FXの通貨の特徴、3つのカテゴリーに分類すると?

田中和紀

2018.06.23.(土)

通貨による特徴とは

FXで取引できる通貨は様々です。ドル/円が一番馴染み深い通貨ですが、他の通貨にも興味を持てば、視野が広がり利益チャンスも増えるかもしれません。今回は円ベースに絞り、通貨の特徴を3つのカテゴリーに分けお伝えします。

米ドル/円は中心

まずはメジャー通貨米ドルの特徴です。米ドルは世界1の取引量を誇ります。多くの通貨が米ドルと取引があり影響力もあります。米国の通貨ではありますが、世界の通貨としての役割もあります。世界トップの経済力と軍事力を持つ米国は信用力に長け、米ドルの価値も保たれています。

1990年以降の米ドル/円は、160円レベルから75円レベルのボックス相場で、おもに米国の経済や金利の影響で上下しています。米ドル/円の動きとクロス円(円ベースの他通貨)の動きにも連動性があり、米ドル/円の動きを把握すれば他クロス円の動きもカバーできます。よってどの通貨を取引するにしても米ドル/円の動きは注視する必要があります。

先進国通貨/円は金利が重要

先進国通貨とはユーロ、ポンド、豪ドル、スイスフランなど。先進国通貨/円は米ドル/円の動きがベースになります。そこに各国のファンダメンタルズが加味されるのですが、金利の影響が最も大きいと考えています。例えば現在のユーロ金利は低く、ユーロ/円は以前より低迷しています。豪ドル金利は高く、豪ドル/円は高値を維持しています。

もちろん各国の景気やイベントも加味されますが、今はグローバリゼーションが進み、景気やイベントもある程度連動する為、金利差による高低差以外は、ドル/円と大きく乖離する動きは少ないようです。リーマンショック時はどの通貨も下落し、アベノミクスではどの通貨も上昇しました。ブレグジットでは当事国のポンドやユーロが大きく下落しましたが、他通貨も下落しています。若干時期にズレがあっても大きな動きは連動しています。

付け足すと、ユーロは対米ドルの受け皿にもなるところがあり、米ドルが上昇する過程では売られるケースもあります。ポンドはユーロと米ドルの影響を受け、荒い動きも特徴です。カナダドルは米ドルの動きに近い。豪ドルやNZドルは高金利が定着しており高値維持。スイスフランは低金利で円と同じようにリスクオフで買われる特徴があります。

新興国通貨/円は過去と比較しない

新興国通貨はまた違う動きがあります。南アやトルコなどは高金利ですが低迷が続いています。金利だけでは動きが把握できません。新興国通貨は経済状況や政治状況が重要な要素です。またリーマンショック以前の価格はバブル状態であったと考え、その水準とは分けて今後を考える必要があるでしょう。

最後に

このように大きく3つのカテゴリーに分けると特徴を捉えやすいと思います。過去10年以上のチャートを比較すると理解も深まるでしょう。目先では違う動きをする事もありますが、大きな流れはドル/円を中心にみるとクロス円も攻略できるかもしれません。

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田中和紀

ファイナンシャルアカデミー認定講師。「FX・外貨投資スクール」で教壇に立つ。福岡大学卒業後、証券会社入社。金融ビッグバン当時、業界初のFX事業の立ち上げに関わる。投資実績としては、ドル/円、豪ドル/円のロングポジションの長期投資。年率にして平均15%で10年以上運用した。その他様々な金融商品を取引中。オプションSQに合わせて、オプションの短期売買を実施しています。2006年よりKAZUKI FP事務所代表。証券会社、情報ベンダーなどで講演・執筆を中心に活動。

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