格安スマホ乗り換え時に注意すべきチェックポイント

稗田恵一

2018.12.14.(金)

格安スマホは通信料金を削減する手段として有効です。しかし月額料金が安くなっている分、大手キャリアで提供されるサービスがない、サービスの質が悪くなるというデメリットもあります。乗り換え後に「しまった!」ということにならないよう、事前のチェックが必要です。

ここでは、格安スマホに乗り換えるときに注意すべき点を取り上げます。大手キャリアから乗り換える方はもちろん、格安スマホどうしの乗り換えの方も、この機会にぜひご確認ください。

メールアドレスや通信速度など、使い勝手に違いがある

格安スマホに乗り換える際には、使い勝手が違うことに注意が必要です。メールアドレスや通信速度が大きな違いとしてあげられます。

まず格安スマホではY!mobileを利用する場合を除き、キャリアメールが使えません。最近は少なくなってきましたが、登録にキャリアメールが必須のサービスを使っている方は注意が必要です。

また友人のスマホがキャリアメールのみ受信可と設定している場合は、乗り換える前に「今後はPCメールのみ使う」ことを通知する必要があります。

一方で格安スマホ運営会社は、NTTドコモやauなどの通信設備を間借りして事業を営んでいます。このため平日の昼休みや夕方など利用者が多くなる時間帯は、動画試聴に支障が出るレベルまで通信速度が低下します。(※)なかにはSNSにもつながりにくい速度になる場合もあります。

※参考:角川アスキー総合研究所「「1ヵ月で1万円の請求」人気格安SIMに潜む落とし穴」

従って格安スマホに乗り換える際には、キャリアメールが使えないことと、平日日中や夕方の速度低下を許容できることが必須条件となります。せっかちな人には不向きといえるでしょう。

月額料金や最低利用期間は、事業者によって大きく異なる

格安スマホ事業者の月額料金やサービス内容は、事業者によって大きく異なるので、内容をよくチェックすることが必要です。また定額での電話かけ放題サービスを提供していない事業者もあり、この場合はかけた分だけ通話料金が発生します。

また、月50GBなど大量にデータ容量を使う方は、格安スマホに切り替えても安くならない場合があります。本当に安くなるのか、キャリアの価格と比較することも重要です。

格安スマホを選ぶ際には、最低契約期間についてもチェックが必要です。期間は1年程度が多いですが、期間がない、または3年縛りといった事業者もあります。最低契約期間内に解約すると解約金の支払いが必要ですから、事前に確認しておきましょう。

また格安スマホでデータ容量を選ぶ際には、慎重な検討が必要です。後からデータを追加購入する費用は高価で、なかには100MB追加で300円必要という事業者もあります。このため、普段よりも多めの容量で契約を結ぶことがおすすめです。

なお格安スマホ事業者の多くは、支払い方法をクレジットカードに限定しています。口座引き落としに対応する事業者は限定されますので、申し込み前にクレジットカードを作っておくとよいでしょう。

契約手続きや回線の種類、サポート体制にも注意が必要

格安スマホでは、実店舗を構える事業者が限られます。このため、契約してすぐに使えるとは限りません。特にWebで申し込む場合、端末の配送に数日必要となります。

また回線契約は、以下の3種類に分かれることも特徴です。

・音声通話機能付きSIM
・SMS付きデータ通信SIM
・データ通信SIM

なるべく料金を節約する目的でデータ通信専用SIMを選ぶ場合には、注意が必要です。アプリやサービスのなかにはLINEや仮想通貨取引所「Zaif」など、登録にSMSが必須となるものがあります 。この場合、データ通信専用SIMは使えません。「通話はアプリで行うので音声通話機能はいらない」という方でも、SMS付きデータ通信SIMがおすすめです。月額120~150円程度の出費で済みますから、あまり負担にもならないでしょう。

また格安スマホは、原則として通信回線と端末ではサポート窓口が別となりますから、「トラブルが起きたらとにかく携帯会社にお任せ」というわけにはいきません。原則として通信回線は格安スマホ事業者が、端末は製造した事業者がそれぞれサポートする仕組みです。このため利用者は、どちらに問い合わせるか事前の切り分けが必要です。

もし格安スマホ事業者に端末の不明点を問い合わせた場合、「その質問は端末の製造会社にお問い合わせください」という回答が届きます。不親切に見えますが、これもコストを安くするための条件となります。

チェックポイントまとめ

格安スマホの注意点の最後として、チェックポイントを以下の通り示します。

・キャリアメールは使えない
・正午頃や夕方などは、速度低下することが多い
・本当に料金が安いのか、キャリアとも比較する
・最低利用期間や解約料金をチェックする
・データ容量は多めのプランを選ぶ
・クレジットカードを用意すると選択肢が広がる
・すぐに使いたい方は店舗での契約を
・データ通信SIMを申し込む場合は、SMSをつけることがおすすめ
・トラブル時の切り分けを自ら行うことが必要

格安スマホは月々のランニングコストを下げるために有効ですが、その分犠牲にしている部分もあります。サービス内容の違いを理解した上で契約することが大切です。

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稗田恵一

お金のことや交通などに興味があり、暇があればどこかへ出かけている。数年前に保険の見直しを実施。またポイントカードも多く活用している。
金融、就職・転職、家電などさまざまなジャンルの記事を執筆し、寄稿している。

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