大損したときに冷静になれる資金管理方法

sarah

2018.12.29.(土)

今年の相場も残りあとわずか。今年のドル円の年間変動率は8.8%。
例年15−20%は平均して動く中、2年連続10%以下の変動率というのは、
変動相場制が確立された1976年以降初めてなのだそうです。

そんな小動き相場ながら、年末土壇場で、ドル円は大きく下落しています。

こういう急激な円高が訪れると、多くの人が含み損で青ざめたり、
最悪、強制ロスカットに引っかかって大損失を確定させてしまったりと、
あたふたするのが典型的パターン。

前回は、「負けすぎて自分を見失った時」という記事を書きましたが、
今回は、「大損したときに冷静になれる資金管理法」についてお話したいと思います。

 

「サラさんの書籍読みました。僕は25歳の会社員でFX歴1年ぐらいですが先月100万近い損失を出してしまいました(*_*)サラさんも損切りできず大きな損失があったと本で読みました。そこから立ち直ってすごい成果を上げていますが、大損した後何を変えればいいのかよかったら教えて下さい」

こちらの質問の回答です。
大損したあとにすること。前回の繰り返しになりますが、まず頭を冷やすことです。

トレードをする手を一旦止めて、タイミングをじっくり図る。そして取引量、トレード回数を減らして損失をとにかく少なくするのがベストです。
ただ、実際トレードしてみると、大損するときっていうのは、たいてい大底や天井で損切りしてしまう場合が多いですよね。

そこから反転するかもしれない!今度こそ!!!

という気持ちがあると、ついつい大損した後に、大勝負をかけたくなりがちなんです。
そして、大抵の場合、さらにやられてしまうんです。

 

私がやることとしては、今残った資金の中で、どうやってトレードを立て直すのか、
エクセルを使ってシミュレーションをしなおすこと。

例えば、200万円の資金が100万円になってしまったとします。

100万円からリスタートして、5万通貨単位でトレードすると過程します。

1日30pips取った場合、
30pips×5万通貨=15,000円

これが一日の獲得金額だとします。

1ヶ月→ 15,000円×20日(営業日)=300,000円
1年→ 300,000円×12ヶ月=3,600,000円

単純計算でいくと、1日に15,000円稼いた場合、1ヶ月では月30万円。年間360万円の利益になります。

つまり、3−4ヶ月もあれば、失った100万円は軽くリカバリーできるな。
なんてイマジネーションをふくらませるのです。

1日30pipsの利益幅を取るのが難しい場合、
1週間で100pipsだったら?
1日10pipsだったら?

5万通貨単位だとレバレッジが高いなと思ったら、
1万通貨だったら?3万通貨だったら??
というように微調整しながらベストポイントを導き出します。こうやって、無理のない範囲内での目標設定を掲げ、徹底的にシミュレーションをするのです。

ただし、もちろんこれは机上の空論。

当然のことながら、毎日コンスタントに勝てるわけでもないですし、

プラスの日があればマイナスの日だってあります。
それに、毎月安定してプラスにできるとも限りません。

でも、こうやって計画表を作成し、シミュレーションをしなおすことによって、それほど大きなリスクをとらなくてもリカバリーできることがわかります。

質問された方は、200万円の資金で100万通貨単位でトレードしていたと仰っていました。トレードの調子がよかったりすると、気づかないうちにレバレッジをかけすぎていたり、とらなくてもいいリスクを取り過ぎていたり。
というケースが多いです。

一度冷静になるという意味でも、負けた時にこそ、私はこういうシミュレーションをしなおすんですよ。

繰り返しになりますが、

手を止める
ロットを下げてリスクを減らす

これが簡単なようですごく難しい。動いている相場を目の前にすると特に。です。

相場が絶好のチャンスに見える時、自分自身が絶好のコンディションじゃなければ勝つことはできません。

絶好のチャンス、絶好のコンディション、これが両方揃わないとダメなんです。

自分の精神的なコンディションの調整を軸にして、色々対策したほうが、
何かといろんな問題を解決できるような気がします。

だって。相場はコントロールできないけど、自分自身はコントロールできるでしょう?

そのために、シミュレーションをしなおす。という作業を私はやっています。

あとは。1週間、1ヶ月間単位でもいいから、
自分の最大許容損失を決めて、それ以上になったらもう当月のトレードはしない。
と決めることですよね。
自分の資金量のドローダウンをいかに小さくするか。
これも難しいのですが、資金コントロールの一番重要なポイントなのです。

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sarah

FXトレーダー・コラムニスト
2005年からFXトレーダーとして米紙ウォールストリートジャーナルやテレビ東京『ガイアの夜明け』等取材を数多く受ける。FX、仮想通貨(ビットコイン)のコラムニスト。現在は米国で子育て中。著書「わたし、すっぴんジャージで億を稼いでます」(幻冬舎)
【ブログ】「FXトレーダーSarahのFX日記」
【twitter】https://twitter.com/sarahfx1

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