2019年、仮想通貨はどう動く?あらゆる視点から客観的に予測!

うみのそら

2019.01.19.(土)

2019年、平成最後の年が幕を開けました。2018年は仮想通貨にとって波瀾万丈の1年となりましたが、今年は雨過天晴して、仮想通貨にとって良い年になることを願いたいですね。

さて、今年の仮想通貨市場は、昨年とは打って変わって脚光を浴びるようになるのでしょうか。それとも、昨年と同様に低迷が続いてしまうのでしょうか。そこで、今年の仮想通貨の動向について、さまざまな視点から予測していきます。

「コインチェック」と「ビットコインETF」の動向に着目!

今年の仮想通貨市場において前向きな材料としてあげられるのは、日本経済新聞が昨年12月、仮想通貨交換業者の「コインチェック」が、仮想通貨の登録業者として認定される見通しであると報じたことです。

参考:日本経済新聞

2018年は、1月にコインチェックから580億円相当の仮想通貨が流出したほか、9月にはZaifから70億円相当の仮想通貨が流出しました。

2018年に仮想通貨の流出が相次いだことにより、一般的には、仮想通貨に対するマイナスイメージが強くなった形となりました。しかしながら、金融庁が仮想通貨取引所を登録業者として認定すれば、仮想通貨取引から離れていた利用者が再び戻ってくることも想定されます。

そのほか、米国証券取引委員会(SEC)が、ビットコインETF(上場投資信託)の承認可否を2月までに行うかどうかも注目されます。

仮に、ビットコインETFが承認された場合、ビットコインETFは「証券」としてみなされます。

それにより、仮想通貨市場に機関投資家の資金の流入が見込まれ、仮想通貨市場における取引の活発化が期待できること、さらに、個人投資家からみた場合も、自分自身で仮想通貨を保有するリスクから解放されるために、ビットコインの現物を保有せず、ビットコインETFの保有が増加することも考えられます。

しかしながらSECは、ビットコインETFの承認について、詐欺や価格操作などの不正を防ぐことが困難との判断から、これまでに承認を見送ってきた経緯があります。そのため、SECが2月に予定しているビットコインETFの承認が見送られ、さらに延期となる可能性がある点については留意しておきたいところです。

仮想通貨価格はどうなる?日経平均株価のチャートと比較

今年のビットコインの価格動向を予測するにあたって、日経平均株価のチャートを参考にします。その理由は、日経平均のチャートとビットコインのチャートの動きが似ており、今後の目安となりやすいためです。

以下は、日経平均株価のチャートです。
(期間:1970年から2018年まで)


(画像引用:Wikipedia)

日経平均株価は、バブル景気に沸いた1989年に最高値を記録しましたが、その後のバブル崩壊が原因で、株価は急落しました。

チャートが短期間で急激に上昇する形となっている場合、その後は短期間で急激に下落する傾向がみられること、そのうえ、一度記録した最高値水準に戻るためには、長い時間を要する傾向があります。

以下は、ビットコインのチャートです。
(期間:2017年11月~2018年12月)


(画像引用:Trading View)

ビットコインは、2017年12月に最高値水準となり、終値が220万円を超えることもありましたが、2018年に入ると一転して下落が続き、2018年12月には、一時的に35万円台の値をつけました。

そこで、日経平均のチャートとビットコインのチャートを比較してみると、2018年時点におけるビットコインの価格の位置は、日経平均で言えばITバブルが崩壊した2000年代前半の落ち込みと一致しそうです。

もし、ビットコインが日経平均と同様の値動きをした場合、ある程度の上昇は期待できるものの、最高値水準にまで戻すのはほど遠い状況と言えます。

日経平均のチャートをみてみると、2000年代後半には上昇していますが、バブル景気と比べれば半分程度にとどまります。このことから、今年の仮想通貨価格は、上昇しても最高値水準の半分程度、ビットコインの場合は高くても100万円程度にとどまるのではないかと予測しています。

世界的な経済不況が発生した場合、仮想通貨価格が急上昇する可能性も

また、筆者は今年の仮想通貨の動向として、可能性は低いものの、もう一つのシナリオもあり得るのではないかと考えています。

それは、世界的な経済不況に見舞われた場合、その資金が仮想通貨市場に流れてきて、仮想通貨価格がさらに上昇することです。なぜならば、「有事の仮想通貨」という言葉があるためです。

例えば、2017年8月末、北朝鮮はミサイルの発射実験を行いましたが、それまで40万円台を推移していたビットコイン価格は、ミサイル発射後に50万円を超える水準となりました。

また、南米のベネズエラは原油の輸出に依存していますが、原油価格が不安定化したことをきっかけに経済情勢が悪化し、ここ数年は毎年のようにハイパーインフレに見舞われています。

しかしながら、激しく価値が変動する法定通貨と比較すると、仮想通貨の価格は値動きがさほど大きくないこともあり、2018年、ベネズエラでは仮想通貨の需要が高まりました。

このことから、有事の際には仮想通貨が好んで買われる傾向にありますが、それに伴って、仮想通貨の価格は上昇傾向となります。

ここで、最近の経済動向に目を向けてみると、経済の先行きには不透明感がみられます。

一例としては、以下の通りです。
・米中貿易戦争が終了する気配を見せていないこと
・米国で、景気後退のサインと言われる「逆イールドカーブ」が出現
※逆イールドカーブ=短期金利より長期金利が上昇すること
・昨年12月、FRB(米連邦準備理事会)が利上げを決定したで、株価が急落
・昨年12月、日経平均株価の終値が2万円を割り込む
・今年10月、消費増税を控えており消費が冷え込む可能性があること

もし、今後、世界的な不況に見舞われた場合、株式市場や為替相場から資金が流出することが考えられますが、その逃避資金が債券市場のみならず、「有事の仮想通貨」として仮想通貨市場に流入するとしたら、仮想通貨価格が急上昇することは、なきにしもあらずと言えそうです。

仮想通貨価格は、今後、ある程度は上昇するも、大きな伸びは期待しにくいか

上記のシナリオは、世界的な経済不況に見舞われ、なおかつ仮想通貨市場に資金が流入した場合に限られます。そのため、筆者としては、上記シナリオが実現する可能性は低いと考えています。

筆者は、 以下の流れを予測しています。
・仮想通貨価格は、ある程度の上昇は期待できるが、大きな伸びは期待しにくい
・今年の仮想通貨価格は、最高値水準の半分程度
・ビットコインなら100万円程度が高値水準

ただし、経済危機によって仮想通貨市場に資金が流入した場合、
・最高値更新は難しそうだが、それに迫る価格をつける
という予測を付け加えておきます。

参考:日本経済新聞「コインチェック」

PR TIMES「Zaif 仮想通貨流出事件に関する報告」
コインテレグラフ「ビットコインETF」
コインポスト「ビットコインETFが重要視される3つの理由」
BIT TIMES「ベネズエラ仮想通貨の需要高まる」

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うみのそら

経済に関して幅広く関心を持っているライターで、株、仮想通貨への投資も行っています。株式投資は、ファンダメンタルズ重視で堅実的な投資を行い、仮想通貨投資はリスクを軽減するため、定期的に少額を積み立てながら資産の育成を図っています。

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