そうじのカリスマが教える 年を重ねても疲れないそうじと整理整頓の習慣

ナカセコ エミコ

2018.06.08.(金)

年を重ねていくと、そうじや片づけが体力的につらくなるのといいます。若いころのように一度にたくさんの作業をやろうとするから、体力的に負担がかかってしまうのでしょう。

衣食住のさまざまな経験を重ねた50代であればこそできる、無駄のないていねいに暮らし方があるはずです。沖幸子著『50過ぎたら、ものは引き算、心は足し算』 より、誰でもラクにできるそうじと整理整頓の習慣についてご紹介します。

ラクラク体力引き算そうじ4つのルールとは

私は、今でも、そうじが好きではありません。でも、自慢するわけではありませんが、「そうじ上手」を自負しています。そうじは嫌いですが、汚れが蔓延している部屋よりは、美しい部屋に住みたいと思います。その方が、心が落ち着くからです。完璧ではありませんが、我が家はいつも、そこそこ“きれい”で、快適です。いつ来客があっても「家が汚れている」と、あわてることもありません。私が守っている4つのルールがあります。
<49~50ページより引用>

家事サポートサービスの会社を経営している著者は、そうじは本来、体力も時間もかかるものであると語ります。若いころには苦にならなかったことも、年齢を重ねるごとに心も体もつらくなってくる。だからこそ、50歳を過ぎたころから将来の自分を思い浮かべながら覚悟と準備を始めることが必要だというのです。

年を重ねてもできるそうじを、今からマスターしておくことを推奨している著者が日ごろ守っているルールには4つあります。

①道具や洗剤はシンプルに。しまう場所は、取り出しやすい定位置。
②生活の中で「汚れの引き算」を習慣にする。
③同じ動作を「同時に」「長時間」繰り返さない。
④そうじの時間と場所を決める。

著者は、道具と洗剤はわずか5種類しか使っていないのだとか。タオル1本で、どこでも掃除してしまうというのです。そして、いつもの生活行動のついでに、使ったらさっとひと拭き。磨く動作と拭く動作は別々にわけて行い、「一か所のみ」「5分以内」で。いろいろな掃除を一度にやろうとすると、たしかに体力を消耗してしまいます。年を重ねるごとに、工夫してできる掃除を心がけたいものです。

 

ものは最初に使う場所にしまう

すべてのものは、“最初に使う”ところに置く。これが基本です。思いついたらすぐ使えるよう、最初に使うところ、あるいはその近くに置くこと。これこそ、家事嫌いでも“そうじ上手、暮らし上手”になるための極意。このルールは動き回る場所も回数も少ないので、すぐ作業ができ、労力も気力も余分なエネルギーがかからずに済みます。
<127ページより引用>

著書内には部屋の写真が多くおさめられていますが、その一枚に椅子の足に小さなタオルがかけられています。たまたま通りかかったとき、汚れを見つけたときに、すぐにさっとひと拭きできるようにしているのだとか。

また、年を重ねると、食べる量や料理の内容にも、少しずつ変化が起こり、使う食器なども少なく限られてくるのだとか。キッチン仕事について、これまで通りではなく、疲れないために無駄な動作をしない工夫が重要なようです。

何かを取り出したり使ったりするときには、必ず一連の動作でやる。たとえば、キッチンに立って冷蔵庫や戸棚をあけてものを取り出し、調理する。そのために、よく使うものは見えるところ、手が届きやすくワンタッチで取り出せる場所にしまうことがポイントになりそうです。

自分の身の回りのものがどこにあるのか分からなくなって右往左往していたら、時間の無駄でもあり、気分も体力も疲れてしまいます。ものは最初に使う場所にしまう。そして、使ったら、元あったところに戻す。この繰り返しを早くから身につけておけば、老後もきれいな家をキープできそうです。

 

少しのひと手間といい意味での手抜きを組み合わせる

若い女性向けの結婚情報誌の編集者から「アイロンをできるだけかけなくて済むいい方法はありませんか」と尋ねられた著者は、まず干すときがポイントであると教えてあげたのだといいます。干すときも乾いたときも、“手アイロン”を使うと、アイロンかけの手間が省けてラクなのだとか。

自分の手のぬくもりや力を使って伸ばす“手アイロン”は、昔からの日本人の優れた暮らしの知恵。このように、少しのひと手間と、いい意味での手抜きを上手に組み合わせれば、そうじや整理整頓というものはもっと美しくラクにできるのかもしれません。

タイトル:50過ぎたら、ものは引き算、心は足し算
著者:沖幸子
発行:祥伝社
定価:1,620円(税込)

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ナカセコ エミコ

(株)FILAGE(フィラージュ)代表。書評家&ブックコーディネーター。元・銀行員であり図書館司書。現在は、女性のキャリア・ライフスタイルを中心とした書評と絵本の執筆、選書を行っている。【女性限定】「働く女性のための選書サービス」“季節の本屋さん”を運営中。https://www.filage.co/

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