ランキングに載ってる投資信託、信用していいの?

森田賢一

2019.09.25.(水)

投資信託を選ぶ際には証券会社や金融機関などのランキングなどを参考にしている方も多いと思います。

ですが実際のところ、ランキングに載っている投資信託は信用していいのでしょうか?
今回は、投資信託のランキングについて注意点などを紹介します。

「失敗しない投資信託選びを知りたい」
「投資信託を選ぶ際にどこを見ればいいの?」

という方はぜひ読んでいただき参考にしてください。

ランキング上位の投資信託とはどういったもの?

ランキング上位の投資信託であっても安易に購入することは禁物です。
各販売会社が自社の利益となる投資信託を大々的に売り出している可能性もあります。
もちろん、本当に良い商品もありますので、それぞれの投資信託の目論見書などをしっかりと確認することが重要です。

ここでは、ランキングから投資信託を選ぶ際の注意点を紹介します。

販売することで運用側は手数料を得られる

投資信託を販売することで運用側は利益を出しています。
売れば売るほど儲かりますので、投資信託は新しい商品が毎年多数販売されています。

新商品は話題性もありランキングに入ることも多いですが、そういった商品が毎年出ているのです。
運用側はどの投資信託であっても販売できれば手数料を得ることができますので、毎年のように売れそうな投資信託をつくります。

話題性のある商品や投資雑誌などで紹介されている投資信託は売れ筋商品となりますが、売れているランキング上位の投資信託=良い(利益が期待できる)投資信託ではありませんので、その点は注意が必要です。

手数料が高めに設定されている傾向が多い

ランキング上位の投資信託の中には手数料などのコストが高い商品もあります。
販売手数料や信託報酬などのコストは損益に直結する要因です。

必ずコストについては確認するようにしましょう。
最近では各社がコスト競争を行っており、年々投資信託のコストは下がっています。
ランキングに入っていない投資信託の方がコストが低いということも十分にあり得ますので、投資信託を比較するということを心がけましょう。

ランキング上位の投資信託(SBI証券)

ここでは、大手ネット証券会社であるSBI証券の実際のランキング上位の投資信託について紹介します。
ネット証券を利用している投資家はコスト意識が高い投資家が多く、銀行などのランキングに比べてコストが低い商品が多いです。

ランキング上位の投資信託といっても、前述のように注意点はありますが、良い投資信託を発見できるかも知れませんので、しっかりと投資信託の内容を確認したうえで活用しましょう。

ひふみプラス

ひふみプラスはレオス・キャピタルワークス株式会社が運営する投資信託です。
メディアなどでも度々紹介されている有名な投資信託ですね。

ひふみ投信は直販型投資信託ですので、各証券会社から購入することはできませんでしたが、ひふみプラスが販売されたことによってほぼ全ての証券会社から購入することが可能となりました。

ひふみ投信とひふみプラスの中身は同じで、主に国内の小型株に投資を行います。
ひふみプラスは、市場平均より高いリターンを得ることを目指す「アクティブ型投資信託」となっています。

アクティブファンドはコストが高くなりがちなこともあり、そのほとんどが長期的には市場平均以下の投資成績となっています。ひふみプラス(ひふみ投信)はそんな中で数少ない、長期的に市場平均を上回る成績を収めている投資信託です。ただし、信託報酬は1%を超えており(税込)インデックスファンドよりコストは高くなっています。

ニッセイ外国株式インデックスファンド

ニッセイ外国株式インデックスファンドは常に様々な証券会社のランキングに入っている投資信託です。
投資対象は日本を除く先進国株式となっています。

MSCIコクサイ・インデックス(配当込)に連動することを目指すインデックスファンドです。
信託報酬は0.1%台とトップクラスの低さとなっています。純資産額も1,000億円を超えるファンドであり安定した運用が期待できます。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスはニッセイ外国株式インデックスファンドと同じMSCIコクサイをインデックスとするインデックスファンドです。

インデックスが同じですので、投資対象となる株式も同じになります。信託報酬についても、現在のところニッセイ外国株式インデックスファンドと全く同じです。信託報酬については、コスト競争が活発化しており、Aファンドが信託報酬を引き下げればBファンドも引き下げを発表するというようなことが多々あります。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスとニッセイ外国株式インデックスファンドもコスト競争の結果、現在は同じ信託報酬となっており、今後もどちらかが信託報酬を下げればもう一方が対抗することが想定されます。

設定日が2017年と新しい投資信託ですが、純資産額を順調に伸ばしており現在は580億円程度です。
ニッセイ外国株式インデックスファンドには及びませんが、580億円あれば純資産額が少なく運用が安定しないといった可能性は少ないでしょう。

投資信託を選ぶ際のポイント

信託報酬

投資信託を選ぶ際に重要となるのが信託報酬です。
投資信託を選ぶ際は信託報酬を必ず確認してください。

多数の投資信託が販売されており、ほとんどの投資信託は投資対象が同種の投資信託が存在します。投資対象が同じ(似ている)投資信託と信託報酬を比較することが重要です。

投資対象が異なる場合は信託報酬も違って当たり前ですので、比較する際は投資対象が同様の投資信託で比較しましょう。
例えば、国内より海外、先進国より新興国が信託報酬は高くなる傾向があります。

運用成績

運用成績も投資信託を選ぶ際に重要なポイントです。
過去の運用成績は投資信託の実績ですので、どういった時期にどのような動きになっているか確認するようにしましょう。

運用成績を比較する際は、市場平均(インデックス)と比較することが重要です。

例えば、投資成績が小幅にマイナスのアクティブファンドがあったとしても、市場平均が大幅なマイナスなのであれば、投資成績はマイナスでも優秀なファンドという見方もできます。また、インデックスファンドの場合はインデックスときちんと連動しているかが重要です。インデックスより運用成績が良かったからといって、安易に喜んではいけません。
インデックスファンドはインデックスとの連動を目指すファンドですので、インデックスと乖離が大きい場合はリターンが上回っている場合であっても運用に問題があると言えます。

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森田賢一

FP2級資格を持つ30代男性会社員。10年以上の投資歴を持つ現役投資家。
10代から投資をはじめ、リーマンショックでは投資家としての心構えを鍛えられた。
株式を中心にETFやREITへの投資も行い、現在の運用資産は5,000万円。アーリーリタイヤを目指し投資の勉強は欠かさない。
ブログにて株式投資に関する情報を発信中
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