みるみるお金が貯まる?!おさえておきたい給与明細の見方

續恵美子

2018.05.14.(月)

新入社員の人も2年目以降の人も、年度初めにもらう給与明細はやっぱり嬉しいものですね。給与明細にはさまざまな数字が並んでいますが、手取り金額だけ見ておしまい!という人はいませんか。

給与明細に書かれている項目を正しく理解できていると、お金が貯まりやすくなったり、稼ぎ力がアップしたりと良いことづくめなんです。

今回は給料明細をきちんと読むためのポイントを紹介します。

給与明細にはどんなことが書かれてる?

会社の大小や役職などに関係なく、給与明細に記載される項目はどの会社もほぼ同じ。まずは「勤怠」「支給」「控除」大項目が3つあることを知っておきましょう。

勤怠欄では「出勤日数」「欠勤日数」「残業時間」「有休取得日数」「有休残日数」「遅刻・早退の回数」などが記載されています。つまり、1ヶ月間自分が働いた状況が確認できる項目です。

次に支給欄ですが、「基本給」をはじめとし、「役職手当」「職務手当」「残業(時間外)手当」「住宅手当」「家族手当」「通勤手当」など、会社が賃金規定のなかで支給を定めている各種手当とその金額が書かれています。なお、会社によっては基本給のことを「本給」という名前で書いたり、「職能給」「資格手当」などと細かく分けている場合もあります。

3つ目の控除欄では税金や社会保険料などの給料から差し引かれる項目が記載されています。税金では「所得税」と「住民税」。社会保険料では「健康保険料」「厚生年金保険料」「雇用保険料」そして40歳になったら「介護保険料」も引かれます。そのほか、生命保険料や財形貯蓄、社内預金などの天引き制度をしている会社では、ここに記載されます。

給与明細の記載内容がわかるとどうなる?

お金の稼ぎ力を変えられるかもしれません。

たとえば、手取り金額だけで給料の大小を考え、月々の支出や貯金をしていたとしましょう。そして、残業が多くて総支給額が多かったとしましょう。

働き方改革で残業時間に制限をかける会社が増えている昨今、残業手当が少なくなれば総支給額に影響してしまいます。ほかにも、「手当」として支給されているものは、職場内の異動や会社の経営方針などによって削減されてしまう可能性もなくはありません。

給料には基本給だけでなく、職務手当や資格手当、残業手当などがあることを支給欄で確認できていましたね。給与明細を見るときはこれらの内訳をみるとともに、基本給を意識してみましょう。多くの企業では、基本給をボーナスや退職金を計算する際のベースにしてるため、基本給の高低が将来のボーナスや退職金の金額を変えるといっても過言ではありません。

基本給があがるためには、年功以外に勤務態度や成果など社内の評価が関係しますが、働き方改革によって手取り給与が変わる可能性があるのなら、あなた自身の働き方意識改革で稼ぎ力を変えましょう。

控除欄に注目するとお金が貯まりやすくなる?

そのとおり。まずは控除欄の社会保険料に注目してみましょう。

社会保険料では「健康保険料」「厚生年金保険料」「雇用保険料」などが確認できますね。これらの保険料金額は給料や賞与の金額によって決められているため、自分で上げ下げできるものではありません。しかしながら、これだけの保険料を払っているという意識を持つことで余計な出費を抑えたり、おトクな給付を受けることだってできるのです。

たとえば、健康保険料は病院などにいったときに医療費を3割負担で済ますために引かれているお金ですが、「傷病手当金」や「出産手当金」などをもらうこともできるのです。「傷病手当金」とは病気やケガで3日以上連続して休むことになったとき、休んだ日分の給与有無状況などによって4日目から支払われるもの。このことをちゃんと知っておけば、医療保険への入りすぎを抑え、保険料の節約につながります。

また「雇用保険料」は他の項目に比べると金額的には少ないですが、保険料を払っているという意識を持っておきましょう。雇用保険からは教育訓練制度を受けられます。スキルアップや資格取得にかかる費用の一部を負担してもらえますから、自分の貯金に手をつけなくてすむ場合もありますよ。

給与明細には長い人生で必要となるお金の知識が詰まっている!

働いた見返りとして支払われるお給料。決して労働力と労働時間の代償に毎月一定額が払われるなんて考えないで。

実はこの先の人生の中で必要となるお金のエッセンスが豊富に詰まっています。給与明細の内容を正しく理解することで、稼ぎ力を身につけ、賢く節約し、お金を貯める!毎月きちんとチェックするかしないかで、数年後には同僚との差を大きく引き離すことができるかもしれませんよ。

最新記事・限定情報はTwitterで配信中♪

續恵美子

ファイナンシャルプランナー(CFP®)
夢や希望を持ちながらも、一歩を踏み出せない――お金の知識を教えることで、そんな女性が一歩踏み出す支援をしたいという想いとともに、ファイナンシャルプランナーとして活動。
プライベートでは南仏移住して10年以上。仕事・家庭・自分の人生を活き活き送る、多くのフランス人女性から学んだことを日々の活動に実践している。

  • 投資信託のはじめ方!口座開設から利益が入金されるまでの6ステップ

    詳細を見る
  • IPO企業・マザーズ時価総額上位企業をウォッチング!

    詳細を見る
  • アラサー女子の電子マネー事情!使いすぎを防ぐ&賢く使いこなすコツは?

    詳細を見る

こんな記事も読まれています

定年後・老後定年後・老後 |  定年後・老後定年後・老後 |  考え方考え方

【衝撃】ポイントカードの実態!財布のひもを緩める売り手の「販売トリック」とは

知恵袋知恵袋 |  生活生活 |  考え方考え方

堀江貴文と邱永漢から見る!今すぐ実践できる「お金持ちの財布」管理術

知恵袋知恵袋 |  生活生活 |  考え方考え方

忘年会のネタに!知っているとさりげなく人気者になれる記事まとめ

成功哲学成功哲学 |  生活生活 |  考え方考え方

目からウロコの「人生を変える習慣の作り方」!

資産運用資産運用 |  生活生活 |  増やし方増やし方

自動販売機を設置して、利回りアップを目指せ!

資産運用資産運用 |  生活生活 |  増やし方増やし方

知らないと損する「手付金」の常識