定年後 合唱の力を感じる時

こめまる

2018.11.29.(木)

こんにちは、こめまるです。

先週のコラムで、現在合唱団に入って、毎週日曜日に練習に行っているということに少しふれました。

今日は、そのことについてもう少し詳しくお話ししたいと思います。

僕は、合唱は、定年後の生きがいや仲間作りにとても良い趣味だと思います。

僕が合唱団に入った理由

現在僕は、茅ヶ崎、藤沢を拠点として活動する湘南シティ合唱団という合唱団に所属しています。まだ今年の8月に入団したばかりです。

入団のきっかけは、この合唱団は、来年の定期演奏会で、ヨハン・セバスティアン・バッハのマタイ受難曲をやるということを合唱団のHPを観て知り、さっそく窓口の方に電話をして見学を希望したのです。

8月5日(日)に初めて練習を見学に行き、その場で入団する意思を伝えました。

それから毎週日曜日は、横浜の自宅から約1時間半掛けて、藤沢や茅ヶ崎の練習場に通っています。

僕は、以前から合唱団で歌いたいと思っていた曲が2曲ありました。

それはヘンデルの「メサイア」とJ・S・バッハの「マタイ受難曲」でした。

「メサイア」の方は早々に実現しました。

高津市民合唱団の一員として、2001年12月24日に洗足学園の前田ホールにて、秋山和慶指揮東京交響楽団という豪華な共演でヘンデルの「メサイア」を歌いました。

歌い終わった時の涙が溢れてきた感動はいまも忘れられません。

しかし、バッハの「マタイ受難曲」を歌うチャンスはなかなか訪れませんでした。

どうしてマタイ受難曲が歌いたいのか?

僕が敬愛する音楽評論家に宇野功芳氏がいらっしゃいます。残念ながら一昨年86歳で亡くなりました。

僕は、中学生の青臭いころから宇野氏の著書を読み漁り、宇野氏の推薦するレコードをこづかいを貯めて購入し、何度も何度も繰り返し聴いていました。

そんな宇野氏の著書の中に、バッハの「マタイ受難曲」についての解説があったのです。

宇野氏は、国立音楽大学の声楽科を卒業されていて、その時の思い出も含めて書かれていました。

“音楽大学に入ってから、宗教音楽研究会という合唱団が「マタイ」を上演するというので、友だち数人と参加し、半年練習に通い、舞台に立った。中略
カットしても2時間半かかる大作だが、うたっていると胸が震え、終曲では涙があふれて止まらなくなった。僕だけではない。全曲が終わってあたりをみまわすと、ほとんど全員が目を真っ赤にしている。その中の一人が、「あーあ、もうマタイも終わってしまった。つまらないなあ」とつぶやいた言葉が印象的だった。”
宇野功芳のクラシック名曲名盤総集版より

この文章に触れて、僕は死ぬまでに一度でいいからマタイ受難曲を歌いたいと思うようになりました。

この文章に触れて10数年、ようやくそのチャンスが巡ってきたのです。

僕と合唱との出会い

僕は中学生の頃から、クラシック音楽に興味を持ち、将来はクラシック音楽の評論家になりたいと思っていた時期もあったくらいです。

そんな僕が合唱に目覚めたのが、中学3年生の時でした。

若い女性の音楽教師が、今度富山市で合唱コンクールがあるから出たんでけど、男子部員が足りないから、手伝ってくれない?と誘ってくれたのです。

元からいる女子部員との2ヶ月間の練習は楽しいもので、大会でも賞を頂きました。

そして月日が流れ、30代の時に新星日本交響楽団の第九の合唱団の一員として、年末に上野の東京文化会館とサントリーホールで第九を歌いました。

40代では、先述のようにヘンデルのメサイアを歌ったのです。

50代でも、高津市民合唱団の一員として「展覧会の絵」の合唱版を歌いました。

そんな僕も、60才になり定年を迎えました。

もうこのまま、マタイ受難曲を歌わないまま老けていくのかと思っていた時に湘南シティ合唱団と出会ったのです。

合唱団ではまだまだ若手

合唱団に入って驚いたのが、皆さんから、若いねえ、と言われることです。

年寄り扱いする会社とは違い、合唱団では若手なので積極的に練習の際の椅子の片付けや、ピアノを動かしたりと新入社員に戻ったかのように自分から動いています。

また、メンバーの中には僕の父親ほどの人もいて、見掛けもそうですが、3時間の練習中も立ちっぱなしで皆さんお元気なのです。

実際の年齢より確実に5歳から10歳は若い印象を受けます。

最後に

僕は自分が、60歳になってからある心境の変化を感じています。

それは、いまよりも若かった40代、50代の時の方が年齢を意識していたように思うのです。もう40代だから、もう50代だから無茶するのを止めようとか、いまからこんなこと初めても恥ずかしいな、とか。

でも、60歳を過ぎた頃から、「出来ることはなんでもやってやろう」と思うようになってきたのです。

残りの人生を考えると、いまやらないと後悔する、もう後はないんだ、という開き直れるようになったのと、周囲の目もあまり気にならなくなったと分析しています。

人生は一度きり、過ぎた時は戻ってこないと自分に言い聞かせて過ごす日々です。

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【前回の記事はこちら】
定年後 一番怖いのは孤独になること
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こめまる

1957年9月、富山県生まれ、早稲田大学社会科学部を卒業後、港区の宝飾品専門会社に入社。2017年9月、同社を定年退職し、そのまま再雇用制度を利用し、継続勤務中。現在、横浜市のアパートに妻、娘2名、猫3匹と同居
定年退職の約1年前より、ブログ「中年は荒野をめざす」を運営し、リアルな定年前と定年後の生き方を発信中。
定年後も体が続く限り働くことをモットーとし、働くことは、健康を維持し、生きがいを感じ、生活費を得る良い手段と考え、日々フルタイムで働いています。
クラシック音楽を聴くことを趣味とし、現在LP、CD合わせて1000枚以上所有。聴かずに死ねるかとマニアックな名盤、珍盤を日々集め、聴きまくっています。

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