良品計画、株価下落の原因は? 今後どうなる?

blackies1

2019.04.24.(水)

良品計画は、無印良品というブランド名で衣料や雑貨・食品を展開している卸売、小売を行っている企業です。日本のほか中国などの海外にも多数店舗を保持しています。

その良品計画の業務に影を指すようなニュースが出ています。特に、今年の110日の20192月期の営業益の下方修正を皮切りに123日の中国需要の低下による影響、130日のファミリマートでの無印良品の取り扱い終了というニュースが軒並み出てきました。

そして、そのニュースの真実を裏付けるかのように良品計画の株価も大きく落ち込んでいます。

今回、2019118日の23,000円の株価から4月には28,000円をつけましたが4月10の決算発表後大きく値段を下げました。株価の推移と現状、そして2019年4月10日の決算について書いていきたいと思います。

2017年末からの推移について

2017年はじめから20186月まで順調に株価を上げ続けていました。2017年はじめには22,000円前後で推移していました。そして、2018618日には4万円超の株価を記録しました。その後株価が下げはじめましたがこの下げの環境には日経平均全体の下げと同タイミングでもありました。つまり、業績などのファンダメンタル面での下げというよりは相場全体の地合いが悪くなったことで株式の売り圧力が強くなったことによる下げ、つまり短期的な下げが考えられました。

日経平均は今年に入り少しづつではありますが回復しています。しかし、良品計画は多少の上げ下げはあるものの下げが続いている状況で24日の段階では27,000円ほど、3割ほど株価を下げている現状です。

業績やニュースから見られる下落要因について

連結の業績は20142月から20182月間での連結決算では売り上げから純利益までのいずれの項目も前年同期比よりもプラス、もちろん黒字を続けています。そして、業績予想についても2019年と2020年の連結もすべてプラス、そして配当についても毎年増配を続けています。

これだけのプラス要因ばかりの銘柄ではありますが、いや、優良銘柄だからこその下げ要因もあります。それは上昇期待が裏切られたとき、いわゆる失望売りが考えられます。それは、好業績だからこそ下方修正時に起こる株価暴落が激しいのです。

株価は業績などのファンダメンタル要因のほかに相場参加者である投資家達による株式売買によっても相場は上下します。短期的にはむしろテクニカル面での変動のほうが影響が大きいといえるでしょう。

当初、短期的な下げと思われていた株価ですがさすがに1割以上下げていくことによるインパクトは大きく売りが売りを呼ぶ状態ではありますが、それが長期化するにはやはり業績にダメージを与えるようなマイナス材料が考えられます。

今回出ているニュースでは業績の下方修正です。20192月の営業利益を500億としていたのを30億円下げた470億円にしたというのです。このニュースの影響単純な数字だけではなく下方修正の原因にもあります。というのは国内の営業不振に夜だけではなく中国の景気減速による影響にも言及していたからです。さらに追い討ちをかけたのがファミリーマートでの無印良品の販売の終了です。

このニュースにより業績下方修正という知らせに対してより現実味を帯びた結果になり当然ながら株価も下落を続けている状況です。

2019410日発表の「平成312月期連結決算」について

2019410日、今までの不安材料が顕現されたかのごとく決算発表がされ、その翌日から株価が大きく下げました。26,000円ほどの終値から22,000円台に15%ほどの下落です。418日現在は21540円となっています。さらに下げ続けているのが現状です。

これは、事前に発表された決算予想下方修正結果よりもさらに下がっていたからです。営業利益は前期比1.2%減の447億円、経常利益は前期比0.3%減の458億円。前期比から比べてそれほどの下げではないかと思われるかもしれませんがいずれも下方修正後の予想(営業利益470億円、経常利益473億円)よりも下がっているのが大きく価格を下げている要因といえるでしょう。

今後の株価について

株価の節目については、市場参加者の心理的指示価格と呼ばれる価格があります。根拠があるわけではないのですが、2万円台の株価であれば2万円が節目になることがあります。これはテクニカル的な意味合いが強いのですが、いったん崩れると特に理由もなく需給バランスが崩れることがあり暴落の引き金になることがあります。

しかし、今回は良品計画の本業の利益による不振がその根底にあります。そうなるとより大きく値が下がる可能性があります。

まとめ

株価の長期的な下落には業績による不調が背景にあります。業績の不調は株の需給バランスが崩れたことによる下落では収まらない会社の存続にかかわる内容に発展するからです。2019410日に発表された20192月期の通期決算の内容は黒字ではありますがその結果は株価を下落させるには十分なインパクトがありました。よほどのことがない限りいきなり赤字に転落するということは少ないです(企業が意図的に粉飾決算をするなりすれば別ですが)。ただ、株価が下がる要因として決算が絡んだ結果となればそれはただ需給バランスによって下げられるのではなく、正当な理由のある価格の下げということが言え、株価下落が長期化される可能性があります。

これらの状況を打開するには新たな戦略が必要になります。2019年秋には新たにヨーロッパへの展開を予定でスイスとフィンランドに初出店を行うようです。ヨーロッパにブランド力が浸透することで新たな活路になるかもしれません。

株の勉強をしたことがありますか?

最新記事・限定情報はTwitterで配信中♪

blackies1

投資歴は10年ほど主に株式や投資信託の売買を行っています。株式については主にテクニカルを主体としたトレンドフォローシステムを使用しています。

  • 米中摩擦激化の中、新興株が意外に奮闘?

    詳細を見る
  • 仕事のパフォーマンスを上げる 持つべき資本家マインドセットとは

    詳細を見る
  • 食材宅配サービスでしんどい料理から卒業

    詳細を見る

こんな記事も読まれています

資産運用資産運用 |  生活生活 |  考え方考え方

今年こそ株式投資をはじめよう、口座開設にどの証券会社を選んだらいい?

資産運用資産運用 |  生活生活 |  増やし方増やし方

2018年の為替相場イベント

資産運用資産運用 |  教育・子育て教育・子育て |  増やし方増やし方

シングルマザーに株式投資をおすすめする理由

資産運用資産運用 |  生活生活 |  増やし方増やし方

5年で資産10倍に。株式投資初心者は、いつでも「今」が始めどき。

成功哲学成功哲学 |  生活生活 |  考え方考え方

「はじめての人のための3000円投資生活」を読んで家計再生にチャレンジ

資産運用資産運用 |  生活生活 |  増やし方増やし方

株に強い人の日経新聞の読み方