人生100年の時代を自分らしく生きる~「エンディングノート」を活用しよう

高橋禎美

2019.08.08.(木)

みなさんは、エンディングノートを知っていますか?手に取ってみたことはありますか?

この10年ほどでエンディングノートは話題に上り一般に浸透しているので、耳にする機会もあるでしょう。エンディングノートに対して興味を持ち、活用方法を知りたいという方は増えていて、私もセミナーでお話させていただくテーマの一つです。
エンディングノートは、この先のいつか終焉を迎える自分の時間を、一層有意義に活発に希望を叶える生活、生き方を実現していくための、きっかけをつくるものなのだと思っています。エンディングノートを書いてみたいと思う方に向けて、書き方のコツを紹介したいと思います。

昔を思い出すときが、エンディングノートを書き出すとき

エンディングノートの素晴らしいところは、自分の人生を一度振り返ってみるという行動を経ることです。誰に見せるものでもありませんが、自分の半生を自分史としてまとめてみるのです。エンディングノートの意義を感じて素晴らしいものだと知っておきながらも、なかなか自分のものを書いてみたいと思うようにはなっていませんでした。

まだ自分はその時ではないのだと。
今になって分かるのですが、書き出せないのには理由があります。それは、自分の過去のこと、昔の出来事を思い出すことができないからです。それがある時期になると変化してくるとエンディングノートに取り掛かられた皆さんが話しています。ふっと幼少期の一場面が浮かんできて、それをきっかけにどんどんと昔の出来事が蘇ってくるのです。まさにその時がエンディングノートに取り掛かりたい時です。

・小学校の授業の一場面、得意だった科目のこと。
・昔好きだった歌手やよく聞いた曲。
・夕方暗くなるまで友達と遊んでいた時のこと。

思い出す中で、楽しかったこと、やりたいと思っていたこと、大切にしてきたことを、断片的でもいいので、エンディングノートに書き連ねていくのです。小さな生地を縫い合わせていくパッチワークのように、小さな思い出の一片をどんどんと書いていくことで、自分史ができていきます。

この先の人生の希望を文言化する

自分史のその中身は宝の山です。経験や気持ちの持ちようで性格や行動を変えていくことが可能であると認識したうえでのことですが、生まれ持ってきたは自分の特性は土台として変わることのないものがあると思っています。例えば心地良くなるポイントも人それぞれです。スポーツでスッキリする人もいれば、楽器を弾くことで自分をリセットできる人もいます。

わたしは「何を大切にしてきたのだろう」そして「何をやり残しているのだろう」「これから何をしてみたいのだろう」そして、「何をやり遂げていきたいのだろう」。

書き連ねた自分史の中に、これから「どう生きるか」がきっと書かれています。これが未来への「道しるべ」になるのです。

希望を叶えるためのプランニングをしよう

やりたいこと、目標が定まってはじめて、それを叶えていくための対策を考えていくことが出来ます。目標が明確にならないのに対策だけ先行して立てるなんておかしいですよね。

・自分の持ち物はどうしたいか、誰かに譲りたいのか。
・葬儀はどうしたいか、自分の葬儀はどんな形で誰に来てもらいか。
・散骨してもらいたい、それであれば、親のお墓をどうするのか、必要なら畳むことも検討しなければ。

このように、現在の希望を叶えるための対策をひとつひとつ講じていくのです。
両親の介護が大変だった経験から、子どもの世話になりたくない。それならば、どんな環境で、暮らしたいのかをしっかりと計画することです。

お友達といつでも会えるように、お友達同志で同じマンションに居住したい。また、病院の近くが良いとか、物価が安くて公的サービスが充実している自治体などへ、「安全、便利」を求めて住環境を整えたいというときには、住居を移し棲みかえることも検討すべきでしょう。

まとめ

希望に即して、計画を立てて進めていくことができる。これがエンディングノートの意義です。これからの未来の暮らしを素晴らしいものへとするには、まずは人生の振り返り、見つめ直した自分の気持ちを知ることから始めましょう。希望は人それぞれで正解は皆さんの心の中にあります。
まずはエンディングノートを書き始めることで、自分ならではの希望を見つけてみましょう。

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高橋禎美

ファイナンシャルプランナー/ 一種証券外務員/ パーソナルカラーアドバイザー

大手アパレルメーカーを退職後、FPとして独立。個人FP相談や投資初心者の女性に向けた「はじめての投資」セミナーを開催中。お金とファッションに興味のある30代以上の女性に支持されている

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