老後に備えて保険を見直し、出ていくお金を減らしておく!

末永健

2018.04.20.(金)

老後資金の確保に備えて保険を見直してみる

50代くらいになると、老後資金のことが気になり始めると思います。

子供も大学を卒業して独立をするのがちょうどこの50代の方が多いでしょう。

老後資金として貯蓄や投資をしてきたとしても、今まで一度も保険を見直してこなかった場合は保険料のムダな支払いが続いているため、貯蓄や投資に回せたであろうお金を失っているかもしれません。

保険、特に生命保険については、次の3つの時期が適切な見直し時期です。

1.子供が生まれた時
2.住宅を購入した時
3.子供が独立した時

反対に間違った見直し時期が次の2つの時期です。

4.初めて就職した時
5.結婚した時

しかし過去を振り返っていただきたいんですが、保険のセールスマンや家族、あるいは周りの親戚・知人からは4と5の時期にも生命保険への加入を勧められたのではないでしょうか。

4や5の時には親や親戚から「生命保険くらい入っておけ」と言われたり、保険のセールスマンからは1〜5のタイミングではすべて勧められたと思います。

その頃に加入したままの生命保険の保険料支払いが今でも続いているようなら、すぐに見直さなければなりません。

「なぜ4と5の時期には生命保険に加入する必要がないのか?」と疑問に思われるかもしれませんので簡単に解説します。

4の「初めて就職した時」は、本人に万が一のことがあった場合、その死亡保険金の受取人はたいてい親の設定にすると思います。

しかし、親にとって特段の事情がない限り子供が亡くなった時に死亡保険金が必要かと言うと、まず必要ないからです。

5の「結婚した時」は、まだ子供がいないうちはパートナーに万が一のことがあっても、特段の事情がない限り生活していけるからです。結婚して早い段階でパートナーが亡くなった場合は、籍を抜いて新しいパートナーと再婚し、新しい人生を歩む可能性もありますからね。

住宅ローンを組んだ時に生命保険を増額した方は必ず見直しを!

2の「住宅を購入した時」に保険のセールスマンから生命保険の死亡保障額の増額を勧められて加入された方は要注意です。

この住宅ローンを組んだ時の保険の見直しは、死亡保障額を減らす見直しをするのが正しいのです。

住宅ローンを組んだ時はほとんどの場合、団体信用生命保険に加入しています。

この保険はローンの契約者が亡くなったり重度の障害を負って返済が不可能になった場合、その時点でのローン残債をその保険がすべて肩代わりしてくれる保険ですので、残された家族が住宅ローンを支払っていく必要はありません。

そのことを知らずに他の生命保険に加入したり、あるいはすでに加入していた生命保険の死亡保障額を増額していたりしたら、それこそムダな保険に加入し、今でもムダな保険料を支払っていることになります。

ほとんどの方は加入されていますが、加入しているかどうかわからない場合は確認を取ってみましょう。

保険の見直しをする際は他人に任せず自分でやりましょう!

50代くらいになればちょうど3の見直し時期である「子供が独立した時」でしょう。

子供にお金がかからないようになったわけですから、ご夫婦の老後資金にフォーカスするタイミングです。

そこでムダな保険料の支払いがあるようなら見直すべき時です。

ただしこの保険の見直しをする時、他人である保険のセールスマンや保険の無料見直し相談などに見直しを依頼してはなりません。

無料で相談してもらえるからお得だと思われるかもしれませんが、相談を受けている事業所側からすれば無料で見直しだけしていては売り上げが立ちません。必ず新しい保険への加入を勧められるのがオチです。

ですから必ず自分自身で計算して、必要最低限の保障を把握し、ムダな保険を減らしましょう。

計算する上でご注意願いたいのは、保険会社のホームページで必要保障額が簡単に計算できるソフトを提供している場合もありますが、ここでは計算しない方がいいでしょう。売る側が作ったソフトであることを忘れずに。。。

また、昔から付き合いのある保険のセールスマンの方がいたりすると、「あの担当の方はいい人だから」とか「一生懸命やってくれてるから」と言って任せる方もいらっしゃるかもしれません。

たしかにいい人で一生懸命やってくれたかもしれませんが、保険料を支払うのは彼らではなくあなた自身です。

そのことを肝に銘じて、めんどうでも自分自身で見直しをしてくださいね。

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末永健

家計の学校S.H.E代表。2級ファイナンシャル・プランニング技能士、AFP認定者。主婦層を中心に、家計の管理・節約と保険の見直し方・選択法の情報発信に特化した完全独立系ファイナンシャルプランナー。【A-LIP式必要保障額計算メソッド®(商標登録)】を考案。保険商品を販売しないFPとして、ネット上のみで真の情報を配信する異色のFP。著書に「書けばわかる!わが家にピッタリな保険の選び方」(翔泳社)がある。

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