FXファンダメンタルズ分析、3つのポイント

田中和紀

2018.07.15.(日)

大きな枠で捉える

FXのファンダメンタルズを勉強する上で重要な事は大枠を捉える事です。世界情勢全てを把握する事は難しく困難です。よって過去大きく相場を動かした事象などを3つに絞り、重点的に学習すると良いでしょう。

経済

まずは経済です。
通貨の価値は当事国の経済力に左右されます。経済が強い国の通貨は価値が上がり、経済が弱い国の通貨は価値が下がります。ドル/円であれば、米国経済と日本経済の強弱が比較されます。米国経済が強く日本経済が弱ければ、ドル/円は上昇するという事です。ポイントは今後どうなるかです。

今後、米国経済が日本経済よりも良好と考えられれば、一般的にドル/円は上昇します。リーマンショック時は逆の動きで、米経済の減速でドルが弱くなりドル/円は下落しました。

現在はクローバル化や世界に占める米国経済シェア増大により、米国は世界に大きな影響を与えます。よって米経済が良くなれば日本経済も良くなり、更に世界全体の経済も良くなる傾向があります。米経済が強く世界経済が好況時にはドルが強くなり、不況時にはドルが弱くなる構図でもあります。

そして円は世界的不況時に選好される通貨となっています。これは長年の低金利で円が借りられる通貨となっており、不況時に返済される為、円買いが強まるのです。よって米経済が強く世界的好況時にはドル/円が上昇(ドル買い円売り)、不況時には下落(ドル売り円買い)となりがちです。

金利

次は金利です。
米国の金利と日本の金利を比較して、今後どうなるかでドル/円が上下します。過去でも米金利上昇局面ではドル/円が上昇し、下落局面ではドル/円が下落しました。

また低金利で金利を下げることができない状況では量的緩和といって市場に多くの通貨を流通させる手段も使います。いずれにしても、金融環境を引き締めていくのか緩めていくのかで、通貨の価値が変動します。直近ではアベノミクスで日本が金融量的緩和を行い円が売られドル/円が上昇しています。

最近も米利上げが続き、ドル/円が高値を維持している状況です。各国の中央銀行が今後の金融を引き締めるか緩めるかが非常に大きな関心事になっているのです。金利は経済に関連しており、好況時でインフレ気味になれば引き締められ、不況時でデフレ気味になれは緩められます。

経常収支(貿易)

最後に経常収支です。
経常収支の中でも貿易収支の割合が大きいのですが、サービス収支や所得収支も含まれます。所得収支とは海外投資での収益です。経常収支が今後増えるのか減るのかで通貨の価値も上下します。過去日本の貿易黒字が大きかった頃、円が強くなりドル/円は下落しました。現在は日米共に以前ほど大きな変動はありませんが、昨今のトランプ政権では貿易がクローズアップされている為、注意が必要でしょう。

最後に

このように大きく3つのに分けると特徴を捉えやすいと思います。目先では違う動きをする事もありますが、大きな流れはこれらを中心にみると攻略できるかもしれません。

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田中和紀

ファイナンシャルアカデミー認定講師。「FX・外貨投資スクール」で教壇に立つ。福岡大学卒業後、証券会社入社。金融ビッグバン当時、業界初のFX事業の立ち上げに関わる。投資実績としては、ドル/円、豪ドル/円のロングポジションの長期投資。年率にして平均15%で10年以上運用した。その他様々な金融商品を取引中。オプションSQに合わせて、オプションの短期売買を実施しています。2006年よりKAZUKI FP事務所代表。証券会社、情報ベンダーなどで講演・執筆を中心に活動。
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