「会社四季報」最後のページから読んだことありますか? 〜意外にもお得な情報がゲットできるかも〜

安田恵子

2017.12.15.(金)

株式投資をやっている人なら「会社四季報」はもちろん毎号目を通していることと思います。わたしも例にもれず、定期購読を続けています。そして普段はオーソドックスに読んでいます。

でも時々、最後の方のページに注目しています。実はこれらのページにも結構使える情報が載っています。

たまには、後ろのページからめくってみよう!!

毎号必ず載っているのは、株主優待の一覧表です。これは株式投資の息抜きのページとして活用できます。

株式投資をしていて「気分転換したいな〜」とか、「最近うまくいかないな〜」などと思ったりしたことはありませんか?そんなときには少し目線をかえてみるというのも大事です。

わたしは、こういう時、自分で勝手に「お楽しみ銘柄」と命名して、「株主優待銘柄」を探したりします。

一般的には株主優待は3月、9月を権利確定月にしている企業が多いと思いますが、それ以外の月に「久しぶりに株主優待欲しいな〜」とか、「今月何か欲しいな〜」(実際に届く月はズレます)という時にも活用できます。また、他とは少し違うユニークな株主優待をくれる企業を探すのにも便利で楽しめます。

ユニークな株主優待+値上がり益+配当、そんなことは可能?

以前、『【実証】本当に株主優待とマイレージだけで「ゼロ円旅行」は可能?』の記事を書きましたが、その時使った「8848 レオパレス21」の株主優待もこの方法で見つけました。

過去にわたしが買った株で「ユニークな株主優待+値上がり益+配当」この3つを兼ね備えた銘柄の一例が下記です。(※株主優待は2017年11月24日現在の内容)

2267 ヤクルト本社

3月自社商品・9月神宮球場の観戦チケット(阪神ファンなので、神宮球場でヤクルト対阪神戦を無料で見られます。)

6630 ヤーマン

当時は1万円相当の自社商品(現在は2万円相当)いまより株価の安い頃でも1万円相当の自社商品をくれるという還元率のよさにひかれました。

4765 モーニングスター

「株式新聞WEB版無料クーポン」と、なぜかサプリメント。(サプリは自社関連商品だそうで、郷ひろみさんがコマーシャルをしています。)株式新聞は通常よりはやく配信されてくるので、日々の銘柄選びの参考になります。

4680 ラウンドワン

ボウリングなどの割引券とボウリングのレッスン(これは、ボウリングが上手になりたくて練習するために買いました。)

3053 ペッパーフードサービス

優待券3,000円分(通常は優待ねらいの場合、最低の単位の株数(100株)しか買わないのですが、ここは300株だったので、300株購入……後の値上がり益がすごかった。)

その他

ここからは実際にもらった事はないのですが、

5401 新日鐵住金
抽選で鹿島アントラーズ試合観戦招待券(この会社、今年7月24日の日経新聞1面のトップ記事に7割増益のタイトル記事がでました。)

3561 力の源ホールディングス
飲食割引カード。例えば一風堂のラーメンが割引で食べられます。

6071 IBJ
婚活パーティーの無料招待券というのも面白そうです。

ここで、誤解があるといけないので確認しておこうと思います。いくらユニークな株主優待だからといって、それだけで銘柄を選ぶのは危険です。あくまで銘柄選定のきっかけの1つとして考え、その後は業績なども分析していきます。つまり、キャピタルゲイン(値上がり益)を得る事ができる銘柄かどうかです。

わたしが担当している『経済入門スクール』4冊目の教科書にもでてきます。また、経済新聞を読んでいるとき、「この会社最近よく記事になるな」とか、「業績がいい」という記事を何度も見かけたりすると、よりその会社に親近感が湧いて経済新聞も楽しく読めるようになります。

経済がわかれば未来が変わる「経済入門スクール」はこちら

来年の「株主優待ゲット計画」を立ててみても面白い!!

この表を活用すれば、欲しい優待銘柄を年間を通じていつ購入するかという計画も立てやすくなります。その為の資金繰りを考えながら、権利確定月に効率よくその銘柄を買っていくことも可能になります。来年1年間の優待銘柄を買うスケジュールをいまから決めておくのもありです。

そして実際に買う時期が来たら、その時点でのキャピタルゲイン等の再確認をして、購入していけば効率よくゲットすることができるでしょう。

他にもお役立ちの特集記事が盛りだくさん

他にも毎回特集記事が組まれています。例えば、2017年秋号(9月に発売されたもの)であれば、2017年6月に開かれた株主総会のデータが載っています。

①総会にかけた時間 ②総会出席者の多かった会社 ③お土産 の内容も出ています。

驚いたのは、「9042 阪急阪神ホールディングス」が①②ともに上位にランキングされていたこと。この会社、株主総会なのに「阪神タイガースネタ」がでることで有名です。わたしも1度行ってみたくて、今年その目標を達成しました。確かに質疑応答長かった気がします。でも、すごくワクワクしました。

また、各社の想定為替レートと1円の円高円安の影響額なども載っています。

日経平均株価や自分が買いたいと思っている個別銘柄とリンクさせていくと、今後の日本の経済や個別銘柄の分析にも役立つでしょう。こちらも日々、経済新聞と連動させて読んで確認していくと相乗効果がでます。

株式投資もかたちから入る?

よくスポーツや習い事を始める時に、「自分はかたちから入るタイプ」といいます。マラソンを始めるなら、かっこいいウェアーとシューズを買って……というタイプです。

株式投資をなかなか始められない方、やってみたいと思っている方、この際、「かたちから入る」というのはいかがでしょう?数年後、誰かに「株式投資を始めたいけど、何からやればいい?」とアドバイスを求められたら、「自分は会社四季報から入ったよ」なんて答えたら、なんだかすごくかっこいい気がするのはわたしだけでしょうか?

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安田恵子

ファイナンシャルアカデミー認定講師。「経済入門スクール」「経済新聞の読み方スクール」で教壇に立つ。ファイナンシャルプランナー・マネーマネジメントコーチ・ヘルスフードカウンセラー。「食と健康とマネーを兼ね備えたライフプランニング」が得意。
大手保険会社の法人営業、英会話学校でのマネージメント業務を経て現職。経済新聞購読歴20年超。いつも経済や金融、経済新聞を好きになってもらいたいと真剣に考え、自らの経験からビジネス、プライベート、資産運用など多方面に活かせる方法を伝えたいと思って講演している。自身も個人投資家であり、経済新聞の中から上がる株を見つけるが好き。趣味はスポーツとスポーツ観戦。

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