FXでは金融政策が重要

田中和紀

2018.11.10.(土)

為替動向は金融政策がポイント

為替の動きを掴むことできれば、FXでは勝者になれます。ファンダメンタルズ分析で為替の動きを予想するのであれば、経済、金融政策、経常収支がカギを握ると伝えています。その中でも、昨今は金融政策が重要な位置を占めています。各国の金融政策をおさえる事が相場を読むヒントになりそうです。

国と金利の関係

多くの国は紙幣を発行する中央銀行を置き、そこが金融政策を決めています。中央銀行は物価をコントロールする為、金融政策によって金利を上下させたり、金融緩和や引き締めでお金が出回る量を調整しています。金利を高く設定している国はインフレ率が高く、景気が過熱気味で、経済成長率が高い新興国や後進国などです。

ただ、先進国の中でも人口が増え、消費が活発な米国などは金利を高めにしており、インフレを抑制し他からの投資を呼び込んでいます。金利を低く設定している国はインフレ率が低く、経常収支が黒字である日本、スイス、EUなどの成熟した先進国です。金利引き下げが限界に達すると金融緩和やマイナス金利によってさらにお金が出回るように動きます。

現在の金融政策と為替動向

米国の金融政策は現在引き締めに動いており、金利を引き上げています。投資する側にとっては、金利が高いところで運用する方が有利なので、それらの通貨は買われ上昇する傾向にあります。最近のユーロ/ドルは安値圏で推移しており、ドル高を維持しています。ドル/円に関して言えば、すでにアベノミクスでドル高円安となっており、米金利高はすでに織り込み済みとなっているのかもしれません。為替の動きは先を織り込むため、今よりまだ未確定の将来金利に反応します。ここ数年は日米の金融政策が規定路線でサプライズがない為、ドル/円の動きも小さくなっているようです。

今後の金融政策は

金融政策は自国の物価だけではなく、他国の動きなども加味して決定されます。たとえば新興国などに投資された資金は、米国の利上げで資金流出が起こっています。それを防ぐため、新興国は利上げを行ったりします。金融政策は、世界や他国の状況も加味されるのです。為替は今後予想される利上げや利下げには反応しません。米利上げは続いていますが、予想されていることなので、ドルの上昇も限定的です。今は米国の利上げ終了時期や、日本の利上げ時期に注目が移っているのかもしれません。

であれば今後はドル安円高を警戒しなければならないでしょう。ユーロやスイスは、じり高で底堅さがあり、今後の利上げ時期やペースが注目されます。利上げ時期が不透明なオセアニア通貨は安値で放置されており、利上げ時期が示されれば上昇期待はあります。カナダやポンドは米国の影響を受け、利上げを行っていますが、織り込みもあり安値です。経済状況も関係していますが、今後の利上げペースが注目です。トルコや南アは高金利ですが安値で推移しています。上昇余地はありますが、新興国の利上げは高インフレで通貨下落の危険性もあり要注意です。

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田中和紀

ファイナンシャルアカデミー認定講師。「FX・外貨投資スクール」で教壇に立つ。福岡大学卒業後、証券会社入社。金融ビッグバン当時、業界初のFX事業の立ち上げに関わる。投資実績としては、ドル/円、豪ドル/円のロングポジションの長期投資。年率にして平均15%で10年以上運用した。その他様々な金融商品を取引中。オプションSQに合わせて、オプションの短期売買を実施しています。2006年よりKAZUKI FP事務所代表。証券会社、情報ベンダーなどで講演・執筆を中心に活動。
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