【特別掲載】現在家賃収入が8000万を越える僕が、43歳でやっと投資に目覚めるまで~お金の教養フェスティバル2018講演~

リーマンショックで、株が紙切れになる
日本に戻ります。またサラリーマンの世界に戻ります。それから普通にまたサラリーマンの生活を続けるんです。ようやくです、それから何年経つことか。2008年に僕はようやく、人生が変わるきっかけがでてくるんです。9月の15日。今日のこのフェスティバルで、いっぱいキーワードで出てきているこの日。何があったか。リーマンショックですね。リーマンショックが起こったんです。
私はこのリーマンショックがあった時点で、投資の勉強は全くしていないんですが、実は1銘柄だけ日本の株を持っていたんです。株主優待券がほしかっただけなんですが。リーマン以降、皆さん覚えていらっしゃると思いますが、世界的金融危機が起きました。年が明けます。2009年になります。日本では自民党政権が破綻して、民主党政権になるんですね。アメリカでは大きな会社が破綻します。クライスラーという車の会社が破綻いたしました。
日本でも、2009年に大きな会社が破綻したのを覚えています?国営といってもいい会社。飛行機の会社。わかりましたね、JALです。日航が破綻したのが2009年なんです。
私は先程、ある日本の会社の株を1銘柄持っていたとお話いたしました。オチがわかりましたね。そうなんです。私はJALの株を持っていたんです。なんで知識もないのにJALの株を持ってたの?と。いやいや、年に2回送られてくる株主優待券がほしかったから持っていたんです。年に1回大阪に帰る時に、それで安い飛行機のチケットを買おうと思ってたくらいなんです。
その後、2009年に入って「JALの経営がおかしい」という報道が続きます。JALの株価がどんどん下がっていきます。最終的にどうなったか。御存知の通り、破綻したんですね。僕が持っていたJALの株が紙切れになりました。それから今日に至るまで、1回も、株主優待券が送られてきておりません。こういう体験をしてしまったんですね。
リストラと母の死をきっかけにやっと目覚めた
それから、私が勤めていたメディア関係の会社。これがリーマンを受けて、業績不振になったんです。ボーナスカットになりました。ボーナスカットは仕方ない。ボーナスカットじゃ駄目で、次は給与カットになったんです。給与カットって皆さん経験あります?あんまりないでしょう?痛いですよ。だって、今度もし業績が回復して、ボーナスが出たとしても、給与カットされてるということは、同じ2ヶ月分出たとしても減ってしまうわけですよ。そういうことが起きたんですね。
しかも、それでは駄目だということで、ついに来年の4月にリストラをやるということを会社が宣言いたしました。
僕は正直言って、定年まで勤め上げようと思っていました。でも、自分が勤めている会社でもこんなこと起きるんだと思いました。
そして、もう1つ個人的に大きな出来事が起きたんです。2009年。私はおふくろをある日突然病気で亡くすんです。心筋梗塞だったんですけれど。おふくろは僕が生まれ育った実家の寝室で、夜に寝ている最中に心筋梗塞を起こして、翌日起きませんでした。
リーマンショック以後に僕に何が起きたかというと、株の失敗。ボーナスカット。給与カット。リストラ。母の死。悲劇が重なるわけです。
そして、ようやくなんです。43歳になってようやく、自分の人生はちゃんと自分で切り開いていこうと。ちゃんとお金の知識をつけて、自分で人生を構築できるようにしていこうと思って、勉強を始めたんです。ニューヨークでトルコ人の質問から、もう8年が経ってました。
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マネラボ編集部
節約から投資まで、お金に関するさまざまなテーマのコラムを、わかりやすく・楽しく発信することに日々奔走中。誰もがお金と正しく付き合うための教養を身につけ、豊かな人生を送るためのヒントを提供しています。