損切りのタイミングを考えよう

飯田道子

2019.10.04.(金)

株式投資初心者でも是非、取り入れておきたい、知っておきたいテクニックとして損切りがあります。損切りとは、その言葉の通り「損を切る」ためのテクニックです。初心者でも実践したいテクニックとして人気がありますし、損切りはタイミングが何よりも重要になります。

一見すると簡単そうな損切りだけど…

株式投資の場合、投資した銘柄が下落して損失が出ている場合に売却するのが損切りと言うテクニックです。非常にシンプルですし、簡単な方法ですので誰でもできそうなテクニックのように思えますよね。実はこの損切り、「誰にでも簡単にできそう」だけで、誰にでも簡単にできるものではないのです。

そもそも損切りと言うのは、単純に損失を被っている、損失が出てしまいそうなときに行うテクニックなのですが、重要なのは投資した銘柄がどのように動くのかを見極めて行わなければならないと言うこと。

そもそも株価がどのように動くのは誰にも分かりませんし、単純に株価が下がったから即損切りしてしまっていたら、購入してすぐに値上がりした銘柄以外はすべて損切りすることになってしまいます。

株価は日々刻々と動いています。損切りは勿論のこと、株式投資で利益を得るためには、自分の投資スタイルをルール化することが大切になってきます。

プロ程ルールを厳格に決めている?!

株式投資のテクニックはいろいろあるのですが、プロやアマチュアでもベテランと言われる人たちは必ずと言って自分なりのルールを持っており、損切りについても具体的なルールを持って投資テクニックとして駆使しています。

よくあるルールとして購入価格より株価が2~3割下がったら損切りすると言うのがあります。とはいえこのルール、必ずしも正解とは限らないのです。

大切なのはマーケットがどのような状況になっているのか? と言うこと!

マーケット全体的に値下がり傾向にある、景気が冷え込んでいるような場合には、購入価格よりも株価が一定の割合で値下がりしたら損切りすると言うのは、損失を食い止めるために大いに役立つハズです。

しかしながらマーケット全体に活気があり、その会社の業績にも特に問題はないような場合でも、一時的に報道されたニュース等で株価は値下がりすることが充分にあるのです。このようなケースでは本当に一時的な下落ですし、時間をかけずとも株価が回復する可能性は充分にあります。慌てて損切りすると、株価が回復する機会を失うことになりかねません。

損切りルールの決め方

単純に損切りと言っても、テクニックとして機能させるためには、銘柄そのものの動向や将来性、あわせてマーケット全体の状況を判断して行うことが大切です。

最も単純な損切りのルールは、既出の購入価格より株価が2~3割下がったら損切りすると決めておき、後はマーケットの状況や個別の事情等は全て無視して機械的に損切りをして行く方法です。

この方法は一見すると乱暴なイメージがありますが、初心者の場合、下落した株を保有し続けることがストレスになる場合もあります。株価の値動きがストレスになってしまうような人には、有効なルールになることでしょう(そもそも株価の値動きがストレスになるような人は株式投資には向いていませんが…)。

理想的なルールとしては、マーケットの状況および個別の事情を判断して、損切りのタイミングを図るという方法です。

この場合はあらかじめ何割下がったらと決めるのではなく、株価の回復するタイミングがいつになるのかを考え、1カ月以内や3カ月以内に一定の金額まで回復の見込みがないと判断した場合に損切りをして行くと言うもの。

銘柄だけでなくマーケット全体を見て行く必要があり、初心者にはハードルが高く感じられるかもしれませんが、もっとも損切りがテクニックとして活きているタイミングになります。

損切りの基本は損を切ることです。上手にテクニックを駆使するためにはどうするべきか等、難しく考える必要はありません。まずは自分なりのルールを見つけ、信念を以って実践できる方法はどのような方法か、見つけることから始めることが必要なのです。

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飯田道子

ファイナンシャル・プランナー(CFP)、海外生活ジャーナリスト。
金融機関勤務を経て96年FP資格を取得。現在は各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などをおこなっている。海外移住にも対応しており、特にカナダや韓国への移住相談や金融・保険情報を得意としている。趣味が高じてスキーやスキューバーダイビングのインストラクターも経験。現在は、数秘&カラーの上級トレーナーとしての顔も持つ。

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