平成28年度の確定申告を振り返り……

小林ヒロシ

2017.04.05.(水)

確定申告でわかる不動産ビジネスの旨味

今年も3月15日の最終日ぎりぎりに確定申告を提出してきました。

毎年最終日に提出。なぜか繰り返される、怠惰な自分。ぎりぎりまで追い込まれないとやらない性格。情けないです。
そんな人が多いせいか、毎度のこと、税務署の周りは大渋滞、そして館内は長蛇の列。

来年こそは早く出そうと毎回心に誓いましたが……まあ無理でしょう。

28年度の自分の確定申告、見直してみると不動産ビジネスの良さがわかります。
収入から差し引かれる項目ですが、

減価償却費 8百万円(実際にはキャッシュアウトしていません)

小規模企業共済 84万円(貯金のようなもの)

青色申告特別控除 65万円(青色申告のご褒美?)

基礎控除 38万円(実際にはキャッシュアウトしていない)

その他、生命保険料控除(貯金)、社会保険料控除(健康保険、国民年金はまあ貯金のようなもの)など

これらの経費だけで、10百万円を超えます。

しかし、実際は、貯金かキャッシュアウトしていない経費です。
そして一番大きいのが、何といっても、減価償却費ですね!

減価償却費を経費にできることで節税効果大

減価償却費は、現金の支出は無いのに、経費に算入できるという、正に大家の味方のような経費です。建物は劣化するから、その劣化分を経費にして良いよ! という性質のものです。(しかし、土地は劣化しないので、土地に対してはありません)これらの、金額が経費で認められ、所得から控除できるということで、不動産事業はかなりうまみがあるのです。

「所得ー経費=課税所得」

となりますので、このような経費が大きければ大きいほど、課税所得は小さくなります。課税所得が小さくなれば、税額、税率が低くなります。つまり節税になるのです。
この節税は、所得税のみならず、住民税にも影響してきますから、効果大です。サラリーマン大家の方々は、会社からの給与から、がっぽりと所得税、住民税を徴収されているかと思います。かつて私もそうでした。

副業としての不動産事業は、この減価償却費などを活用して、赤字になった場合(実際のキャッシュフローはプラスでも)、サラリーマンの所得からこの赤字分を差し引けるので、課税所得が変わり、払った税金を取り戻せる(税金の還付)ことができます。

これを「損益通算」と言います。春にもらえる第3のボーナスのようですね!

このような合法的な節税を駆使して、手持ち資金を厚くしていき再投資に備えていきましょう。

 

小林ヒロシ

"元サラリーマンの専業大家。大卒後、自由な生活を夢見ながら、海外取引メインの商社、外資系マーケティング会社などに勤務。2008年から2011年までに5つの物件を購入。以前から所有していた物件2つと合わせて7つの物件の大家に。前後してサラリーマンを辞め、長年の夢だった悠々自適の生活を実現した。MBA(経営管理修士)、中小企業診断士、1級販売士、英検準1級など、取得資格は多彩。
著書に「自主管理で年4000万円稼ぐマンション管理術」(洋泉社)がある。"

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