あなたは誰とどんな風に「時間」を使いますか?

藤川里絵

2016.11.24.(木)

時間の使い方次第で人生の質は大きく変わる

お金の教養スクールでは「自由のためのタイムデザイン」という、時間について学ぶ1コマがあります。
そこでは、時間とはいったい何なのか? 時間を思い通りにコントロールするためにはどうすればよいか?などを学びます。なぜ、お金の教養を身につけるのに、時間について学ぶのかと言えば、時間はわたしたちそれぞれが持っている自分資産のひとつであり、その時間をいかに使うかで、人生の満足度が大きく変わるからです。

たとえば同じ60年の人生でも、自分の好きな事を思いっきり楽しんだ人生と、仕事にばかり追われて過ごした人生とではまったく充足感が違います。
どんなにお金を稼いだとしても、それを楽しむために使う時間がなければ、なんの意味もないのです。

わたしはこの授業で講義をするたび、自分の時間について考えます。果たしてわたし自身は、人生を楽しむための時間を、どれくらい確保できてるいるのだろう?

幸い、好きなことを仕事にしてるため、仕事自体はまったく苦になりません。ただ、逆にそれゆえ自宅にいてもついつい仕事をしてしまいます。1日中、完全に頭の中までオフにできる日というのがほとんどなく、常にパソコンを開いて作業をしている状況です。娘が「ママ見ててね」と、独自のダンスを披露してくれても、最初の20秒くらいはなんとか見てるものの、知らず知らずパソコンの画面に視線が戻ってしまいます。

「不在の喪失感はどんなときも埋まらない」
離婚した友人の言葉に気づかされたこと

先日、4年ほど前に離婚し、ふたりの子どもと別居している友人から「どんなにおいしいものを食べても、どんなに素敵な場所に行っても、こころからそれを楽しめない。子どもたちと一緒だったらどんなに楽しいかと、いつも考えてしまう」という話を聞きました。「子どもたちともっと一緒にいられる時間が欲しい」それが彼女のいちばんの願いです。

「一人暮らししたいなー。娘たちが早く独立してくれないかなー」と常日頃から思っていたわたしは、家族が一緒に過ごす時間がどれだけ贅沢な時間か、あまりにも当たり前すぎて気づいていませんでした。

時間はけして無限ではありません。もしかしたら明日、娘たちとの別れが来ないとも限りません。もしそうなったとしたらきっとわたしは後悔するでしょう。もっと話を聞いてあげればよかった。もっと一緒に遊べばよかった。

誰かとシェアする時間こそ
ひとりの時間の何倍もの価値がある

考えてみれば、誰かと一緒に時間を共有するということは、お互いが相手の時間を消費することです。それがつまらない時間であれば、相手の時間を浪費してしまうことになり、逆に、とても楽しい時間を過ごせば、お互いの時間を価値あるものに高めることになります。わたしは、せっかく今、娘たちと時間を共有できる環境にいるのに、彼女たちの時間を浪費していたのかもしれません。娘たちのせいで自分の時間が奪われると思っていましたが、逆にわたしが彼女たちの貴重な時間を奪っていたのです。いつも一緒にいることが、かえってその大切さを見えなくしてしまったのかもしれません。

そう思った今から、娘たちとの時間を大事にすることはできます。

最近よく思うのは、お金も時間も自分ひとりで使うより、誰かと一緒に使ったほうが何倍も楽しいということです。ただし、それは自分が大切に思っている人と一緒に、です。逆に、そうでない人と一緒に使う時間やお金は、ひとりで使う以上に退屈で無駄だと感じます。

つまり時間もお金も”何に使うか”より、”誰と使うか”のほうが人生の豊かさに影響するのではないでしょうか。

お金の教養スクールでは、どうやって自由に使える時間をたくさん作っていくかを学びます。
タイムマネージメントといえば「いかに時間を効率よく使うか」というテーマに関心がいきがちですが、敢えて効率化しない時間、それは大切な人と過ごす時間であったり、ゆったりとリラックスできる時間であったりという事についても考えます。そういうこころの時間こそが、人生を豊かにする根源だからです。お金と時間、このふたつは人生を豊かに過ごすための大きな要素です。このふたつを制することができれば、きっと人生は素晴らしいものになるに違いありません。

 

藤川里絵

ファイナンシャルアカデミー認定講師。「お金の教養スクール」にて教壇に立つ。マネージメント事務所kili office代表。ファイナンシャルアカデミーが主催する株式投資の学校の卒業生。2011年~2015年の間に株とFXで資産を12倍に増やす。女性らしい視点での成長企業の発掘法に定評がある。

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