トントン病から脱出するには

sarah

2019.02.25.(月)

ここ数カ月、デイトレを毎日2-3回コツコツやっているのだけれど、
勝っては負け、勝っては負けを繰り返し、口座残が増えない。というトントン病から抜け出せない方から相談を受けました。

デイトレードの典型的な病気(!?)の一つがコツコツドカン病。損小利大ともいいますが、要するに、コツコツ重ねた利益を一回の大きな損切りで吹き飛ばしてしまう負けパターンのことを指します。

一方、トントン病はその逆です。大きく利益も損失も出さないため、なかなか資産が増えないもしくは目減りする負けパターン。

成績を見せてもらったんですけど、決して悪くはない。

勝率も5割ちょっと。損益比だと、若干損失のほうが多いくらい。
連敗も2連敗がほとんどで、3連敗は2回くらい。

決定的な欠点があまり見当たらないのです。逆に、こんなに堅実なトレードをよくずっと続けられるな。と感心するくらいです。

でも。こんな状態が数カ月も続くと、さすがに労力対効果を疑ってしまうのも事実。

こんなにやっても数千円にもならないとね。バカらしくなってくるもの。

じゃあ相場が悪いのか。っていったら、手法だけで判断するとするならば、ここ数ヶ月感は、それほど取りにくい相場ではないはずなのです。
直接話を聞いたところ、自分で把握している問題点として、

利が乗った時、伸ばしきれない
その日、勝っていると、次のエントリーチャンスに躊躇してしまう

等、少々消極的な部分がうまくいかない要因なのかな。とおっしゃっていました。

そして、彼のようになかなか勝てない時期が数ヶ月続くと、大抵の人はそのやり方を継続できなくなり、違うやり方に変え、そして手法難民(やり方をコロコロ変え、定着しないこと)となってしまいます。

実は、かつて同じような悩みを抱えていた男性がいるのですが、彼は、最近ようやく脱出し、感覚をつかんできたと言います。

その方が、どのようにして脱出のきっかけを得ることができたのかきいてみたところ、

ユーロ円から、トレンドがわかりやすいユーロドルにシフトしてみた。
値動きを読みながらイケるイケないを判断できるようになってきた。

こうおっしゃっていました。

手法自体は今も前も変わっていない。じゃあ、結局相場がよいから勝てているのか。
という話になってしまうのかというとそう単純ではありません。

普通の人だと、1-2カ月続けて結果が全く出なければ、まあほとんどの人が同じやり方を続けようとはしませんね。

ダイエットと同じで、目に見えて効果が表れなければ挫折しますから・・・

しかも、たった一人で相場に向き合っていると、本当にこれでいいのだろうか。
結果が出るのだろうか。と疑心暗鬼になってしまうもの。

じゃあ、今やっていることが正しいかどうかの答えはどこにあるかっていうと、やっぱり結果しかないわけです。
あとは、チャートに聞く。これが一番ですね。

例えば、トレードを始める前、ルールを決め、過去チャートを追いかけながらシミュレーションをしますよね。
こう言うときは勝てる。こういうときは負ける。
何回やったら大体何回勝てるなと想像するわけです。

そして、実際試した後、自分のトレード結果とチャートを照らし合わせます。
そうすると、こういう相場だったから調子がよかったのか、悪かったのか、と言う部分が見えてきます。
悪かった場合、それが一時的なものなのか、まったくチグハグで使い物にならないのか、
さらに過去チャートを振り返るなどすればわかりますよね。

その調子が悪かった局面というのが、一時的なものだとわかった場合、じゃあもう1カ月試す価値があるかどうかのかの決断もできるわけです。

停滞期があってこそ、ハマる相場でリカバリーできる。
そういった感覚を養うことと、あとはペース配分です。
それらがうまい具合にマッチすれば、割と楽に全体像を見ることができるのではないかと思います。

相場の全体像を把握するには、根気と経験が必要です。
数年かけて、全体の相場像がつかめてくると、ちょっとやそっとのドローダウン(一時的に最大資産から落ち込んだ場合の下落率)を食らっても、

”ん~まあ~こんな相場だからしゃあないや~”

こんな楽な気持ちでトレードできるようになりますから。

話を戻します。トントン病から抜けきれずに悩んでいる相談者さん。

トレードに消極的なのは悪いことではありません。慎重にトレードチャンスを精査できている。ということですから。短い時間足をみていると、1日に10回以上トレードチャンスは出てくるものなのですが、その中からたった23回のトレードチャンスを精査できているというのは、それだけでデイトレーダーとしての成功に一歩近づいていることになります。

あとは、どうやってトントンから脱出するか。ですが、トータルで利益を出そうと思ったら、

利幅を損幅より大きくする

勝率を上げる

この2つしかありません。

苦手な点として、利益を伸ばしきれない、エントリーチャンスに躊躇してしまう。ということであれば、2番めの「勝率を上げる」ことが得策かなと思います。

では、勝率を上げるためにはどうすればいいのか。これを考えてみるのです。

あとは、同じトレードをコツコツ継続できている。というのも彼のトレーダーとしての資質です。もしかしたらシステムトレードが向いているのかもしれません。

このように、一定期間経験を積むことによって見えてくる自分の特性、得意、苦手分野をしっかり把握、分析することによって、勝つために何をすべきかが見えてきます。

このコラムでも何度か書いたかもしれませんが、トレードで成功するための答えは自分に聞くのが一番です。

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sarah

FXトレーダー・コラムニスト
2005年からFXトレーダーとして米紙ウォールストリートジャーナルやテレビ東京『ガイアの夜明け』等取材を数多く受ける。FX、仮想通貨(ビットコイン)のコラムニスト。現在は米国で子育て中。著書「わたし、すっぴんジャージで億を稼いでます」(幻冬舎)
【ブログ】「FXトレーダーSarahのFX日記」
【twitter】https://twitter.com/sarahfx1

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