優遇税制を活かしてお得に購入 エコ住宅(エコハウス)で叶える環境とお財布に優しい住まい

木暮ゆい

2018.09.09.(日)

前回は、住まいの省エネ補助金について書きました。今回はその中でも「エコ住宅(エコハウス)の住宅資金の税制面での優遇」について書いてみます。マイホーム購入において、税金は意外と馬鹿にならないことが多いです。

マイホームを上手に選んでお得に購入してみませんか?

エコ住宅(エコハウス)とは?

エコ住宅(エコハウス)とは、環境省が定義する「地域の気候風土や敷地の条件、住まい方に応じて自然エネルギーが最大限に活かされることと、さらに身近に手に入る地域の材料を使うなど、環境に負担をかけない方法で建てられる住宅」のことです。

具体的なエコ住宅には低炭素建築物、長期優良住宅、ゼロエネルギー住宅などがあります。分譲の戸建てなどの広告などでいろいろと目にされる方もいらっしゃるでしょう。前回は住まいの補助金でこのエコ住宅(エコハウス)について触れましたが、実は補助金以外に税制面でも「エコ住宅(エコハウス)」は優遇があります。

エコ住宅(エコハウス)で受けることができる6種の優遇税制

・最大500万円の控除がある 住宅ローン

まずは、住宅ローンの減税です。例えば、低炭素建築物の場合は、要件はありますが、最大で500万円の控除があります。一般の住宅では最大控除額が400万円なので、約100万円控除の金額が多いのです。なお、長期優良住宅も同様に最大で500万円の控除があります。

・投資型減税で所得税が安くなる

平成33年12月までは、住宅ローンではなく自己資金で低炭素建築物や長期優良住宅を購入した場合、1回限りですが最大控除を65万円受けることができます。もちろん、住宅ローンを利用した場合でもこちらの控除を受けることが可能です。

ただし、1回限りですが、その年分の所得税額から控除しきれない金額がある場合には、翌年分の所得税額から控除できます。住宅ローン控除との併用はできないので、世帯年収、住宅ローンの金額、期間などから総合的に住宅ローン控除とどちらが得かを検討するようにしましょう。なお住宅ローン控除と併用はできないので要注意です。

・税率1%になる登録免許税

認定低炭素建築物、長期優良住宅には、所有権保存登記、所有権移転登記の際の登録免許税の税率が低くなります。一般住宅の場合所有権保存登記の税率は0.15%、所有権移転登記の税率は0.3%ですが、こちらも0.1%になります。0.05%に0.2%のわずかな差ではありますが、少しでも税率が下がるのであれば、その恩恵を受けるに越したことはありません。

・控除率が一般住宅よりも100万円アップ 不動産取得税

平成32年3月31日までの特例措置ですが、長期優良住宅の場合、不動産取得税の減税もあります。一般住宅が1,200万円の控除と税率3%なのに対し、長期優良住宅は1,300万円の控除と税率3%です。

・長期優良住宅の場合軽減もある 固定資産税

平成32年3月31日までに取得した長期優良住宅の場合、固定資産税の2分の1減額が戸建ての場合最長5年間、マンションの場合は最長7年間優遇されます。通常の住宅が戸建ての場合最長3年間、マンションの場合は最長5年間なので、2年ほど延長されるのは嬉しいですね。

・非課税の控除額が大きくなる 贈与税

平成33年12月31日までの特例ですが、こちらは認定低炭素建築物や長期優良住宅に限らず、省エネルギー性の高い住宅基準(断熱等性能等級4または一次エネルギー消費量等級4等)を取得する場合、贈与税の非課税金額が大きくなります。

その後も契約年月によって非課税金額が異なりますが、省エネ住宅のほうが非課税枠が大きくなっています、この差はかなり大きいです。

ここに注意、エコ住宅(エコハウス)の優遇税制

・認定要件

エコ住宅(エコハウス)の優遇税制で注意をしたいことは、「要件」です。前回、省エネ住宅の認定要件でも述べましたがエコ住宅(エコハウス)の要件に該当しない場合は、もちろん優遇税制を享受できません。

・特例措置が多いこと

優遇税制で注意をしたいことの2つめは平成33年までの特例措置が多いということです。今後この特例が延長されるのかどうかは現在のところ未定です。また取得時期によっては特例が受けられない場合もあります。もし、エコ住宅(エコハウス)を希望するのであれば、取得する時期にはどの税制優遇があるのか綿密に調べることがおすすめです。

環境とお財布に優しい住まい、エコ住宅(エコハウス)

先日、ニュースなどで三菱地所や野村不動産がZEHの集合住宅建設に参入するとの報道がなされました。これまではどちらかというと戸建てが多かったエコ住宅(エコハウス)ですが、今後はマンションにもエコの流れが広がってくるでしょう。

環境に優しいエコ住宅(エコハウス)に関する補助金や税制優遇の情報をうまく取り入れて、初期費用、住まいの維持費をおさえてお得な住宅購入をしていきましょう。

年収の2割を貯蓄する!誰でも始められる法則とは

最新記事・限定情報はTwitterで配信中♪

木暮ゆい

株主優待中心の日本株、海外高配当株、債券、投資信託、純金、プラチナ、銀積立、ソーシャルレンディング等に投資中のライター。宅地建物取引士。最近では優待クロスでの株主優待品を取得と、ふるさと納税に夢中です。

  • 売れると思わないまま撮ったストックフォトの話

    詳細を見る
  • きちんと整理できてる? ポイントカードとの正しい付き合い方

    詳細を見る
  • アラサー女子の老後の備え。「自分年金」はどうやってつくる?

    詳細を見る

こんな記事も読まれています

ポイントを教える女性
知恵袋知恵袋 |  教育・子育て教育・子育て |  考え方考え方

【子どもの進学】入学金が予定していたより高かった!急な資金不足はどう補う?

知恵袋知恵袋 |  生活生活 |  考え方考え方

会社員の夫を亡くした妻のセーフティネット「中高齢寡婦加算」

マイホーム・保険マイホーム・保険 |  結婚・出産結婚・出産 |  考え方考え方

妊娠・出産時の収入の不安は、健康保険の「出産手当金」で払拭しよう

節約・貯蓄節約・貯蓄 |  生活生活 |  考え方考え方 |  貯め方貯め方

節約、貯金、節税、運用 お金の不安から抜け出す4つのキーワード

知恵袋知恵袋 |  転職転職 |  維持管理維持管理

退職一時金の税金・社会保険の負担は軽い! ただ……

資産運用資産運用 |  生活生活 |  増やし方増やし方

投資情報だけじゃない!「会社四季報」裏・楽しみ方