新興国通貨の人気について

田中和紀

2019.05.14.(火)

注目集める新興国通貨

新興国通貨が人気のようです。低金利が続く先進国通貨ではスワップ金利が少ないという理由もあるしょう。ビットコインブームも落ち着き、FXが再度見直されている中、値動きと共に安定の金利にも目が向けられています。スワップ金利は高額で、数年ポジションを維持できればスワップ金利が元本を上回る通貨もあります。インカムゲインといえば家賃収入が魅力の不動産投資を連想しますが、現在は銀行が融資を絞っており、思うような投資ができないと聞きます。

それならば、新興国通貨のスワップ金利でインカム収入を得たいと考える人が多いのも頷けます。FX会社も南アフリカ・ランドやトルコリラの他、メキシコペソなどの新興国通貨の取り扱いを増やしています。価格が安い為、値ごろ感も魅力で、少額での取引も可能です。年明けから懸念された米利上げ、ブレグジット、米中貿易協議などの問題が一服しつつある環境で、リスクを取りに行く姿勢もあるようです。

新興国通貨のメリット

新興国通貨の高金利は魅力です。よって新興国通貨は中長期的な買い(ロング)のトレードが好まれます。金利の高さは先進国通貨の比ではなく、トルコリラの政策金利は24%で、5年で元本を取り戻せるスワップ金利が付与されます。しかも価格が安く、大きく上昇する可能性を秘めています。日本の高度経済成長期で円の価値が上昇したように、伸び盛りの国の通貨は大幅上昇する事もあります。一時の仮想通貨のような値上がりを期待している人も多いでしょう。株と違い通貨なので紙くずになる可能性も低いでしょう。

新興国通貨のデメリット

デメリットは政情や経済が不安定で大幅減価する可能性です。先進国と比べれば経済基盤は貧弱で、不景気になれば大きく経済が減速し、通貨も大幅安となります。ロシアルーブル、トルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソなどは1980年代と比べれば何百分の1や何千分の1に減価しており、リーマンショック後で考えても2分の1や4分の1程度減価し、いまだ回復していません。また売り(ショート)はスワップ金利の支払いが大きく不利で、短期投資も流通量の少なさからスプレット差が開いており不利です。情報量も少なく、突然の乱高下もあります。

投資する上での注意点

新興国通貨はリスクが高い為、多くの資金を投入する事のないようリスクコントロールはしっかり行いましょう。またFX会社は商売で新興国通貨を薦めている事も承知の上で投資を行ってください。FX会社は商売優先です。投資をしてもらう事が目的で、顧客が儲かる事は二の次です。新興国通貨が勧めやすい環境なので勧めているだけです。決して儲かりやすいから勧めている訳ではありません。値ごろ感と高金利が人間心理を揺さぶりやすくマーケティングとして有効なのです。これに乗じて商売している事は忘れないでください。元FX会社にいた人間からのアドバイスです。

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田中和紀

ファイナンシャルアカデミー認定講師。「FX・外貨投資スクール」で教壇に立つ。福岡大学卒業後、証券会社入社。金融ビッグバン当時、業界初のFX事業の立ち上げに関わる。投資実績としては、ドル/円、豪ドル/円のロングポジションの長期投資。年率にして平均15%で10年以上運用した。その他様々な金融商品を取引中。オプションSQに合わせて、オプションの短期売買を実施しています。2006年よりKAZUKI FP事務所代表。証券会社、情報ベンダーなどで講演・執筆を中心に活動。
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