気をつけたい!FX初心者が経験しがちな失敗談

FXで失敗したくない!FXに限らず投資でも、仕事でもプライベートでも生きている限り失敗はしたくないものですよね。失敗を見ないようにしてなかったものにすることも1つの対策ではありますが、反面教師という言葉もあるように人がやってしまった失敗談から学ぶことも1つの対策です!
とくにFX初心者の場合、ほぼほぼ失敗します。投資の中でも投機的傾向(ギャンブル性)が強いといわれているこの世界ですので失敗はつきものです。大切なのは失敗から何を学ぶのか。人は失敗からでしか学ぶことはできません。自分で受けた失敗の傷はダメージが大きくて時に相場に戻ってこられなくなってしまうこともありますが、人の失敗ではダメージなく教訓という学びを得ることができます。ぜひ失敗談からもFXのトレード手法や哲学を学んでください。
損切りができなかった
「FX 失敗」などでネット検索したら必ず上位に入る常連のキーワードです。筆者もこれができずに強制ロスカットとなった苦い経験があります。「ただただチャートの暴落は指をくわえて見るしかなかった」、「何度もバウンドしているため明日には戻ると思っていた」、現実逃避、根拠なき自信、このような行動や思考はどうして引き起こされてしまうのでしょうか。
「保有効果」という言葉を聞いたことがありますか?この言葉は2017年にノーベル経済学賞を受賞したリチャード・H・セイラー氏が提唱した言葉です。買ったもの、手に入れたものに対して愛着がわき、手放すのが惜しくなる行動経済学に基づく心理現象のことをいいます。
FXの世界に限らず「もったいないから手放せない」という心理は日常生活でも経験があるかと思います。特に投資の世界では「お金」というリアルな事情が関わっていますから、損切りができないという行動は人間にとって必然なのかもしれません。トレードは機械的にといわれる由縁もこれに当たりますね。だったらこういう心理が働くと知っていれば次からの行動も変わると思いませんか?
器を越えた取引をしてしまう
「デモトレードで何度も勝てたから」「実際のトレードでも勝率があがってきたから」FXをしていると急に自分が無敵になったかのような感覚に襲われてしまうことがあります。そんな時「レバレッジを増やせばもっと利益をあげられるのではないか」という思考が生まれます。その結果、今まで築いた資産が一瞬にして消えてしまうという現象が初心者にはよく起こります。相場の世界はそこまで甘くありません。その勝てた要因を分析できた時はじめて器がひとまわり大きく成長します。
そのトレードで勝てた要因は、雇用統計や要人発言などファンダメンタルの観点からなのか、テクニカル分析のチャートの読み解きが思惑通りだったからなのか。休むも相場という格言がありますが、今の器にヒビは入ってないか、大きすぎないか、小さすぎなきか。まさに相場から一旦離れて現状の分析をしなさい。という先輩トレーダーたちからの教訓が示された言葉です。
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楽生暮
ファイナンシャルプランニング技能士2級、AFP(日本FP協会認定)
金融・保険業界を経験後、現在はフリーでFPに関するライター業やメディカルハーブ講師、マヤ暦占星術を行う2児の母。自身でも株やFX、つみたてNISAなどの資産運用を行いながら、「楽しく生きて暮らす」をテーマに子育てや資産運用を書いたノンジャンルのブログも運営中。複数の収入の柱を持つことを提案し実行している。
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