40代における毎月の貯金額の平均はどのくらい?

マネラボ編集部

2019.05.22.(水)

老後が迫る40代の毎月の貯金額はどのくらいが適切なのか、気になる人も多いでしょう。今回は厚生労働省の調査データをもとに、40代の毎月の貯金額について考察します。ぜひ、あなたのライフプランの参考にしてください。

老後のことを考えて貯金を行おうとしても、総額でどのくらい貯金すればよいのか?毎月の生活を考えるとどのくらい貯金するのが一般的か、悩む人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、厚生労働省が平成28年に実施した調査データをもとに、老後が迫る40代の毎月の貯金額について考察してみました。ぜひ、ご自身のライフプランの参考にしてください。

40代の貯金額の現状

まず、厚生労働省の統計資料『平成28 年 国民生活基礎調査の概況』をもとに40代の貯金額の現状について紹介します。

貯蓄額、借入額の平均

統計によると、40代(40~49歳)の1世帯当たりの平均貯蓄総額は652万円です。調査対象全体の平均が1,031万5,000円なので、その65%ほどという計算になります。50代では全年齢の平均を超える1,049万6,000円、60代では各年代トップの1,337万6,000円が平均貯蓄額となっています。

一方、借入額を見ると、40代の平均金額は862万1,000円です。いちばん借入金額が高いのは30代ですが、その額は865万7,000円ですから、ほぼ変わらないといってよいでしょう。30代から40代にかけてマイホーム購入などでローンを組む人が多いことがうかがえます。ちなみに、50代になると581万6,000円に減り、さらに60代では251万9,000円へと、ぐんと減っていることがわかります。

このようにして見ると、40代は、ある程度の貯蓄はあるものの、それ以上の借入金があるという実態が浮かび上がってきます。

参考資料:『平成28 年 国民生活基礎調査の概況』
※数値に熊本県のデータは含まれていません。

毎月の平均貯蓄額

40代の人が毎月平均どのくらいの金額を貯蓄に回しているのかは、性別や職種、家族構成によっても変わるので一概には言えませんが、手取りの10%程度を貯蓄に回す人が多いようです。コンスタントに貯蓄していけば総額は増えていくはずですが、『平成28 年 国民生活基礎調査の概況』によると、そうはなっていません。40代で「貯蓄が増えた」と答えた人は、40代全体の18.1%にとどまっています。逆に減ったと答えた人が33.9%、変わらないと答えた人は39.6%です。

貯蓄が減ってしまう原因として一番多かったのが、「日常生活への支出」で、61.3%を占めています。次いで「入学金、結婚費用、旅行等の一時的な支出」が36.0%です。40代は、中学、高校、大学などの学費も含め、子どもへの教育費がいちばんかかる時期でもあります。その分、毎月の生活費にしわ寄せがきているということなのかもしれません。

参考資料:『平成28 年 国民生活基礎調査の概況』
※数値に熊本県のデータは含まれていません。

老後に備えてどのくらい貯金すべき?

老後に備えてどのくらいの貯金があればよいかについては、「2,000万円くらいで大丈夫」「いや、1億くらいは必要」など、さまざまな説がありますが、一般的には3,000万円程度とされています。

これは、60歳を過ぎてから何年くらい生きるかという「平均余命」をもとに算出されたもの。夫が84歳、妻が89歳まで生きるという仮定で、トータルの生活費(約9,300万円)から年金収入(約6,300万円)を引くと、3,000万円が不足になります。つまり、これだけの貯蓄があれば不足分を補えるということです。

40代の貯蓄を増やすためにやるべきこと

平均貯蓄額は約650万円、平均借入額が約860万円という40代の実態から考えると、老後に3000万円の蓄えを確保するというのは、なかなか厳しそうです。少しでも貯蓄を増やすために、以下の流れで貯金する金額を計算しましょう。

老後に必要な貯金額を計算する

まず、老後の生活に必要な金額を計算します。生活費は、最低限で毎月22万円が必要と算出されています。公的年金の平均は、毎月20万円。夫婦ふたりで定年後20年生きると仮定すると、年金収入は約4,800万円です。一方、必要な生活費は5,280万円。480万円の不足となります。退職金があることを考えると、このくらいの不足なら解消できそうです。

ただし、この金額は、本当にギリギリの生活を維持するものです。家のリフォーム、旅行など、自分たちのライフプランにそって計算する必要があります。

貯金の計画を練る

次に、現在の年収や借入額をもとに、毎月どのくらいを貯蓄に回せば、老後の資金が確保できるかを考えてみましょう。子どもがいる方は学費がかかることをふまえ、無理のない範囲で貯蓄できそうな最高額をはじき出します。

家計の見直しを行う

最後に計画通りに貯蓄するため、家計の見直しを行います。その筆頭が、今や生活必需品ともいえるスマホです。キャリア系のスマホから格安スマホに切り替えれば、かなりの差額が出て、貯金に回すことができます。食費もぜひ見直したいところです。外食を減らす、ムダな買い物をしないようにする、広告をチェックして安いお店に行くなど、工夫できることは多々あります。

その他、光熱費、嗜好品など、見直してみるとかなり節約できるはずです。ついコンビニに立ち寄って何かしら買ってしまうなどの行動も、この機会に見直してみることをおすすめします。

平均貯金額や借入額など、40代の貯金の現状についてお伝えしました。老後のお金がどのくらい必要かは人によって違うので、単純に平均値と比較することはあまり意味がないかもしれません。しかし、老後は確実にやってきます。まずは、今の貯蓄状況を踏まえつつ、自分にとって必要な額を割り出してみましょう。それにそって毎月の貯金額を決め、老後に備えることが大切です。

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