定年後男性の相続のギモン。「相続税の申告をする場合、どのような準備をすべき?」

マネラボ編集部

2018.07.31.(火)

「2015年1月の相続税増税後、相続税の申告が必要になる人が増えたと聞きました。申告をする場合、どのような準備をすべきでしょうか?(70代男性)」

まずは、2015年1月の相続税改正から振り返ってみましょう。

いくつかある改正点の中でも、影響が大きかったのが「基礎控除」の縮小です。相続税は、相続される資産の合計額が「基礎控除」を超えると課税されます。相続税の申告は、相続の開始があったことを知った日(通常は被相続人の死亡の日)の翌日から10か月目にあたる日までに申告書を提出して行います。

改正前までは、「基礎控除」は「5,000万円 + 法定相続人の数×1,000万円」となっていました。したがって、法定相続人が子ども2人の場合、7,000万円を超える資産があると相続税がかかっていましたが、改正後は「3,000万円+法定相続人の数×600万円」となりました。つまり、同様に子ども2人が法定相続人の場合、4,200万円を超えると相続税がかかってくるということになります。

また、改正前までは相続税がかかるのは相続全体の5%程度でしたが、改正された現在は8%程度に増えています。特に地価の高い首都圏では「資産は生活費として貯めた預貯金と、長年住んだ自宅だけ」という人でも相続税の対象になる可能性があります。

相続税の対策、オススメは?

相続税への対策として検討したいのが、「生前贈与」です。自分が健在なうちに、資産の一部を子や孫世代に贈与しておけば、子や孫にとっても早いタイミングでもらった資産を有効に活用できるというメリットがあります。

「住宅資金等資金の贈与税の非課税制度」や「教育資金の一括贈与に係る贈与税の非課税制度」、年間110万円の贈与税の基礎控除などを活用すれば一定額まで非課税で贈与できるので、こうした制度を賢く使いましょう。

生前贈与についてはの詳細は『早く知っておきたい!正しい贈与のやり方』、「住宅資金等資金の贈与税の非課税制度」についての詳細は『子どもへの住宅取得資金援助にも税金がかかるの? 非課税制度の特例があります!』を参考にしてみてくださいね。

生涯年金を750万円多く貰える方法が学べる!

最新記事・限定情報はTwitterで配信中♪

マネラボ編集部

節約から投資まで、お金に関するさまざまなテーマのコラムを、わかりやすく・楽しく発信することに日々奔走中。誰もがお金と正しく付き合うための教養を身につけ、豊かな人生を送るためのヒントを提供しています。

こんな記事も読まれています

定年後・老後定年後・老後 |  生活生活 |  考え方考え方

今からでも間に合う! 50代で定年後に必要な生活資金を知り、働ける期間に貯蓄を。

定年後・老後定年後・老後 |  定年後・老後定年後・老後 |  増やし方増やし方

50代の老後資産のつくり方 ~もしも55歳で3つの「積立投資」を始めたら~

定年後・老後定年後・老後 |  定年後・老後定年後・老後 |  考え方考え方

定年退職後の健康保険、どうするのが正解?

定年後・老後定年後・老後 |  定年後・老後定年後・老後 |  考え方考え方

パートで厚生年金保険に加入すると 年金保険料は払い損?を検証

定年後・老後定年後・老後 |  定年後・老後定年後・老後 |  貯め方貯め方

年金が65歳から先延ばしの可能性も? 現在50代前半の男性は必見です

定年後・老後定年後・老後 |  定年後・老後定年後・老後 |  増やし方増やし方

アラフィフおひとりさまが今から準備する老後の収入について