、1人当たりもらったお年玉の封数(お年玉袋の数)の平均は小中学生ともに5.0封とのこと。

ということは、お年玉袋に入っている金額の平均は約4,900円という計算になります。学年別に見てみると次のような金額になりそうです。
小学1~2年生:約3,900円
小学3~4年生:約4,200円
小学5~6年生:約4,700円
中学生全体  :約6,100円

小学生低学年のうちは4,000円程度、高学年は5,000円程度、中学生は6,000円程度がお年玉の相場と言えそうですね。

参照:株式会社バンダイ「小中学生のお年玉に関する意識調査(2018年1月)」

大人はいくらお年玉をあげる?

一方で、あげる大人の目線でお年玉相場を調べたアンケートもあります。

住信 SBI ネット銀行株式会社が2018年12月に実施した「お年玉に関する意識調査2019」によると、お年玉の平均予定支出総額は1人当たり26,166円。あげる相手の人数(お年玉袋の数)は平均3.8人です。これを平均すると、お年玉袋1封に入れる金額の平均は6,900円程度になる計算です。先のアンケート結果よりも高額です。

一方で、学年ごとの金額幅はより大きくなっています。子ども1人にあげる金額相場は次の通りです。
小学1~3年生:3,000円以下
小学4~6年生:5,000円以下
中学生全体  :「5,000円以下」派と「10,000円以下」派に分かれる

あくまで世間の相場ですが、これらの数字を参考にしながら自分なりの基準を持ってお年玉をあげるようにしたいですね。

参照:住信 SBI ネット銀行株式会社「お年玉に関する意識調査2019(2018年12月)」

お年玉予算を抑える方法は?

自分に子どもがいるか、親戚の子どもが何人いるか等によっても異なりますが、お年玉予算として25,000円~30,000円程度必要になる人も多いでしょう。クリスマスはじめその他「特別費」の多い12月には25,000円~30,000円は大きなインパクトを感じるものですが、子どもの楽しみは大切にしてあげたいですね。冒頭で紹介したバンダイのお年玉アンケートによると、お正月に楽しかった・嬉しかったことの第1位が「お年玉(56.9%)」という結果です。大人としてできるだけのことをしてあげましょう。

といっても、予算はできるだけ抑えたいのが実情です。そこで、金額を増やさずに子どもの喜びを高める工夫を考えてみましょう。

先に紹介したどちらのアンケートを見ても、もらったお年玉を管理するのは多くの場合が親であることがわかります。学年による別は示されていませんが、子どもが全額管理できるのは30~35%程度と少数派。親としては子どものために貯金しておきたい気持ちもあるでしょうが、そこはぐっと気持ちを抑えて子どもに管理を任せてみてはいかがでしょうか。こうすることで金額は小さくても、子どもの喜びは大きくなるかもしれません。

お年玉でお金管理の教育を!

バンダイのアンケートでお年玉の使い道を見てみると、第1位は「貯金(37.7%)」次いで「ゲーム機、ゲームソフト(27.7%)」「おもちゃ、カードゲーム(21.8%)」と続きます。子どもに管理を任せてしまうと、ゲームなどを買って使ってしまう不安があるかもしれません。お金を使う喜びを覚えることで先々消費体質になることを懸念するかもしれません。

でも、そこは親の力の見せどころ。お年玉管理の権限を子どもに与えつつ、使い道について一緒に話し合い、お金教育をしてみましょう。

たとえばこのように子どもに提案してみるのも良いかもしれません。
月々のお小遣いがない子なら、
・お年玉をパーッと使ってしまうのではなく、(口座に入れておいて)来年のお年玉まで小分けにして使う
・1年間で欲しい物、買いたい物を考えて、その都度自分のお年玉で買うようにする
・その代わり、おもちゃやゲームは親が買わないことにする、など。

月々のお小遣いがある子なら、
・お年玉はパーッと使ってしまうのではなく、お小遣いで買いたいけど足らない場合の補填ができるよう、とりあえず置いておく(貯金)
・補填が必要な時に引き出し、小分けに使っていく、など。

どちらの場合も、銀行にお金を預ける場合は冬休み中に子どもと一緒に預けに行って、「あなた(子ども)のお金」であることを認識させてあげましょう。また、引き出すときには親が手続きしないといけないからと、親に引き出し申請をすることを約束させれば親のほうも安心です。

まだ小さいうちからお金に触れさせることは、将来のお金管理のためにも良いと筆者は考えます。自分が欲しいものの金額と保有金額のバランスを図りながら、自分の裁量で使う。これは将来の家計管理にも繋がっていくはずです。

子どもにお金の使い方を教えていくうちに、親自身もお金の使い方に気を引き締めさせられそうですね。

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續恵美子

ファイナンシャルプランナー(CFP®)
夢や希望を持ちながらも、一歩を踏み出せない――お金の知識を教えることで、そんな女性が一歩踏み出す支援をしたいという想いとともに、ファイナンシャルプランナーとして活動。
プライベートでは南仏移住して10年以上。仕事・家庭・自分の人生を活き活き送る、多くのフランス人女性から学んだことを日々の活動に実践している。

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