「一戸建て」と「マンション」、どちらがおトク?

マネラボ編集部

2015.08.11.(火)

マイホームを購入するまでには大小様々なジャッジが必要になるが、なかでももっとも入り口の部分で下すことになるのが「一戸建て」を購入するのか、それとも「マンション」を購入するのかというジャッジだろう。

それぞれのメリット・デメリット

一戸建てとマンションには、それぞれメリット・デメリットがある。金銭的な面から見た場合、一戸建てのメリットとしてまず挙げられるのが、マンションに比べて相対的に土地部分の割合が高いため、築年数が経過しても資産価値が残りやすいということだ。
ただし、これはあくまでも原則論にすぎない。同じ予算の郊外の一戸建てと、都心のマンションを比べれば、マンションのほうが資産価値が高いということも往々にして起こり得る。検討の際には、価格だけを見るのではなく、路線価や固定資産税評価額を調べるなどして、具体的な数字で「資産価値」について把握するように努めたい。

 

管理費や修繕積立金が不要ということも、一戸建てのメリットとしてよく言われる。
ここで注意したいのは、管理費や修繕積立金が不要ということと、修繕の費用がかからないということはイコールではないということだ。毎月決まって管理会社や管理組合に支払う必要がないだけであって、年数が経過すれば一戸建てにも修繕が必要であることには変わりがない。いずれは外壁の塗装や屋根の補修、庭の手入れなど、区分所有のマンションにはないまとまった出費が必要になるだろう。

 

その点、マンションの場合、毎月決められた管理費や修繕積立金を支払っておけば、その中から計画的に修繕を行なってくれるので、自らメンテナンスしなければならないのは専有部分に限られる。
ただし、この管理費や修繕積立金にはマンションによる差が大きい。一見、安く見えても、大規模修繕の時に資金が不足しては意味がない。また、マンションの場合、駐車場の料金が別途かかるケースも多い。
こうしたことも鑑みながら、購入後のランニングコストを比較することが重要だ。

 

とはいえ、一戸建てかマンションかという命題は金銭的な面のみで諮れるものではない。
子どもを庭で遊ばせたい、セキュリティのしっかりしたところに住みたい、眺望のよい高層に住みたい、増築の可能性を残しておきたいなど、結局はそれぞれの理想やライフプランに拠るところが大きいといえる。
もっとも大切なのは、一戸建てとマンションのどちらがおトクなのかを考えることではなく、個々の物件の価格が、こうした理想やライフプランを叶えるのに見合っているか、本来の資産価値に対して妥当かを考えることだ。多くの人にとって一生に一度の高い買い物であるがゆえに、慎重に検討を重ねたい。

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