比較解説! 「リボ払い」と「分割払い」の違いとは?

横山ケン太

2017.03.31.(金)

どっちも『分割ローン』なのに全然違うものだった!

ネットショッピングでは欠かせない存在のクレジットカード。普段の買い物でも利用する「現金持たない主義」の人も増えており、中には何枚ものカードを使い分けているという人も。

現金いらずでポイントがつくなど、クレジットカードには様々な利用メリットがあり、発行する会社によりサービス内容も様々ですが、その支払い方法は基本的に以下の3種類しかありません。

①一括払い
②分割払い
③リボ払い

「一括払い」は文字通り1回で全額を口座から引き落とすシンプルな支払い方法。手数料もかかりません(2回までの分割払いも手数料は無し)。一方、ややこしいのが「分割払い」と「リボ払い」。ともに複数回に分けて支払うローンで、ともに手数料もかかります。

しかし、その特徴を理解していないと両者の最終的な支払い額に大きな差が出る場合もあり、中にはローンの完済ができない!という事態に陥る人もいるのです。一体なぜなのか?今回は両者を比較し、利用シーンに合った使い方を解説します。

『分割払い』の特徴は?

まずは「分割払い」の特徴。それは商品購入時に「支払い回数」を決定すること。分割する回数が多いほど手数料は上がり、大手カード会社でおよそ年8~18%の間といった具合。食べ物で例えると、はじめにピザを切り分けてしまってから毎月一切れずつ食べてゆくイメージ。食べ終わる(支払いが終わる)のが何か月後なのかを把握しやすいメリットがあります。メリット・デメリットをまとめると以下のようになります。

(メリット)
・買い物をするたびに支払う回数を自分で決められる。
・何か月後に支払いが終わるのか、一目瞭然。

(デメリット)
・分割する回数が多くなると、金利が高くつく。
・毎月の支払い金額を把握しないまま買い物を重ねると後で驚くことに。
最悪の場合、支払えずカードが止められてしまうという事態も!

分割払いに関しては古くから利用されていたこともあり、その仕組みに戸惑う人は少ないのではないでしょうか?では次に「リボ払い」について解説します。

『リボ払い』の特徴は?

分割払いは支払う回数を決めますが、リボ払いは「毎月支払う金額」をあらかじめ決めておく支払い方法です。正確には、カードの利用開始時に「毎月最低いくら払うか?」を決めておきます。何をどれだけ買い物しようが支払う金額は一定なので、お金にゆとりがないときに安心をもたらしてくれます。

分割払いを食べる前に切り分けてしまうピザに例えたのに対し、リボ払いは「これぐらいなら食べられる(支払いできる)」という量を決め、それから先は毎月切り崩しながら食べてゆくケーキのようなイメージです。

ちなみに、金利手数料は支払いが完了していない金額に対し年15%というカード会社がほとんど。年利なので支払い回数が半年ですめば半分の7.5%でOK。分割払いよりも手数料を抑える買い物が可能です。

(メリット)
・毎月支払う金額を自分で決められるので、直近のお金が足りない事態に備えられる。
・分割払いと同じ支払回数の場合、手数料が少ない場合が多い。
・「後からリボ」で途中からリボ払いに切り替えるサービスもあります。

次にデメリットですが、ここに分割払いとの大きな違いがあるので詳しく解説します。
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さて、リボ払いのデメリットだけわざわざ大きく取り上げたのは、これをよく理解していないためにトラブルに巻き込まれる人が意外と多いからなんです。もちろん、分割払いにも買い物をし過ぎると毎月の支払総額が増えてしまい、典型的なカード破産をしてしまう可能性はあります。しかし、リボ払いには見落としがちな注意点があるんです。

それはズバリ「支払い回数がいつの間にか増えてしまいがち」だということ。じつはリボ払いでは、完済しないまま次の買い物をすると、そこに新たな未払い残高が加わります。つまり完済しなければ毎月の金利がジワジワと蓄積し、その分余計に支払いの期間も延びることになるのです。

これが、自分で決めた回数の支払いが終わればそこで終了の分割払いとの決定的な違い!ついつい負担を減らしたいがため最低支払金額を低く設定しがちですが、それだけ支払い期間も延びやすいんです。(もしもリボ払いの未払い残高が100万円になってしまった場合、毎月1万円以上の手数料を支払わなければなりません!)

では、リボ払いを使うべきではないのかというとそうではありません。使う際の『絶対ルール』を守りましょう。

『リボ払いはピンチ専用』!完済まで新たな買い物をしない!

リボ払いには、同じ回数の支払いで済めば分割払いよりも手数料が安いというメリットがあります。このメリットを最大限活かすためには、利用するのは支払いを抑えたいときに限定。支払いがズルズルと伸びるような追加の買い物をしない!というルールを守るべきです。

さらに、引き落としの日ではなくても追加の支払いができるので、払えるときにどんどん払って残高(=支払い回数)を削る。リボ払いでは、支払いが伸びれば伸びるほど損をすることを肝に銘じましょう。

以上、似て非なる「分割払い」と「リボ払い」の特徴。そして利用する際の注意点でした。

 

横山ケン太

趣味はアウトドア、興味は財テク。フリーの作家として活動中。

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