仮想通貨の下降トレンドとその原因とは

TM Max

2018.02.01.(木)

2017年は仮想通貨元年と呼ばれ「仮想通貨バブル」が起こりました。しかし2018年1月16日から仮想通貨全体の暴落が起こり、現在もその下降トレンドは続いています。

どうして暴落は起こったのでしょうか、そして暴落の原因とは何でしょうか。そしてこの下降トレンドが続く原因と今後の見通しについて考察していきます。

仮想通貨暴落の原因とは?

1月16日に起こった仮想通貨の暴落ですが、その原因といわれている主なものが3つあります。

・韓国の仮想通貨取引禁止を検討
・ドイツ中央銀行の規制についての発表
・中国国内の仮想通貨取引及びマイニング作業の禁止

各国の「仮想通貨に対する規制」は大きく騰落に影響することを覚えておきましょう。1月16日に関しても上記3つの国家方針が仮想通貨の暴落を引き起こした原因と推測されます。この原因の一つ一つをより詳しく見ていきます。

韓国の仮想通貨取引禁止騒動

韓国の法務大臣が1月11日に仮想通貨取引を禁止する法律を準備していると発表し、この発表が韓国国内だけでなく国際的に話題となり、投資家の不安をあおり仮想通貨市場の混乱を招く原因となりました。

韓国はビットコインの取引量が、現在の流通量の約15%ををしめる巨大市場です。その韓国が実際に仮想通貨取引を禁止すれば、仮想通貨市場に大きなダメージを与えかねません。12日には仮想通貨の保有者や禁止反対派の反対署名が大統領府のホームページに12万件以上集まり、サイトがダウンする事態となりました。

現在は韓国の公正取引委員会が「仮想通貨取引所の閉鎖は事実上不可能である」と発表し、禁止ではなく規制に関する法案の早期成立に動いているようです。そして仮想通貨規制の一環で、無記名預金口座の利用を1月30日には禁止すると発表しています。

ドイツ中央銀行の規制についての発表

1月15日にフランクフルトの講演イベントで、ドイツ中央銀行の理事であるヨアヒム・ビュルメリング氏が「仮想通貨の規制を国単価ではなく国際的に協力して作成するべき」と発言をしました。

実際に国際的な仮想通貨の取引の規制が施行された場合、仮想通貨の利用方法、マイニング作業、開発などに対し様々な影響が考えられます。この不安要素が投資家に影響を与え一気に価格が下降していったとみられます。

確かに現在は仮想通貨に対する規制が完全ではなく、実際に資産を持っている人の税金逃れの方法に使われたりする可能性もあります。仮想通貨の発展が進むにつれて法定通貨や仮想通貨市場の安定が保てなくなることが懸念されるため、規制施行は必要な事でもあります。

この国際規制は2018年3月に行わえるG20の会議で新たに発表される予定で、規制が発表されれば仮想通貨の価格下落に拍車がかかる可能性があります。

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中国国内の仮想通貨取引及びマイニング作業の禁止

1月16日に中国人民銀行(PBoC)の副総裁が「仮想通貨取引を禁止すべき」と述べました。

実際に中国は2017年にICOを禁止し、中国国内の仮想通貨取引所を閉鎖しています。しかし仮想通貨の取引は取引所を介さない代替ルートを通じて行われており、その取引そのものの禁止に加えて仮想通貨サービスの検閲を行うことを検討を行うとの見解を示しました。

取引禁止に付け加えマイニング作業の禁止も発表し、マイニング業者に「秩序ある撤退」を要求しました。しかし期限は定めておらず、今後起源に関する発表がされると予想されます。

中国の投資家やマイニング業者はこのような連続する規制に嫌気がさし、国外に脱出し始めているとも言われています。すでに中国の仮想通貨取引所OKCoinが韓国での事業再開を開始すると発表がありました。

現在は禁止に向けての取り組みを進めている中国ですが、また新たな発表があった場合相場に大きく影響することが考えられます。今後の動向に注意する必要があります。

現在の仮想通貨の下降トレンド 今後の傾向は?

年頭の下落は4年連続 「恒例の下落」か?

仮想通貨の代表として挙げられるビットコインですが、4年連続で1月の中旬に暴落しており、投資家や専門家は「恒例の下落」としてあまり悲観的になる必要はないと述べています。2016年の年頭の暴落は元の価値に戻るまでに43日間かかっており、今回も1ヶ月半ほどで価格元に戻る可能性もあるので注意が必要です。

仮想通貨の概念に対して技術が未成熟

2017年に仮想通貨は本来の通貨としての役割よりも、投資先としての印象が大きくなりました。その結果一般の方の仮想通貨の投資への関心が大きくなり、実際の技術に対する価格を大幅に超えて仮想通貨バブルが起きました。

しかし実際はビットコインやイーサリアムも完成形ではなく、2018年にはライトニング実装やそのほかのアップデートも予定されています。今回の下落で一度膨れすぎた価格をリセットし、実際の技術に見合った価格まで落ちた後、着実な上昇トレンドに乗るのではと予想されています。

仮想通貨全体については楽観的

仮想通貨の暴落、下降トレンド、原因などについて理解を深めることができましたでしょうか。4年連続の年頭の暴落に基づき2月中旬には価格が上向く可能性があること、膨らみすぎた仮想通貨の価格をリセットした後に上昇トレンドに乗る可能性があることを踏まえて、仮想通貨全体については楽観的であるという予想がされます。

3月のG20の発表後はひとまず価格が下落することが予想されます。しかし仮想通貨を加熱した投資先として見るのではなく、本来の通貨としての役割に注目すれば今後の発展には大いに期待できるでしょう。

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TM Max

テキサス州の大学でビジネスアナリティクスを専攻しています。仮想通貨、ビジネス、エクササイズ系の記事を主に執筆しています。

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