人生100年時代、不安解消に役立つ2つの「開き直り」

はるちゃん

2018.12.22.(土)

こんにちは。ファイナンシャルプランナーの資格を持つ新聞記者、はるちゃんです。

「人生100年時代」という言葉は、もう皆さんもご存じだと思います。この人生100年時代を巡り、面白い調査がまとまりました。「老後の不安」について、実に73・9%が「不安がある」「どちらかと言えば不安がある」を選んだのです。30代に限定すれば、85・0%が「不安」を感じており、人生100年時代は多くの人にとって、心配のタネになっています。

しかし、不安を抱えながら長い人生を生きていくのももったいない。2つの「開き直り」で老後を迎えることを決めれば、少しは不安もやわらぐのではないでしょうか。

老後が「不安」73%、30代は85%も

調査は今年10月、NPO法人「日本FP協会」が全国20~70代の男女1,200人を対象にインターネットで実施しました。(※)

「老後の不安」を感じている割合は、
20代 77・0%
30代 85・0%
40代 83・5%
50代 79・0%
60代 62・5%
70代 56・5%
――でした。

不安に感じる具体的な内容については、複数回答で
(1)老後の生活設計 60・4%
(2)自身の健康 57・2%
(3)家族の健康 44・8%
(4)年金 42・3%
(5)住まいにかかる費用、住まいのあり方 41・3%
――の順番に高くなっています。

※参考:日本FP協会『世代別比較 くらしとお金に関する調査2018』

一つ目の開き直り 「働けるうちは、どんな仕事もする」

100歳まで生きるとなれば、当然その分の生活費が必要です。何歳まで働けるかも分かりませんし、これからの公的年金は先細りが予想されます。多くの人が不安に思うのは当然の気持ちです。

ところで、皆さんは、何歳まで働きますか?

「働けるうちは働く」と考えれば、老後の不安は大幅に軽減されます。高齢者対象の仕事は限られており、希望職種に就くことは難しくなりますが、「何でもいいから働こう」と開き直りができるバイタリティーを持っていれば、老後資金の上乗せも可能になります。

今国会では、外国人労働者の受け入れ拡大を目指す法律が成立しました。高齢社会とともに、国内の労働力人口が減るため、政府はその対策を取りたいわけです。裏を返せば、高齢者は将来、仕事さええり好みしなければ、働くチャンスが出てくるはずです。

問題は旦那様でしょうか。もし一流企業に勤めていれば、プライドも高くなりがちです。また、歳を取れば、誰しも頭がかたくなるでしょう。パートナーがプライドを捨て、柔軟にどんな仕事でもしてくれれば、こんなに頼もしいことはありません。今から少しずつ「教育」することをオススメします。

つつましい暮らしの上で困ったら、行政を頼ろう

といっても、いつかは、あなたも、パートナーも働けなくなる時がきます。長く一生懸命働き、つつましく暮らして貯金もしてきた上で、もう本当に生活がたちゆかなくなったら。

その時は、公的扶助制度の出番、つまり生活保護を申請してもいいのではないでしょうか。マネラボの読者はしっかりと将来を見すえ、貯金なども考えている方だと思います。常識的かつ真面目に生きてきた方が苦しくなったら、遠慮なく行政を頼り、生活保護の申請をすればいいのです。

「生活保護を申請するなんて極端だ」と思う方も多いでしょう。そのようなことがないよう、いま一生懸命働き、お金の勉強をして、貯金や投資を実践しようとしていると思います。非常識なお金の使い方(この定義も難しいですが……)をしているならば、将来の苦労は自己責任とも思いますが、堅実に暮らしても生活が成り立たなければ、それは自己責任の範疇を超えています。その先は政治が改善するべき問題のはずです。

人生のアクシデント、すべての「保険」は不可能

生活保護の制度は「健康で文化的な最低限度の生活」を保障するための公的扶助制度です。国民としての義務(教育、勤労、納税)を果たし、つつましく暮らしていても、人生には何があるか分かりません。パートナーや両親、子どもが大病を患うかもしれませんし、勤務先が倒産して貯金どころか日々の生活に窮したりするかもしれません。人生のアクシデントに対し、すべて「保険」をかけておくことは不可能なのです。

政府や政治家に「生涯現役」と言われれば、「おまえらがしっかりしていないから、年金制度が先細っているのだろう」と文句の一つも言いたくなりますが、今の状況を考えたら、まずは長く働くしか選択肢はありません。

「一生懸命働き、人生を楽しむ。そして、それでも補えなかった部分は公的扶助制度に頼ってしまおう。」

こう開き直ってしまえば、老後の不安よりも人生を楽しむことに力点を置けるのではないでしょうか。もちろん、貯金や節約、投資にはコツがあります。勉強しておけば、不安解消の一助になります。開き直りと勉強・実践の両輪が、あなたを不安解消に導いてくれるでしょう。

収入アップ目指したい方にオススメ!

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はるちゃん

ファイナンシャルプランナー(AFP)の資格を持つ新聞記者。暮らしや投資のほか、教育やデジタル関係にも精通している。

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