夏休みがチャンス!子どもと一緒にやりたいお金の勉強

續恵美子

2019.08.16.(金)

夏休みに入り、子どもとお出かけする人も多いのではないでしょうか。行く先々でオモチャや冷たいアイスクリームをねだられ、そのたびに買っていませんか?

実はそのときの親の行動次第で、将来の子どものお金に関する行動が変わってくるかもしれません。せっかく子どもと過ごす時間が普段より長い夏休み。お出かけでお金を使うのも悪くはないですが、子どもと一緒にお金の勉強をしてみてはいかがでしょうか。

お金のクセは遺伝?環境?

筆者自身、小学生の子どもを持つ親として、子どもを含めてママ友達と集まることがよくあります。そんなとき、お金を使うシーンやお金の話になると、親と子どもで金銭感覚が似ていると感じることがあります。

たとえば、どこかへ行くと決まって「何か買って」とおねだりする子。その子の親は、お出かけ時には目についたものをよく買っているのを見かけます。小学生なら親の言動に影響を受けるのは当然かもしれませんが、このまま育つと消費体質になるだろうな……と、老婆心ながら考えてしまいます。

実は、個人の貯蓄性向の約1/3は遺伝に由来するという研究論文「The Origins of Savings Behavior」(貯蓄行動の起源)」が2015年に「Journal of Political Economy(The University of Chicago Press出版)」のなかで発表されています。

だからといって遺伝なら仕方ない……と考えてしまうのはオススメできません。たとえば、生活習慣病など家系的な要因があるといわれる病気がありますが、遺伝だから仕方ない……と不健康な生活をする人はいないはず。むしろ、家族に生活習慣に気をつけながら病気にならない対策を取りますよね。

お金の使い方も同じはず。「ムダ遣いしている訳でもないのにいつもお金が足りない」「もっと若いときから貯金しておけば良かった」と言う人は多いですが、遺伝なら仕方ない……と言うことはないと思います。むしろ、「親が子どもの頃から教えてくれてれば……」などと考えるのではないでしょうか。

自分のお金の使い方がしっかりしている人も、そうでない人も、子どもの将来を考えて、自分の子どもが小さいうちからお金の教育をしたいものです。

お金の勉強ステップ1:親子で楽しく家計管理

子どもの年齢にもよりますが、お金の勉強と言っても難しいことを教える必要はありません。文部科学省が2014年に発表した指針「文部科学省における金融経済教育の取組について」では、学校教育における金銭教育の取り組み例として、小学校の家庭科で「身近な物の選び方、買い方を考え、適切に購入できるようにすること」としています。

これは、実は大人の家計管理においても大切なこと。貯金をする、投資をするということに先駆けて大切なことです。

そこで、親子で家計(予算)管理を楽しんでみてはいかがでしょうか。親は買い物の予算を決め、その範囲内でたとえば1週間分の買い物をします。1週間の間に買い足しが必要になったり、大幅に余るようではダメ。

子どももたとえば300円、500円といった予算を決め、1週間分のおやつを自分で選んで自分で買う。1週間の間におやつがなくなってしまってはダメ。

こうやって、どちらが上手に買い物できたかをゲーム感覚で勝負するのもいいですね。子どもの頃に300円を握りしめて、遠足のおやつを買いに行った経験がある人は多いと思いますが、当時の様子を思い出しながら、親子で楽しみましょう。

お金の勉強ステップ2:子どもがお金に興味を持つ機会を逃さない!

TVを見ているときや日常の会話のなかで、子どもがお金に関する質問をしてきたら、しっかり応えてあげましょう。そうすることで、さらに関心を持つようになると筆者は考えます。

実は筆者は自分の子どもにお金を借りることが結構あります。といっても、小銭が必要だけれど財布の中に小銭がないときなどですが。あるとき、借りた金額より多めに請求され、「利息を取るの?」と言うと、利息とは何かと質問されました。

そこで、利息とはどんなものか、たとえば銀行にお金を借りたとき、銀行にお金を預けたときなどに発生する利息について説明すると、さらに興味を示したのです。それ以来、ママ(私)に対してよりも、パパに対して多めに利息を取るようになりました。なぜかと聞くと、ママ(私)はいつも早めに返してくれるけど、パパは返してくれるのが遅いから……。きちんと利率計算をするには至りませんが、おおまかにでも借入れ利息の基本を理解していたようです。

これはあくまで筆者の家庭で行っているお金の勉強の一例ですが、子どものちょっとした興味を逃さず、きちんと説明することで、子どものお金への向き合い方が変わってくるのではないでしょうか。

お金の勉強ステップ3:そもそも親自身がお金の勉強をしておく

そもそも親自身がきちんと説明できたり、正しいお金の使い方をしていなければ、子どもにお金の教育はできません。「ムダ遣いしている訳でもないのにいつもお金が足りない」「なかなか貯金できない」などと悩んでいる人は、まずは自分自身がマネーセミナーに通ったり、ファイナンシャルプランナーにマネー相談をするなどで、マネーリテラシーをきちんと身につけるようにしたいですね。

子育てが忙しくてもお金が貯まる3つの方法を学ぶ

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續恵美子

ファイナンシャルプランナー(CFP®)
夢や希望を持ちながらも、一歩を踏み出せない――お金の知識を教えることで、そんな女性が一歩踏み出す支援をしたいという想いとともに、ファイナンシャルプランナーとして活動。
プライベートでは南仏移住して10年以上。仕事・家庭・自分の人生を活き活き送る、多くのフランス人女性から学んだことを日々の活動に実践している。

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