ストックフォトが導いてくれたコンテスト入賞

夏夫

2018.07.12.(木)

ストックフォトを撮り始めるようになって、主に撮影していたのは空や雲、そして花などの自然の風景や都市景観などの素材でした。

しかし、もっと身近にストックフォトとして残しておきたい素材があったことに気づいたのです。それは、要介護4の認知症となっていた父の姿でした。

父の日常をストックフォトで記録

実は昨年7月に父は他界しました。

デイサービスに通っていましたが、その昼食時に食べ物を喉に詰まらせ亡くなったのです。

それまで10年間ほど、デイサービスやショートステイなどのサービスを利用しながら、自宅で父の介護を続けていました。

認知症が進んだ父の介護は壮絶なものでしたが、そのままの姿をストックフォトとして記録しようと思い立ったのです。

上部の写真と以下の写真はPIXTAに登録している父のストックフォトの一部ですが、特に以下写真2枚目の徘徊する父の写真は、これまで何度もご購入いただいている人気作品です。

父の姿を写真コンテストに出してみた!

まだ私が10代の頃は、あちこちの写真コンテストに作品を出していました。そして、実際に何度も入賞していたという経験もあります。

しかしその後は、どこか運命的なつながりでストックフォトという世界に出会うまでは、写真とは無縁の生活でした。

そして、2015年からPIXTAにストックフォトを登録し始めるようになり、ネットサーフィンも日常的な習慣となっていました。

そんな折、「全国公募写真展・視点」という言葉をネット上で目にしたのです。

若いころから知っていた写真展ですが、あのころの印象はレベルが高い写真コンテストという雰囲気で、私などにはとても無理と感じていました。

このコンテストは「日本リアリズム写真集団(JRP)」という団体が実施しているコンテストで、JRPといえば、土門拳、木村伊兵衛という伝説的な写真家も顧問として在籍していた団体です。
土門拳先生の著書を高校生の頃、夢中になって読んでいた思い出もあります。

でも、父のありのままを記録した写真なら、もしかしたら通用するかもしれないと考え、このコンテストに出してみることにしたのです。

もちろん、ストックフォトとして登録している写真は、コンテストへの作品提出は出来ない規定があるので、それ以外から選びました。

すると、なんと入賞の通知が届きました。

これには驚きました。

以下の写真3枚が、入賞作品です。

90分で学べる、定年後の不安を解消したい方必見!

入賞作品は東京都美術館で展示

作品は2016年6月1日~9日に東京都美術館に展示され、表彰式にも妻と出席。

会場では、あこがれの英伸三先生から表彰状をいただき、映画監督の崔洋一氏も来場されていました。

立食形式で、アルコール類は飲み放題という、私にとってはうれしい会場でした(笑)。

料理もレベルが高く、豚ばら肉のカシス煮込み、ハモのフリット、エビと海草のペペロンチーノなど、おいしくいただきました。

最後は、みなさんで記念撮影です。ストックフォトを始めていなかったら、全国公募写真展「視点」に入賞することなどありえなかった、まさしくストックフォトが導いてくれた望外の経験となりました。

【ここがポイント!】

人物の写真をストックフォトとして公開する場合、必ず必要となるのがモデルリリース(肖像権使用同意書)という書面です。

顔が写っていて個人を特定できる人物写真には、審査申請の時にこの書面を記入後に、書面を撮影した画像を添付する必要があります。

ただし後姿であったり、遠景で人物の特定が出来ないケースでは、添付する必要がない場合もありますが、ケースバイケースで、PIXTAでは遠景の群衆で顔の特定が出来なくても、モデルリリースを要求されたこともあります。

このときは、不特定多数の人々から全員のモデルリリースを集めることは現実には不可能なので、その写真の提出はあきらめました。

今回ご紹介した父の写真にもモデルリリースを添付しましたが、認知症の父本人が書面を記入できるはずもなく、代筆であることを明記して提出しました。

人物撮影ではモデルリリースの提出を常に考えるのがポイントです。

当コラムに掲載されている作品は、無断転載、無断使用はすべて禁止されています。写真右下の“©natsuo / pixta.jp _”に記載の番号をPIXTAサイトの検索バーに入力いただくか、以下から該当作品のページに移動いただくと、作品を購入することができます。
要介護度4の認知症老人の食事風景:29918353
要介護4の認知症老人の日常生活:29918576
徘徊する老人の後姿:21549141

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夏夫

昭和33年(1958年)生まれのサラリーマン。趣味と副業の両立のために、2015年からPIXTAというストックフォトサイトに登録しクリエイター活動を始める。2016年1月から始めているAmebaブログ「こんな写真撮ってます!売ってます!」も毎日更新中。趣味はもちろん写真撮影。特技は料理作りで、家族の食事を毎日担当。副業としては、ほかにも古賀プロダクションにエキストラ登録中。
アメブロ:「こんな写真撮ってます!売ってます!」https://ameblo.jp/natsuo0729/
PIXTAプロフィールページ:https://creator.pixta.jp/@prof578938

写真素材 PIXTA

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