子育て世代のマイホーム購入。「子育て支援」が手厚い街に住もう

木暮ゆい

2019.03.07.(木)

日経DUAL、日本経済新聞の独自調査の「共働き子育てしやすい街2018」は、東京都新宿区、栃木県宇都宮市がダブル受賞しました。
新宿区、千代田区は「都心ど真ん中、自然もなくて子育てしにくいのでは?」と思われるかもしれません。この新宿区も千代田区も、自然は確かに少ないかもしれませんが、「手厚い子育て支援」があるのです。住まい選びのポイントの一つに「子育て支援」を考えてみませんか?

子育てに必要な環境、「医療施設」

子育てに最適な環境というとどのような環境があるでしょうか。豊かな自然?学習環境が整っていること?
確かに豊かな自然、学習環境が整っていることはもちろん重要ですが、より近所にあると子育ての役に立つ施設があります。それは「医療施設」。

乳幼児はもちろんのこと、児童は24時間年中無休で体調を崩しやすいです。風邪だけではなく水ぼうそうなどの感染症、夜中にいきなり高熱を出す、嘔吐…。また病気だけではなく、元気いっぱいに遊びすぎてけがをすることもあります。子供の病気、けがに休日はありません。そのような時に必要なのが「医療施設」。特に夜間や休日なども診察をしてくれる施設は本当に有難い存在です。

例えば「共働き子育てしやすい街2018」第1位の新宿区では、「しんじゅく平日・土曜日夜間こども診療室」があります。平日午後7時~午後10時、午後6時~午後10時に診察をしてくれるという医療施設です。 これならば、夕方以降に子供が体調を崩しても安心ですね。外にも練馬区、中野区などでも夜間の子供の急病を対応してくれる施設を開設しています。

夜間や休日に体調を崩した場合、東京都では消防庁救急相談センターに電話をすると対応できる診療所など教えてくれますが 、必ず近所を紹介してくれるとは限りません。逆にこのような医療施設が近所にあると、子供が病気の時にも心強くいることができます。そして、医療施設と一緒に考慮したいのが「乳幼児医療費助成制度」などの子供に対する医療費助成制度です。

自治体によって違う!医療費助成制度

乳幼児医療費助成制度は、0歳児から6歳に達する最初の3月31日までの間の子供の医療費を無料にしてくれる医療費助成制度です。そのあとは「こども医療費助成制度」になります。

しかし、これも自治体で差があります。例えば東京都23区の場合、「共働き子育てしやすい街2018」第3位の千代田区は18歳に達する最初の3月31日までの間、婚姻をしていないことなどの条件はありますが、原則、医療費が無料です。その他の23区では15歳に達する最初の3月31日まで医療費の助成があります。これらも原則、無料です。高校卒業までの助成もとても有難いですが、中学卒業まで医療費の助成があると家計が助かりますね。

ただ、この助成も全国一律という訳ではありません。例えば、千葉県は、各自治体ともほとんどが中学3年生まで医療費の助成がありますが、一部負担金を支払う必要があります。所得制限があり、医療費の助成がない自治体もあります。 一部負担金も300円と少額とはいえ、何人か子供がいて何回か通院するような事態になると、段々負担に思えてくるでしょう。「医療費助成がある」がある自治体でも「所得制限」と「一部負担金」はよく確認しておくことをおすすめします。

待機児童、学童、助かる子育て支援

医療施設、医療費助成という面で見てきましたが、他にもチェックしておいた方がよいポイントに「待機児童」「子育て支援」などがあります。

保育園は少なくても助成があれば安心 待機児童

待機児童問題はよく報道されています。ただし、これに対応すべく認証保育所外での入園の保育料の助成、幼稚園代の助成など各自治体とも保育施設の整備だけではなく、他の支援方法も考えています。例えば、東京都新宿区、中野区など一部の区や市では待機児童解消として、「ベビーシッター利用支援事業」を展開しています。 待機児童であることなどの条件はありますが、新宿区の場合、東京都の認定を受けた認可外のベビーシッター事業者を1時間250円(税込)で利用できます。 たとえ保育園に落ちたとしても、このような補助があるととてもありがたいものです。

アプリで便利 子育て支援

例えば、東京都の場合「こそだて応援東京ぱすぽーと」 というアプリが配信されています。ここに登録されている協賛店では、ミルクのお湯、商品の割引など様々なサービスを受けることができます。中にはマクドナルドの割引など嬉しいサービスも。

東京都だけではなく、このようなアプリ配信による子育て支援は市区町 村など年々全国に広まっています。 「こそだて応援東京ぱすぽーと」では協賛店による子育てサービスの情報発信でしたが、自治体のアプリは子育て広場や子育て情報など身近な情報を提供してくれることが多く、何か困った時に携帯からアクセスできるのでとても便利です。

自分のライフスタイルにあわせた「子育て支援」をチェック

今回は、代表的な子育て支援を紹介しましたが、このほかにも産後ケア、学童など多岐にわたります。ライフスタイル、ライフプランの違いによって必要な行政の子育て支援のサービスは異なります。

行政のサービスは年々変化し、100%自分がもとめるものに合致する子育て支援はなかなかないかもしれません。でも、折角のマイホーム選び、子育てサポート一環としてマイホーム候補がある自治体の「子育て支援」は必ずチェックしておきましょう。

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木暮ゆい

株主優待中心の日本株、海外高配当株、債券、投資信託、純金、プラチナ、銀積立、ソーシャルレンディング等に投資中のライター。最近では優待クロスでの株主優待品を取得と、ふるさと納税に夢中です。

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