ETFと投資信託の違いを理解することで見える最適な投資法

本城 司

2019.02.27.(水)

「個別銘柄を選ぶ実力がないから指数に連動した商品はないか?」株式投資を始めて少し理解が深まると、そう考えるときが来るかもしれません。そんな疑問にはETFや投資信託を購入することで解決することができます。ただこの2つはとてもよく似ているのが悩ましいところなのです。今回のコラムでは、2つの違いと「どういうときにどっちに投資すれば良いのか?」など、着実に資産運用を行うための最適な方法について解説していきます。

そもそもETFと投資信託の違いって何?

違いの前にまず共通点からお話しします。共通点で一番重要なことは、冒頭で記載したように指数(日経平均やアメリカダウなど)に連動した商品がある点です。よって個別銘柄のように不測の業績悪化により株式に価値がなくなる可能性がない投資が可能になります。

次に違いについてですが、ETFは“上場投資信託”と名の通り上場されているので、個別銘柄と同様に市場においてその時々の値が付きます。だから好きなときにリアルタイムに売買することができるのです。とても便利な投資商品です。

一方、投資信託は市場がある訳ではなく、投資運用会社が目論見書に記載している投資方針に則って運用し価格を決定します。しかし価格が決まるのは翌日になるので、投資家は思った値段で売買できるとは限りません。

ETFのデメリットは積立投資に不向きで、ドルコスト平均法の恩恵を受けられないこと

これだけ見ると、ETFの方が優れもののように思えますが、必ずしもそうとは限りません。それは投資の王道である積立投資のときに顕著になります。

ETFは毎月決まった数量を投資することはできますが、決まった額を投資することはできません。その点投資信託では毎月決まった額を投資することで「高いときは少なく、安いときは多く」自動的に数量を調整することができます。つまり積立投資の大きなメリットであるドルコスト平均法を有効に使うことができるということです。「意識することなく安値で多く買える」という着実な資産運用をするには、こちらの方が向いていると言えます。

ETFと投資信託を併せて活用することで安定かつ着実に資産を増やす

ETFと投資信託の違いを比較して説明しているサイトをよく見かけますが、最適な投資をする方法まで言及しているものは少ないように感じます。この2つをどう扱えば良いかまで分からないと実際に活用できないですよね。

個別銘柄の目利きができる方はこの限りではありませんが、安定かつ着実に資産を増やすには、この2つを併せて活用することをオススメします。

その方法とは普段は投資信託の積立投資を毎月行い、相場が極端に悲観に傾いて皆が売り浴びせるタイミングでETFをまとめ買いすることです。こうすることで感情を排除してドルコスト平均法の恩恵を受けるとともに、安値でまとまった額を投入することができるのです。

ただ気をつけるべき点もあります。それは「ETFのまとめ買いは余裕資金で行い、相場が中立に戻ったタイミングで手放すこと」です。まだまだ上がると思って深追いしてはいけません。欲張りは禁物です。

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本城 司

50代のサラリーマン。2級ファイナンシャル・プランニング技能士。若い頃から資産運用に関心があり、株、投資信託、ETF、REIT、FX、先物など、酸いも甘いも経験済。「金融機関が勧める商品は、オススメではない!」という問題意識の下、多くのマネーセミナーに参加し、”無料マネーセミナーおすすめ3選”として情報発信中。

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