アラサー女子の老後の備え。「自分年金」はどうやってつくる?

マネラボ編集部

2018.09.21.(金)

老後の備え、いくら必要?

アラサー女子のお金の悩みは人によっていろいろあれど、誰もが無関係ではいられない共通の悩みともいえるのが「老後の不安」。公的年金にあまり期待ができないご時世、「このままずっとひとりだったら、老後は生活していけるのかな」「もしも介護されることになったとき、お金は足りるかな」などと不安に思っている人は少なくないことでしょう。

参考までに、今すでに年金生活を送っている人の家計をのぞき見してみると、夫婦の場合で、毎月の生活費の平均は約24万4,000円。公的年金は約19万5,000円。公的年金以外の収入や税金、社会保険などの支出も加味すると、毎月約6万2,000円の赤字になっています(総務省「家計調査」2015年)。

つまり、“逃げ切り世代”と呼ばれる現在の年金世代であっても毎月の家計は大きく赤字になっているということ。私たちが老後を迎える頃を想像すると……確かに不安は募るばかりです。

「自分年金」をつくっておこう

そんな老後の不安に備えるために考えたいのが「自分年金」をつくるということです。

「自分年金」とは、文字通り、自分で自分のために準備する年金のこと。会社で財形貯蓄をする、個人年金保険に加入する、投資信託の積み立てをするなど、方法はなんでもよいので、公的年金だけでは足りない分の年金を自分でコツコツとつくっておく、ということが大切といえます。

その中でも、近年、注目が高まってきているのが「確定拠出年金」です。

確定拠出年金とは、毎月決まった掛け金を出し、その掛け金を自分で金融商品を選んで運用し、60歳以降に年金として受け取るというものです。大きな特徴は、運用結果によって老後に受け取れる年金額が増減するということ。毎月の掛け金が同じAさんとBさんでも、どの金融商品を選んで運用するかによって年金の金額が違ってくるということになります。

確定拠出年金が人気のワケ

そんな確定拠出年金ですが、注目が高まってきているのにはワケがあります。それは、運用結果次第で将来の年金額を増やせるだけでなく、目先の税金が優遇されるということ。

まず掛け金は全額、所得税と住民税の控除の対象になるので、掛け金の金額に応じた節税効果があります。さらに、運用期間中の利息や分配金、譲渡益なども非課税。60歳以降に受け取る際にも、年金として受け取れば公的年金控除、一時金として受け取る場合は退職所得控除の対象になります。

ただし、いったん拠出した掛け金は60歳まで引き出すことができないので無理は禁物。節税効果があるからといって無理をしすぎると、お金が必要になったときに引き出せない!ということになりかねません。60歳以降までのんびり寝かせておいても問題のない範囲で金額を設定することが重要です。

制度の仕組みをしっかり学んで、今から自分年金づくりに役立てていきたいですね。

【前回の記事はこちら】
自分磨きだって欠かせない!アラサー女子が習い事にかけるお金はいくら?

他人に差をつける!カンタン家計簿や節約術を学びたい

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