初心者必見!投資信託で失敗しない商品の選び方

森田賢一

2019.09.24.(火)

投資信託は、多数の投資家から集めた資金で大規模な投資を行いますので、一般的に個別銘柄を購入するより分散がされておりリスクは少ない投資です。

しかし、成功している人ばかりかというとそうではありません。読者の皆さまも投資信託で失敗した人の話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?

では、どうしてリスクの少ない投資信託で失敗してしまうのか、今回はその理由を説明します。
ぜひ、最後まで読んでいただき失敗しない投資を目指してください。

投資信託で失敗している人はどれくらいいる?

金融庁の調査によると、投資信託を保有している方のおよそ半分である46%が損をしているという結果が出ています。(当該ニュース

資産を増やす目的である投資を行っているのにも関わらず約半数の方が損をしてしまっているというのが現実です。

多くの方が投資信託で損をしてしまっている理由を具体的に解説していきます。

投資信託における失敗例

・「販売のプロ」の言いなりに商品を購入

投資を初めて行う方などは、わからないことが多く銀行などの金融機関に頼ってしまいがちです。
特に退職金などのまとまったお金が入ったので、初めて投資を考えている方などはなじみの銀行に相談をすることが多いですが、銀行側からすれば正にそういった顧客は「おいしいお客さん」です。
お勧めの(銀行が儲かる)投資信託を販売するチャンスは逃すまいと、懇切丁寧に接客してくれます。

ですが、銀行の目的は顧客の資産を増やすことではなく、自らの利益を得ることです。
銀行は投資のプロではなく、販売のプロという意識を持ちましょう。
プロの銀行員がこれだけお勧めするのだから大丈夫だろうと安易に考えてはいけません。

本当に顧客のことを考えているのであれば、自行で扱っていない投資信託を勧めることもありそうなものですが、実際に銀行が自社で取扱していない投資信託を勧めることはありません。
自分のところで販売しなければ利益にならないのだからそれも当然です。

「販売のプロ」がお勧めする投資信託は自分が儲かる商品なのかも知れません。
プロが言うのだからと安易に勧められた投資信託をそのまま購入してしまうのは危険です。

・ランキング上位の商品を購入

投資信託を選ぶ際に販売ランキングなどを参考にすることもあるでしょう。
「皆が買っている投資信託であれば大丈夫だろう」という心理です。

ですが、既に述べた通り投資信託を保有しているおよそ半数の方は損をしています。
もちろんランキングには、損をしている方が購入したからランキング上位となった投資信託もあるでしょう。

約半数の方が損をしているという現実を考えれば、皆が買っているからといってランキング上位の投資信託を選ぶのは危険です。

・流行り物銘柄を購入

投資信託には流行り物銘柄を集めた商品もあります。
いわゆる○○系銘柄を集めた投資信託です。

そういった投資信託は、ある分野の銘柄の投資成績が良い場合に作られます。
例えば、ITバブルが起きていればIT関連株ばかりを集めた投資信託を作るのです。

そもそも、上昇している銘柄を選んでいるので短期的な過去比較などの投資成績は大変良く見えます。
ですが、相場には波がありますので、上昇し過ぎれば下落の可能性も高まりますので、流行り物銘柄は長期的には良い投資成績を出せないことが多いです。

そもそも投資信託として販売された時がピーク時であることも多く、長期で保有するには向かない投資信託と言えます。

・販売手数料の高い窓口で購入

投資信託をどこで購入するかは重要です。
投資信託は証券会社以外の銀行や郵便局の窓口でも販売しています。
銀行は何故投資信託を扱っているのでしょうか?
答えは簡単で、投資信託を売れば儲かるからです。

実際、同じ投資対象の投資信託であっても、ネット証券なら無料の購入手数料が銀行では2%以上かかる、というようなことはざらにあります。
銀行が勧める投資信託は、販売手数料などが高額な銀行が儲かる投資信託であることが多いのです。

・信託報酬の高い商品を購入

投資信託は保有しているだけで信託報酬というコストがかかります。
運用を委託しているので、運用手数料のようなものです。

政府の「貯蓄から投資へ」という方針もあり、つみたてNISAなどの導入により信託報酬は、近年劇的に低下しています。
信託報酬が0.1~0.2%といった商品も多く出ており投資家にとっては大変良い環境です。
しかし、中にはオプションや為替ヘッジなどを組み合わせた複雑な投資信託があり、そういう投資信託は1%以上の高額な信託報酬がかかります。

最新の金融工学を駆使したなどと言われると、素晴らしい商品のような気がしてしまいますが、中身の理解できない高額なコストのかかる投資信託は選ぶべきではありません。

・一時的な高配当銘柄を購入(毎月分配型)

投資信託には、「毎月分配型」と呼ばれる毎月分配金が貰えるものがあります。
毎月お小遣いが貰えると一時期は非常に人気のある投資信託でした。

しかし、その実態は多くの毎月分配型投信の分配金が利益を還元しているものではなく、単に資産の払い戻しになっていることが判明しました。このような銘柄をタコ足配当銘柄と呼びます。

つまり、利益が100円しかないのに1,000円の分配をしているようなもので、当然その分投資信託の価格は下落します。
分配金以上に投資信託本体の価格が下落するというケースが多いのがタコ足配当投資信託の特徴です。

失敗例からみる「失敗しない商品選び」とは

投資信託の失敗しない商品選びとは、前述の失敗例に該当しないものです。
つまり、


1.銀行員などの販売のプロに勧められるまま購入しない
2.安易にランキング上位の投資信託を購入しない
3.流行り物銘柄には要注意
4.販売手数料の高い銀行などの窓口ではなくネット証券を利用する
5.信託報酬の低い(コストが低い)投資信託を選ぶ
6.毎月分配型の投資信託は選ばない

以上、6つの条件を守ることが重要となります。
信託報酬については、今であれば0.3%以下を目安とするといいでしょう。
このような投資信託を長期で保有すればしっかりと利益が得られる可能性が高いです。

もしも失敗した場合・・・損を最小限にするには?

もしも、投資信託選びを既に失敗した場合や今後失敗してしまった場合は、すぐに売却して前述の「失敗しない商品選び」をもとに再度別の投資信託を購入することをお勧めします。

損失が出ている場合、「いつか上昇するかも」という期待からなかなか売却に踏み切れないものですが、その「いつか」がきて、その投資信託が上昇するということは相場環境が良くなったということです。そのような良い相場環境になれば、「失敗しない商品選び」で選んだ優秀な投資信託の方も上昇している可能性が高いです。

結果的には、少しでも早く優秀な投資信託に乗り換えることが長期的には良い結果となるでしょう。
大切なのは過去より未来です。
自分の将来のために行動しましょう。

2,000万円の資産を築くために必要な投資信託の知識とは

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森田賢一

30代男性会社員。10年以上の投資歴を持つ現役投資家。10代から投資をはじめ、リーマンショックでは投資家としての心構えを鍛えられた。株式を中心にETFやREITへの投資も行い、現在の運用資産は5,000万円。アーリーリタイヤを目指し投資の勉強は欠かさない。

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