銀行預金と株式投資は何が違う?

飯田道子

2019.05.02.(木)

運用について勉強していく中で、ふと疑問を抱くのが銀行預金と株式投資の違いです。分かってはいるものの、何だかぼんやりする部分もあり、モヤモヤしながら投資先を選んでいる人もいるようです。今回は基本中の基本、銀行預金と株式投資は何が違うのかについて考えてみたいと思います。

それぞれの基本を知る

①銀行預金の基本を考える

読んでその名の通り、銀行に預けるから銀行預金。とはいえ意外と奥深く、その特性を知っておくだけで今後どのように投資先を選ぶべきかが分かってきます。

今や銀行の窓口では預金の他に投資信託を購入できたり、保険に加入できたりと、取扱、商品は広がりを見せてみます。とはいえこれらの金融商品は、あくまでも間貸しと言うか取次ぎをしている金融商品の他ありません。

銀行本来の商品は預金です!

預金には普通預金、定期預金、積立定期預金等がありますが、これらの共通点はあらかじめ預金金利が明確になっているということ。また満期のある定期預金を満期前に解約しても、元本が減ることがないということが挙げられます。そしてこれらが銀行預金の最大のメリットになっています。

②株式投資の基本を考える

株式投資は自分が選んだ企業に投資をし、保有期間には配当金や株主優待等を受けられるのがメリットになります。そして株式投資の最大のメリットとなるが、投資した金額以上の金額を短期間で得られる可能性があるということです。

そもそも株式投資の王道は、安く買って高く売ること。保有期間も何カ月以上、何年以上というような決まりもありません。投資したときよりも株価が高くなったときに売却すれば、利益が得られるのです。

まさに短い間にお金を増やす可能性を秘めているのが株式投資の最大級の魅力であるといえるでしょう。

とはいえ、どんなに魅力的な金融商品に感じたとしてもメリットの裏にはデメリットが潜んでいるのです。金融商品を選ぶときには、メリットだけでなく、デメリットを知ってこそ、より適切な運用をすることができるのです。

それぞれのデメリットを知っておこう

そもそもメリットというのは、デメリットと表裏一体。メリットがデメリットに働くことがありますし、デメリットがメリットに働くことがあるのです。

銀行預金の最大のデメリットは、預金金利が固定されることです。

たとえば銀行の預金金利が0.1%だったときに100万円を1年間預けた場合です。
1年後の利息は税引き前で1万円ですが、その間に預金金利1%に相当する金融商品があった場合、それに預けておけば税引き前で10万円を利息として手にすることができたのです。その差は実に10倍にもなります。

もし、銀行預金に預けた後からより良い条件で運用できる金融商品が出てきたのなら、預け替えをしない手はありません。デメリットをそのまま享受し続けることは避けましょう。
ただし、この場合は必ずしも同じ運用条件ではないハズ!どのようなリスクがあるのかを知って、預け替えをするのかを決めることが必要です。

株式投資の最大のデメリットは、株価がどのように動くのか分からないということです。

株式投資の場合、必ずしも値上がりする訳ではありませんし、値上がりしたとしても売買手数料が必要なため、微々たる利益な場合もあります。またお金が必要なときに現金化すると、売却するタイミングによっては元本割れをすることも考えられます。

株式投資の場合、元本割れのリスクは避けて通れないものだと心に刻んでおきましょう。

 

メリットとデメリットを知って運用先を決める

今回は、銀行預金と株式投資について考えてみました。これらの金融商品に限らず、いずれの金融商品にもメリットとデメリットが存在しています。つまり、どれが良いのか、悪いのかという単純なことではなく、言い替えれば金融商品毎に向き不向きがあるということなのです。

銀行預金の最大のメリットのひとつとして、いつ解約しても元本が保証されるというものがあります。つまり絶対に元本割れをしてはならない資金の運用に向いていると言えますし、預金金利が明確なため、短期間の運用であっても安心して運用することができるのです。

一方の株式投資の場合、最大のメリットは投資した以上に大きく利益を得られる可能性があるということです。元本割れをしても大丈夫な資金であれば、大きく増える可能性のある株式に投資することができますし、長期保有することで配当金が貰えたり、株主優待を受けることができるという訳です。

物・者・モノには適材適所があります。これは金融商品にも当てはまります。金融商品にはどのようなメリットとデメリットがあるのかを理解して、自分の目的に合った適材適所を見つけ出し、ストレススリーな運用を目指していきましょう。

株の仕組みから銘柄選び、決算書の読み方、売買タイミングまで網羅する

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飯田道子

ファイナンシャル・プランナー(CFP)、海外生活ジャーナリスト。
金融機関勤務を経て96年FP資格を取得。現在は各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などをおこなっている。海外移住にも対応しており、特にカナダや韓国への移住相談や金融・保険情報を得意としている。趣味が高じてスキーやスキューバーダイビングのインストラクターも経験。現在は、数秘&カラーの上級トレーナーとしての顔も持つ。

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