新元号に寄せて 元号と重なる僕の人生

こめまる

2019.04.12.(金)

4月1日、午前11時40分すぎに、菅官房長官によって新元号「令和」が発表されました。

僕は、勤務中でしたが、オフィスの誰かが、

「れいわだって」

と言ったのが聞こえました。

れいわ?どんな字?
でも響きはいいな、というのが第一印象でした。

次に誰から、「命令の令に、昭和の和」と言いました。

「令和」か、悪くないな、そして平成もあと1ヵ月かと変にしんみりとした気分になりました。

それが僕の新元号「令和」を最初に聞いたときの気持ちでした。

僕は、昭和32年生まれなので、昭和で31年、平成で30年過ごしてきたことになります。そして令和では何年過ごすことが出来るのでしょうか?

ここで昭和、平成、そしてこれからの令和についての思いを記したいと思います。

昭和に生きた31年間

平成になる前は、昭和天皇が、前年の1988年末からご容態が優れず、しかもそのご容態が逐一メディアで発信され、心配しながらもいろいろ自粛したりという期間がしばらくあったので、新元号のことは全く考えもしませんでした。

また、当然メディア側も新元号のことに触れるということは、天皇陛下の崩御を意味することで、僕の記憶ではメディアでは全くと言いくらい新元号には触れなかったように思います。

昭和天皇の崩御により昭和は64年(1989年)1月7日で終わり、翌1月8日から平成元年となりました。

僕は当時31歳で独身。

社会に出て7年目でようやく仕事の面白さが分かってきた頃でした。
僕にとっての昭和は、生まれ、成長し、学び、生きて行くための知恵と力を備えた時期で、社会に出て自立した人間として歩み始めた時期でした。

平成で過ごした30年

平成の30年間は、まさに僕に取っては働き通しの30年間でした。

平成5年(1993年)1月に結婚して、その年の秋には長男が誕生しました。
そして平成7年、9年と続き、三人の子宝に恵まれました。

でも、妊娠、出産と働けない妻と三人の幼い子供たちを抱えて、僕はよく働いたと思います。
当時は、残業や休日出勤がまだとやかく言われない時代で、ブラック企業と言う言葉もありませんでした。

また、平成になっても続いていたバブル経済も崩壊し、入社から右肩上がりだった給料も上がらなくなり、そしてしばらく経つと給料が下がりだし、ボーナスも減額される時代になりました。

まだ年功序列時代に就職した僕の取っては、時代の変化を大きく受け止めた時期でもあります。

しかし、妻と二人で仕事と子育てに励み、三人の子供たちもみんな大学まで行きました。、現在では、上の二人は、社会人として働きだし、ようやく肩の荷が大分下りた気持ちです。

令和は「林住期」

五木寛之著「孤独のすすめ-人生後半の生き方-」には、古代インドのヒンズー教に生まれた概念で、人生を四つの「時期」に分ける考え方が紹介されています。

その四つの時期というのは「学生期(がくしゅうき)」「家住期(かじゅうき)」「林住期(りんじゅうき)」「遊行期(ゆぎょうき)」と言います。

「学生期」とは、青少年の時代です。心身を鍛え、勉学に励み、生きるために必要な知恵と経験を積み時期です。

そのステージをクリアすると次は「家住期」です。
社会に出て働き、結婚して、家庭を作り子供を育てる時期です。

そして次に来るのは「林住期」です。
世俗の迷いや苦しみから脱する「解脱」に向けた段階で、実社会からリタイアして、家も家族も捨てて、文字通り一人林に住むのです。

最後が「遊行期」。
林さえも離れ、定住地を持たず、無一文になってガンジスの岸に向かって放浪します。
つまり生と死に惑わされず、天命に委ねよ、という意味です。

この本を読んだ時、まさに僕と元号の関係は、これではないか、と感動しました。

僕にとっては昭和は「学生期」、平成が「家住期」、そして令和が「林住期」になるのです。

最後に

たまたまですが、自分と元号の関りが、それぞれの人生の時期と重なるようで興味深いです。

それというのも私の父が、今上天皇とは同い年。
そして僕は、皇太子様とは2つ違いの年上で同世代です。

昭和、平成と人生の上り坂と頂きを経験してきた僕は、これから下り坂の人生を送ります。

上り坂の時には見えなかったものが見えてくるような気がして少し楽しみにしています。

【前回の記事はこちら】
雇う側の論理 雇われる側の論理 どちらでもない論理

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こめまる

1957年9月、富山県生まれ、'82年早稲田大学を卒業後、都内の企業に入社。
2017年9月、同社を定年退職し、そのまま再雇用制度を利用し、継続勤務中。
現在、横浜市のアパートに妻、娘2名、猫3匹と同居。
定年後も体が続く限り働くことをモットーとし、働くことは、健康を維持し、生きがいを感じ、生活費を得る良い手段と考え、日々フルタイムで働いています。
趣味はクラシック音楽を聴くこと。現在LP、CD合わせて1000枚以上所有。聴かずに死ねるかとマニアックな名盤、珍盤を日々集め、聴きまくっています。

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