「貯蓄1,000万円」を目指すためにやるべき3つのこと

横山沙織

2018.03.23.(金)

貯蓄の目標としてよく挙げられる「1,000万円」という金額。
100万円台の貯蓄に比べ桁が1つ増えるこの数字に、高い“壁”を感じる方も多いでしょう。

『いつかはきっと』と思うばかりで何も行動を取らなければ、状況は少しも1,000万円貯蓄に近づくことはありません。

反対に、今からできることを少しずつでもやり始めたら、1,000万円貯蓄へのゴールは確実に近づくのです。

では、どのようなことから始めればいいのでしょうか?1,000万円貯蓄に向けて、今すぐ取り組める“やるべきこと”を3つ解説します!

その1 やる気を維持するために「目的を決める」

1,000万円貯蓄達成までの道のりは長く遠いもの。何年もの長期間、初めの頃のやる気を維持しなければなりません。

そのためにやるべきこと、それは「目的を決めること」です。

「1,000万円を貯めたい」は、目的ではありません。大切なのは、その1,000万円を何に使うのか。これが本来の「目的」ということです。

1,000万円を貯めること自体を目的にしてしまうと、達成感や満足度は『通帳を記帳して増えていく数字に喜ぶ』ことでしか味わえません。表面的な満足感しか得られないので、次第に虚しさを感じるようになり、貯める苦労に見合わずやる気が続かなくなってしまいます。

ですから、大切なのは「なぜ貯めるのか」という目的です。1,000万円貯蓄の向こうに、叶えたい夢や、なりたい自分の姿を設定します。

また、もしも『老後のために』や『子どもの教育資金のために』といった目的で貯蓄をするのであれば、始める前にライフプラン・シミュレーションを利用して、必要な金額を具体的に見積もることをオススメします。1,000万円という数字は“当てずっぽう”で決めた金額でしかないからです。ライフプラン・シミュレーションを利用すれば根拠のある金額を目標にすることができるので、本気度が変わります。

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その2 苦なく支出を減らすために「買うものをより厳選する」

さて、貯蓄の目的が決まったら、次は「どのように」達成していくかについて作戦を立てなければなりません。貯蓄に回す金額をいかに上げていくかを考えてみると、“運試し”のような方法を除けば、できる方法は単純に2つしかありません。

1つ目は「出ていく金額を減らすこと」そして2つ目は「入ってくるお金を増やすこと」

摂取カロリーが消費カロリーを上回っていれば太るというのと同じです。蓄えるためには2つの方法のどちらか、あるいはどちらともを実行しなければなりません。

では、支出を減らすためにやるべきこととは何でしょうか。それは、「買う物をより厳選すること」です。

皆さんが支出の減らし方としてまず思いつくのは、「より安い物を買う」という方法ではないでしょうか。ですが、この方法はいくつか問題があります。

まず、今の暮らしのまま、物のランクを下げるという方法は暮らしの質が下がってしまいます。我慢が増え、満足感が減ってしまうので挫折しがちです。また、安い物はすぐ壊れてしまったり、使いづらかったりして、結局買い直すはめになり高くつくこともあります。

なので私がオススメする考え方は、「買う物をより厳選する」という方法です。
比較し、検討し、より吟味して良いと思う物を1つ選びます。安くなくてもいいのです。ちゃんとしたものに、ちゃんと納得をしてお金を払うという買い物の仕方を実践します。

支出を減らすために最も効果的なのは「買わないこと」です。

安い物ばかりを探すのではなく、余計な物を買わずに厳選する意識を持って買い物をしてみてください。この方法ならば、きっと暮らしの質は節約前より向上します。部屋の中から不要な物が減り、洗練された空間になっていくでしょう。今より快適に暮らせるので、苦なく支出を減らすことができます。

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その3 収入を増やすために「人付き合いを大切にする」

支出を減らすことと同時に考えたいのが「入ってくるお金を増やすこと」です。

収入金額そのものを増やす手段としては転職や副業、資産運用について勉強するなどの方法がありますが、これらの具体的な内容についてはそれぞれ詳しい記事にお任せします。

そうではなく、もう少し“心掛け”という観点から「やるべきこと」を考えてみたいと思います。

それは、「人付き合いを大切にすること」です。

財産は「地位財」と「非地位財」の2つに分けられるという考え方があります。

「地位財」とは、人と優劣を比べ、人より優れていることで満足感を得られる財産のこと。所得、家、車、ブランド品などに代表されます。
一方の「非地位財」は、人がどうであろうと関係なく満足感が得られる財産のことです。自由、健康、愛情などが非地位財のグループになり、「非地位財」を持つ方がより幸福感が長続きすることが分かっています。

人付き合いを大切にし、良好な友人関係、両実家との円満な関係、安心して暮らせるご近所との関係などを持つことは、「非地位財」に分類されるものでしょう。ですが、このような良好な人間関係は一朝一夕に築けるものでありません。

何もお金をかけて“プレゼント攻撃”をしろという意味ではありませんが、このような「お付き合い=交際費にきちんとお金を使うこと」は長期的な目で考えればとても重要な“投資”になります。

お金は価値を乗せて「巡るもの」ですから、貯めようと必死になりすぎて、お金そのものに執着していては、入ってくるお金も増えないということです。

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始めなければ、ゴールもない!

紹介しました「貯蓄1,000万円を目指すためにやるべき3つのこと」をまとめますと、

①目的を決めること
②買う物を厳選すること
③人付き合いを大切にすること

ということになります。どれも、今すぐにでも始められる心掛けです。

「忙しい毎日」という言い方をよくしますが、私達は自分の目指したい人生のために働いているのであって、働くために人生があるのではありません。

ですから、忙しさのあまり毎日がただ“何となく”で過ぎてしまっているという方は、人生の主導権は自分にあるのだということをもう一度意識してみてはいかがでしょうか。

できるできない、ではなく、やるかやらないかという気持ちで、まずは3つの「やるべきこと」を実行してみてください!

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横山沙織

ファイナンシャルプランナー/FPmama Friends認定 おこづかいセミナー講師。「女性と子どもの自立」をテーマに活動するFP。自立とは“自分で考えて”“決めること”。女性と子どもの自立が明るい未来につながるという想いから「女性の自立=ライフプラン」「子どもの自立=おこづかい教育」を2本の柱として活動している。

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