子ども3人でも、スボラでも。2年で350万円貯まる家計管理術

マネラボ編集部

2019.04.15.(月)

あきさんは、子ども3人の5人家族の主婦。10年家計簿をつけ続けても改善しなかった家計が、一日一行の家計簿にしたところ、2年で350万円の資産をつくることができてしまったそうです。それをブログにまとめたとたん、問い合わせが殺到。大人気ブロガーとなったあきさんの家計管理メソッドを公開します。

いくらまで使っていいかがわかる家計簿のつけ方

マネラボ編集部:節約が成功したからみんなに伝えたいという思いで、ブログを始められたんですか。

そうですね。誰かの役に立てればと思って始めました。私の家計簿のつけ方は誰でもできて、再現性があるなと思ったんですね。私も家計に迷っていて、お金に関する本を図書館で手当たり次第に借りて、全部読んだのに、一つも答えが書いてないと思っていました。言っていることは何となくわかるんだけど、じゃあこれをどう生かしたらいいんだろうというところで結局つまづいてしまうんです。だから、できるだけ具体的にこうすればいいよとお伝えできたらいいな、と思いました。

マネラボ編集部:家計管理の上で一番大切にされていることは何でしょうか。

お金のことで悩んでいる方は、いくらまで使っていいかわからない方が多いんです。そこがわからないと、気付くと使いすぎてしまったり、逆に極端に節約して、お金を使うのが怖くなって使えなくなったりします。大体どちらかが多いんです。
そんな方には、私は「使うお金の上限を見えるようにしよう」ということをよく言っています。今月はこれぐらいなら使ってもいいという範囲を自分の中で決めるというのが、家計管理の上では重要なポイントだと思っているんです。みんなできていそうで、意外とできていないんですよ。

マネラボ編集部:「あきの家計簿」では「1日1行」を推奨していますね。この手法はどのように編み出したんですか。

私は家計簿歴が長いんです。長年つけている間に面倒くさいことを省いていった最終形態が、1日1行ということなんです。昔はすごく細かくつけてたんですよ。油揚げが一枚55円とか。消費税の分を別にしてたりとか、そんな時代もあったんです。

内税と外税でどうすればいいんだとか、そんなことで手間がかかっていると、だんだん家計簿をつけるのが面倒くさくなってしまいます。だから、どんどん書く量を減らしていきました。最初はノート見開きで2、3枚あった1ヶ月分の家計簿が、今はノート片面1ページ分だけ。私の中でストレスなくできる範囲が1日1行なんです。1日1行どころか、1週間分のうちの3日分ぐらいはまとめて1日分にしてしまったりとか、さらにまとめてもいいルールにしてしまいました。できるだけ書く量を少なくしています。

マネラボ編集部:日付もまとめてもいいんですね。

まず目標ありき。最初に黒字をイメージして始める

大体これくらい使っているということが常にわかれば、それだけでお金の管理は十分なんじゃないかなと思います。正確に1円まで合わせなきゃと考えてしまうと長続きしません。1円まで合わなくてもいいからざっくり使う額を常に目に見える形にしておくことが家計簿の役割です。家計管理はそれをうまく動かすということです。大体この金額ぐらいまでで収めればうちは黒字になるんだという目安をつけてから、管理を始めるとより効果的です。

マネラボ編集部:最初に黒字をイメージするわけですか。

そうです。うちは大体これぐらい使っていけば、必ず黒字になるという、最初に目標ありきというか、最初にこの通りにやっていけば大丈夫というパターンを先に自分の中で作ってしまうと、成功率が格段に上がるんですね。

マネラボ編集部:成功率が。

そうです。家計簿をつけ始めて1年ぐらいで傾向がわかり、2年目3年目で軌道修正していくという経過をたどる方が多いんですけど、それでは時間がかかってしまいます。
最初に計算から入って「こうしよう」と考えてしまえば、1年目から100%成功できる人がほとんどです。3ヶ月ぐらいで「もうわかりました」みたいな方もいます。最初にゴールを決めるほうが成功率が上がるということですね。

