スマホ時代のお手軽に始められる株式取引アプリ入門

伊藤英佑

2018.10.31.(水)

今やスマホは誰もが持っている生活に欠かせないツールになりました。ネットへの接触手段においてもPCよりスマホが増え、家ではPCを使わないという人も増えているのではないでしょうか。

スマホは身近にあるので手軽に操作が出来ますが、画面の大きさもあり、指でのタッチやスワイプといった直感での操作性が重要です。今まで株式取引の経験がないミレニアル世代といった若い世代の株式取引未経験者に向け、従来のネット証券とは異なったアプローチでの投資アプリが続々と登場しています。

本記事では、このようなスマホ時代に登場している投資アプリ3つを紹介したいと思います。

各サービスとも、アプリ最適化して便利で気軽に投資が出来るよう作られていて、また、少ない投資金額や低い手数料で始められ、従前のネット証券とは違う新しいサービス設計がされていて、株式投資をしたことがない投資未経験者にも投資を始めるハードルが低くなっています。

投資はまず少額からでも始めてみることが、投資の経験値を得たりリテラシー向上のために大事ですから、興味をもったアプリを使ってみて始めてみるのも面白いかもしれません。

手数料無料・コミュニティ機能付「ストリーム」(STREAM)

ストリームは、アプリの使い勝手はSNSサービスを使っているような感覚で操作ができ、株式の売買手数料「無料」で打ち出しています。

コミュニティ要素が濃いサービス設計になっていることが特徴です。各企業の掲示板などがあり、その中から良いと思った会社の株式の売買へスムーズに移行することができるようになっていたり、有益な情報発信をする人はランクが上がり信用取引の金利で優遇が受けられたりします。

2018年7月にスタートしたばかりですが、今後、有益な情報発信をする利用者が増えコミュニティが活発になり有意義になっていったら、投資の学習が進んだり投資アイデアが見つかったり、オフラインのイベント等も通じ投資仲間を見つけることが出来る場になるかもしれません。

なお、手数料無料にして運営は大丈夫なのかと思いますが、無料は現物株式の取引が対象で、信用取引の金利や、証券取引所(東証)を介さないで大口投資家が取引に使うダークプールという特殊な場での取引を使い取引所取引よりもディスカウントした価格で売買できる場を使って運営収益を上げるようです。

参考:STREAM

日米を代表する優良企業を簡単に売買「ワンタップバイ」(One Tap BUY)

ワンタップバイは、名前の通り少ない操作で取引が出来るよう、分かりやすさや手軽さに最も重視した操作性になっている株取引アプリです。証券会社の株式取引画面に馴染みがない人には取引注文の入力に手間取ることも多いかと思いますが、余計な機能等をなくし分かりやすいサービス設計にしています。

取引可能なのは、日米の優良企業それぞれ20~30社のみとなっています。

日本の株式市場は取引単位が100株となっていて、例えばソニーの株価は1株が約6,000円(2018年10月)ですが、通常の購入は100株単位で最低約60万円が必要です。まだ貯蓄が少ない若い世代には複数の会社の株式を購入してポートフォリオを作ったり、最低投資金額が大きいと株式購入そのものに躊躇してしまうことも多いでしょう。100株ではなく1株といった単位(単元未満株と言います)で取引を可能にすることにより、数千円から取引が可能になります。単元未満株主には議決権がなく株主総会の招集通知は来ず参加も出来ませんのでその点は留意しましょう。

参考:One Tap BUY

自分が有望だと思うジャンルや業界といったテーマへの投資ツール「フォリオ」(folio)

株式取引は、投資したい会社を探して決め、その会社へ投資します。例えば、今後の有望分野はVR(仮想現実)だ、AIだ、宇宙だ、と思っても、投資する個別企業を絞るのは大変な時もあるでしょう。

フォリオでは、フォリオが設定したジャンルやテーマに従って、各テーマ10社の企業群にまとめて投資することが出来ます。ワンタップバイと同じく単元未満株で取引できるようにして、少ない投資額からテーマへの投資を可能としています。

テーマは、ドローン、VR、人工知能、宇宙開発といった今後大きくなりそうな産業や、子育てを楽しく、アンチエイジング、ペットと暮らすなどといったユニークなテーマ設定がなされています。テーマに沿って投資する仕組みとしては投資信託もありますが、投資信託にするにはニッチだったり、興味・関心をベースとしたテーマ設定に特徴があります。

少ない金額でまとめて株式を買えるようにするため、ワンタップバイと同様の単元未満株での購入が出来るようにしています。

また、LINE と業務資本提携し、2018年中にもLINEのアプリ内にフォリオを組み込んでサービスを始める予定を発表しています。

参考:Folio

他にも、テオやウェルスナビといった世界中の株式に長期分散投資をするためのロボアドバイザーというサービスなど、スマホ時代の新たなツールが様々登場してきています。

投資をすることで1番大事なことは何よりも投資でプラスのリターンを上げることですが、ミレニアル世代の長期投資を促進するという意味では、PC時代からの各ネット証券も取引ツールや投資情報の提供で工夫をこらしまだまだ新しいサービスも出てくることを期待したいところですが、これからは敷居の低いアプリで投資をスタートという時代が来ているのかもしれません。

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伊藤英佑

伊藤会計事務所代表/早稲田大学政治経済学部卒。早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了、AFP(ファイナンシャルプランナー)保有。 大手監査法人を経て、2005年 伊藤会計事務所開業(現任)、ベンチャー企業の支援業務及び資産管理サービスを行う。複数のベンチャー企業の非常勤・社外役員も歴任。資本政策、IPO、M&Aに強い。資産管理サービスは、相続税・法人税・所得税等の税金対策及び税務申告、資産活用全般やライフプラン向上を見据えた総合的なコンサルティングやフィナンシャルサービス等を個人・法人へ提供している。 長期分散投資を志向した資産運用も自ら行っており長年の経験がある。https://cl-souzoku-tokyo.com/

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