確実にお金が貯められる4つのコツ

森井じゅん

2018.01.01.(月)

お金を貯めたいけどなかなか貯められない。誰もが持つそんなお悩み。日米で公認会計士の資格を持つ森井じゅんさんは、かつてはかなりお金に苦労した時期があったとか……。だからこそわかる確実にお金を貯めるためのコツとは?

今すぐマネできるポイントを教えていただきましょう。

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①貯金をしたいなら「お金を分ける」

入ってきたお金を、とりあえずそのまま口座に置いておき、なんとなく引き出してなんとなく使っていませんか。そして、その残高を「貯金」と呼んでいませんか。そういった「なんとなく貯金」は実は貯金ではなく、「なんとなく残高」です。

もしお金を貯めたいのであれば、お金をしっかり管理することが大切です。お金には色がありません。しかし、お金を分ける事で役割を持たせることができます。色のないお金に役割を持たせることで、お金がためやすくなるのです。

入ってきたお金は、まず下記の4つに分け、それぞれで口座を利用すると分かりやすいです。

①生活費
②臨時出費
③目的別貯金
④貯金

①の生活費は、月々の光熱費や通信費、食費などに使うお金。
②の臨時出費は、冠婚葬祭や故障した家電の買い替えなど臨時的に必要となるものです。
③の目的別貯金は、金額の大きな買い物や旅行などのための資金です。
そして④だけが本当の貯金です。

こうして、入ってきたお金を、使う前に役割を決めて貯金をしていくことを「先取り貯金」とも言います。それぞれの口座を作り管理することで、細かく家計簿をつけなくても、自分がどういう役割のお金をどれだけ持っていて、何にいくら使えるのかが見えやすくなるのです。その結果、お金の使い方にメリハリが出て、お金もたまりやすくなります。

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②目標を立てる

何のためにどれくらいお金を貯めたいですか?不安だからとにかくお金を貯めなくちゃ、と焦っていて、お金を貯める事が目的になっている人もいるのではないでしょうか。焦りからの貯金は苦しいだけで、どれだけ貯めても「まだ足りない、もっともっと」と欠乏感から抜け出せません。

お金そのものは食べられるわけでもないし、一万円札も原価20円の紙切れです。お金を貯めることは、何かを実現する手段であってゴールではありません。

確かに、お金がなければスタートラインに立てないこともあります。大切なことは、貯めたお金をどう使いたいのかを考えて目標を立てることです。

実現したいことや目的が定まったらそこに向けて必要なお金を貯めていきたいですね。目安ですが、手取りの20%を貯めていくと5年で手取り年収が貯まります。手取りの15%なら約7年です。

実現したい目標のためにワクワクしながら準備をしてください。

③固定費の見直し

節約というと、電気をこまめに消したり少しでも安い食材を買うようにしたり、といったイメージがあるかもしれません。もちろん、そういった日々の努力の積み重ねで出費を抑えることは可能です。

しかし、もっと大きなインパクトがあるのが固定費の見直しです。出費には「変動費」と「固定費」があります。「変動費」は、食費、日用品費など月によって金額が変動する費用のことです。一方、「固定費」は、住居費や保険料、通信費など毎月ほぼ一定金額で決まって出ていくものです。

まず、ご自身の出費のうちどれくらいが固定費でどれくらいが変動費なのかを把握しましょう。その中で見直しができるものがあるかどうか考えてみてください。

節約を考えたときには変動費に意識が行きがちですが、思い切って固定費を見直すことで日々の切り詰めをせずに大きく出費が抑えられることがあります。

ご相談いただいた中には、住居費や通信費、保険といった固定費の見直しにより、年間百万円単位で出費が減ったという方もいます。

また、日本人の出費を見ていると、保険に入りすぎている人がとても多いです。何かあった時のために、という気持ちはわかりますが、保険は大きな固定費になります。大きな出費であるにも関わらず、ご自身が加入している保険の内容を把握してない人も多いのです。加入している保険が本当に自分に必要なものなのかをしっかり検討することも大切です。

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④沢山お金が欲しいなら「仕組みづくり」

お金を貯めるためには無駄なお金を使わないという事も大事ですが、たくさんのお金を貯めるためには節約以上に収入を上げることが大事です。

お金が欲しいという方には、まずは徹底的に貯金することをお勧めしていますが、それは貯める事が目的ではなく、まとまったお金は何か行動するための資金という大きな武器になるからです。

仕組みづくりとは一言でいえば、リスクの伴う投資です。

雨水を手で集めるためには、ただ一生懸命に集めるのではなく、井戸があればいつでも水が汲めます。さらに、蛇口をひねれば水が出ます。このように自分が最前線で常に動かなくても水が得られるようになるのが仕組みづくりなのです。

自分が動かずに人に動いてもらう、お金に動いてもらうという話もあります。しかし、軌道に乗せた会社の社長や資金の潤沢な投資家に突然なれるわけではありません。

現状、そういった大規模の仕組み作りとは遠く感じられる方は自分の価値を上げる方法について考えていただきたいと思います。

自分の価値を上げていくことも仕組みづくりの一つであり、さらなる仕組みづくりへの第一歩です。例えば、資格を取ることやできる事を増やしていくことで仕事の単価が上がるかもしれませんし、交渉力もアップさせることができるでしょう。しかし、資格取得もスキルアップへの取り組みは、時間的経済的な投資が必要となります。また、必ず結果がでるとは限りません。リスクをとった自己投資です。

同じ仕事を同じように続けていても、収入が爆発的に増えることはありません。むしろ、生産形態・労働形態が変化するなかで、その時間当たりの価値が下がる傾向の労働が多いのです。年功序列もどこまで保たれるか分かりません。

確かに、出費を最大限抑えて貯金をしていくことも一つの生き方です。しかし、たくさんお金を貯めたいと思ったら、収入を上げていく方法を考えていく必要があります。そしてそのためには、お金どう使うか、が大事なのです。

お金の貯め方も大事ですが、お金を貯めるという事だけが目的にならないように、自分のお金の使い方と向き合っていってください。

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森井じゅん

公認会計士/米国ワシントン州公認会計士/税理士/FP。高校を中退後、大検を取得。レイクランド大学ジャパンキャンパスを経てネバダ州立リノ大学に留学。留学中はカジノの経理部で日常経理を担当。一女を出産し帰国後、シングルマザーとして子育てをしながら公認会計士資格を取得。平成26年に森井会計事務所を開設し、税務申告業務及びコンサル業務を行っている。http://www.horipro.co.jp/moriijun/

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