マネラボ編集部:あきさんのブログのキャッチフレーズは「2年で350万貯めた」ですが、それも最初に「2年で350万貯める」とイメージしたんですか。

350万は現金だけではない貯蓄なんですが、現金の部分はイメージがありました。プラスアルファの株などの投資の部分は、読み切れないところがあるので、そのイメージはできていませんでした。結果としてそうなったというところがあります。現金や生命保険など、自分でイメージできる範囲については大体今年はこの予算でやっていけば、1年後はこれだけ貯まるというのが常に見えていて、3年後10年後続ければこうなるというところまでの見える化を常にしています。

大変そうに思えるかもしれないですけど、1回やってしまえば意外ととても楽なんです。今まで全然貯蓄できなかった人でも、「今度は本気で絶対貯めたいんです」とか「子どもが大学に行くので、本当にまずいです」と重い腰をあげて取り組んだ人は、成果を出しています。先にイメージを固めて始めると、すぐに成果が出てくるので、緊急な人ほどいいんです。

項目はシンプルに、支出を2つにわけて考える

マネラボ編集部:あきさんの家計簿は、費目が少ないのも特徴ですね。分けるのは特別費と娯楽費と食費と日用品費ぐらい。

基本はその4つだけです。もっと言えば、支出を2つに分けて考える。「必ず要るもの」と「必ずではないもの」に分けてみます。必ず要るというものは、削れるところはないか見直しますが、1回見直したらもう大体変わらないんです。ずっと同じぐらいを保ち続けるというスタンスでOKです。
節約するのは「必ずではないもの」です。そこもゼロにするんじゃなくて、ある程度はいいよとしながら、一定の金額で回していくようにするというのが、家計管理の基本ですね。

食費や日用品は、生活に密着していて削りようがないので、もうそこは削れないものと考えます。削るのは日常的でない支出からです。例えば旅行に行くとか家電を買い替えるとか洋服とか、そういったものを適度にコントロールします。それを見えるようにして、コントロールするのが家計管理であり、家計簿の役目ですね。具体的にいくらだったら黒字になるのかという、自分のラインを決めてやっていくというところでしょうか。「支出を2つに分けて考える」ということが一番のポイントですね。

マネラボ編集部:なるべく項目をシンプルにして、自分にわかるようにするんですね。私はアプリの自動連携で家計簿をつけているのですが、項目が多くて、改善点がわからないんですよね。

家計簿はつけているのに、数字の意味がわからない、改善点がわからないという人がすごく多いんですよ。意味のある数字を作れるようになるのが「あきの家計簿」です。どこを改善すればいいのかが見えないと、見える化じゃないんです。ただ数字を乗っけているのは、ただの記録なので。

マネラボ編集部:なるほど。私も「あきの家計簿」をつけてみます。お金を貯めたい人へメッセージはありますか?

お金で得られるのは「自由」だと思います。行動を選択する上の自由。ため込んで安心を得るためだけにあるわけじゃない。お金の使い方に、その人の生き方が現れると思います。
「貯蓄率が50%ぐらいで、年間300万とか400万貯めています、でもその代わり旅行はゼロです」みたいな人は、私はあまりうらやましいと思わないです。それよりは自分のやりたいことにお金を使えるような状況を常に作っておいて、選択できる自由を残しておくというのが、私は理想かなと思っていて。そういうことができるようになると、人生が楽しくなりますよね。

あきさんの家計管理術を使ったことで、「今までお金が怖くて使えなかったけど、やっと旅行にお金が使えるようになった」「堂々とお金を使えるようにやっとなった」という人が多いそうです。
あきさんの考え方を実践的にトレーニングできる書籍が発売になりました。読んでいると、家計簿がつけたくなります。

家計簿を上手につけるコツを学ぶ

タイトル:「ズボラ家計管理」トレーニング
著者:あき
発行:講談社
定価:1,000円(税別)

出典:Amazon「ズボラ家計管理」トレーニング

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するさまざまなテーマのコラムを、わかりやすく・楽しく発信することに日々奔走中。誰もがお金と正しく付き合うための教養を身につけ、豊かな人生を送るためのヒントを提供しています。

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