【仕組み節約術】感情が伴わない「固定費」をまず削ろう

マネラボ編集部

2018.09.28.(金)

節約に「仕組み」を導入すると、毎日細かいことを我慢する必要がなく、ストレスを感じることもなくなるのですが、私たちのお金のすべてについて、節約の「仕組み」が使えるというわけではありません。

固定費の節約は、最初の「仕組み」作りが効き続ける

お金の種類は大きく2つに分けられます。
家賃、保険などの固定費と、毎日のようにお財布から出ていく食費などの変動費です。この2つのうち固定費は、「仕組み」がうまく働いてくれる「『仕組み』化できるお金」です。

家賃保険、車などにかかる大きなお金は、一度支出額を決めてしまえば、その後節約のために毎日頭を悩ませる必要がありませんし、毎月必ず一定の額を減らすことができます。

ですから、これらの固定費を減らす「仕組み」を作ってしまえば、後は私たちが努力をする必要は一切なく、自動的に節約が続いていくのです。

光熱費、通信費なども、一般的には固定費と定義されますが、これらの額は毎月の支出額が時期などによって多少変わってきます。そのため、家賃などの支出額が変わることがない支出に対して、変動固定費と考えることもできます。

ただし、この変動固定費も、最初に支出を抑える「仕組み」を作ってしまえば、後は放っておいても勝手に節約の「仕組み」が続いてくれます。

まずは、この固定費(変動固定費を含む)に「仕組み」を作ることから始めましょう。

変動費は「仕組み」化しづらい

固定費とは逆で、変動費は「仕組み」の効果を出すのが難しい、「『仕組み』化しづらいお金」です。

例えば、固定費を減らそうとして12万円の家賃を10万円に下げてしまえば、もう家賃について何も考える必要がありません。頭を使ったり悩んだりするのは、部屋選びをする最初だけです。

ところが、食費や外食費を大きく減らそうと思ったら、毎日数百円の節約のために頭を悩ませなければいけません。家賃のように、一度決めてしまえばその後は何もしなくていいというものではないので、「仕組み」化することが難しいのです。

私も実際、変動費の節約で苦しい思いをした経験がありますが、数十円、数百円ときには数千円のお金を節約するために我慢しなければいけないという気持ちに苦しめられ、感情が動かされるのは、とてもつらいことです。

友人から「久しぶりにゆっくり話したいから飲みに行こうよ」と誘われたとしても、「最低でも3,000円はかかるな。節約のために断ろう」という思いが働き、本当は会って話したい気持ちを振り切って、断ることになります。

そのような節約を始めると、本当に細かいお金まで気になってくるものです。

そして、数千円という単位ならまだしも、本当は100円のお菓子が食べたいのに、70円のお菓子で我慢しようということにもなってくるのです。こういった、お金を使うときに感情がからんでくる部分を節約しようとすると、大変な労力がいります。それよりも、「仕組み」化できる大きなお金をラクにコントロールしたほうが、ずっと効果的ですし、楽しい毎日が送れるはずです。

手間ひまかかる節約は続かない

つまり、長く続けられる「仕組み」作りのためには、「仕組み」化が難しい小さなお金にとらわれるのをやめて、「手間がかかることやムダを極力省く」ということです。「面倒だ」と思うと手が止まってしまって後回しになってしまったり、最後まで続けられないというのは、誰しもあることだと思います。

家計簿をつけるときも、端数まで緻密に計算をしていると面倒になってしまいます。
そのため私は、10円、1円単位の端数を省いて記入するようにし、最後に集計をするときは、1000円単位で合計するようにしています。
細かいことにこだわりすぎて面倒になり、家計簿をつけるということ自体が続かなくなってしまうより、手間ひまを徹底的に省いて、長く続けられる「仕組み」を作ることのほうが大切なのです。

節約も、面倒で手間ひまがかかることを続けようと思っても難しいものです。「節約をするぞー」と意気込んで始めた最初のころには,細かいこともできるかもしれません。けれども、1カ月、2カ月とたつうちに、確実に面倒になってきます。

負担をいかに軽くできるかにこだわるのが、続けられる節約の「仕組み」作りにおいては重要です。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

この記事は『勝手にお金が貯まってしまうシステムの作り方「仕組み」節約術』泉正人著
からの抜粋です。全国のローソンで購入できます。

出典:Amazon「仕組み」節約術 勝手にお金が貯まってしまうシステムの作り方

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